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芸術研究の世界#15「『不気味の谷』を超える復顔法の研究」

2022年10月28日

アクティビティ

日程終了しました

 11月2日(水)18:30より、文哲研オンラインセミナー「芸術研究の世界#15」を開催いたします。

 

 このセミナーは、一か月に一度実施します。セミナーの講師は、昨年度から引き続き、文部科学省科学研究費(通称:科研費)の研究代表者である8名の本学教員です。科研費は、人文・社会科学から自然科学まで、あらゆる分野の優れた研究を発展させることを目的として国から支給される研究費で、厳正な審査を経て採択され、数年間、申請した研究計画に沿って研究に取り組み、その成果を公表します。

 オンラインセミナー「芸術研究の世界」では、本学の教員が現在取り組んでいる芸術研究について、その研究を発想した経緯や研究の面白さ、難しさなども含めて存分に語っていただきます。セミナーでの質疑を通して、参加者の皆さんとともに、芸術研究の奥行きと拡がりに触れる機会となることを願っています。

 

 

芸術研究の世界#15

「『不気味の谷』を超える復顔法の研究」

講演者:戸坂明日香(文明哲学研究所/准教授)

日 時:2022年11月2日(水)18:30-20:00

対 象:京都芸術大学教職員、学生

 

【講演概要】

人間の頭蓋骨を元に生前の顔を復元することを「復顔」と言います。これまで復顔師として古代人から現代人の復顔制作に携わってきました。本研究では復顔の精度を確認するための比較検討やコンピューターを用いた三次元復顔法の研究に着手しています。また、他大学の科研費研究に分担研究者として加わり、復顔像の製作だけでなく、復顔を用いた人類学の教材開発等にも携わっています。本講演では私が現在関わっている科研費研究の進捗状況を皆様にお伝えします。

 

【講師略歴】

戸坂明日香(とさか・あすか)

2012年東京藝術大学大学院博士後期課程を修了。「日本人女性の三次元復顔法-寛永寺谷中徳川霊園墓所出土大奥女性の復顔-」で博士号(美術)を取得。日本科学未来館(科学コミュニケーター)、株式会社A-Lab(アンドロイドデザイナー)の勤務経験を経て、2020年7月より本学の文明哲学研究所に勤務。これまでに古代人から現代人を対象とした復顔像や復元画を制作し博物館や科学館などで展示している。

 

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【芸術研究の世界】 (タイトルは科研の採択課題です。講演内容は追ってご連絡します)

12月7日 前川志織 戦間期日本の嗜好品広告における間メディア性

1月11日 宇佐美智之 中央アジア・オアシス地帯における都市の成立と展開:ザラフシャン川流域を中心として

2月1日 大西宏志 オーラル・ヒストリー 芸術運動としての広島国際アニメーションフェスティバル研究

3月1日 牛田あや美 日本統治下の漫画家・北宏二/金龍煥の懸隔

※日程は講師の都合等で変更の可能性があります

日程2022年11月2日
時間18:30 - 20:00
費用無料
対象京都芸術大学教職員、学生
申込方法学内掲示板・学生専用サイト(通学・通信)をご確認ください
主催文明哲学研究所
文明哲学研究所

2015年度以前