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ART meets SCIENCE #6 絵画とリアリティ

2021年9月22日

ART meets SCIENCE

 9月21日(火)13:00より、文哲研オンラインセミナー「ART meets SCIENCE #6 絵画とリアリティ」をzoomにて開催いたしました。

 

ART meets SCIENCE #6 絵画とリアリティ

日時:9月21日(火)13:00〜15:00

参加者:96名(京都芸術大学教職員・学生)

講師:

森本玄(画家,美術工芸学科油画コース教授)

齋藤亜矢(芸術認知科学,文明哲学研究所准教授)(企画)

パネリスト:

辻井南青紀(小説家,文芸表現学科教授)※インタビュー映像での参加に変更

岡村寛生(映像作家,情報デザイン学科准教授) and more..

 

*講演概要ほか詳細:http://www.kyoto-art.ac.jp/iphv/topics/4757/

 

【特別公開】

第2部 デッサンのコツと絵画のリアリティ、第3部 パネルディスカッションのトークパート覚え書きを公開いたしました。

ぜひご一読ください。

AMS6_絵画とリアリティ20210921_覚え書き

 

【参加者感想(一部抜粋)】 

*科学的に整理された「写実的に書く方法」とても興味深く参考になりました。遠近法の話で「画家が先に発見して化学が後から追いついてきた」という話も特に興味深かったです。

 

*言語をもって育ってきた以上言語から離れることってとても難しいと感じました。リアリティは言葉や視覚によるものだけではなく経験によるものもあると思います。

 

*これまでの視点を変化させてものをみることも必要だと感じました。

 

*科学的知見が聞けたこと、先生の制作過程が見られたことなど、とても有意義でした。先生同士の対話も興味深かったです。

 

*スキーマ的描き方を極めたのがマンガであるという話にはなるほどと思いました。絵を描かない人から「キャラクターを描いてよ」と言われて困ってしまうことがよくあるのですが、これは自分がスキーマによる描き方に慣れていないせいだったのかと気づきました。写実的な絵を目指す者にとっては落ち込むことではないのかも、と気持ちが軽くなりました。
また、森本先生の実際の写生の様子を紹介していただいたのも興味深かったです。夜明け前から取り掛かったり時間の経過も含めて描いたり、実際的なことが色々と参考になりました。

 

*デッサン、写実的に描くことの難しさと、その上達のための科学的アプローチ方法?の片鱗をつかむことができたように感じる。

 

*これまで写実画に対して「写真でいいじゃん」と無知蒙昧な思いを抱いていたのですが写実画と写真は全然違うものであると理解できました。デッサン本とかでよく見る「デッサンは観察する力」という言葉の意義も腑に落ちました。齋藤亜矢准教授が「芸術は抽出」とおっしゃってたのが印象的でした。

 

 

 

ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました。

対面での開催が難しい情勢ではありますが、今後もzoom等を活用しながらセミナーや研究会などを開催する予定です。一般公開セミナー開催の際はこのホームページにてお知らせいたしますので、ぜひ楽しみにお待ちください。

 

文明哲学研究所

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