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タイムトラベル美学#1「672-996:壬申の乱、長徳の変」

2022年12月7日

アクティビティ

日程終了しました

 2023年1月20日(金)18:30より、文明哲学研究所 吉岡洋先生による新企画、「タイムトラベル美学#1」を開催いたします。

 

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新企画「タイムトラベル美学」

私たちが生活している場所の周囲には、遠い過去の出来事を知る手がかりが至る所に散りばめられています。けれども普段は気にかけず通り過ぎていることが少なくありません。けれども過去の出来事は、意外に現在の私たちの生活に大きな影響を与えているのです。この「タイムトラベル美学」では身近な史跡を取り上げつつ、歴史を過ぎ去ったデータと見るのではなく、昔の人々とおしゃべりしながら過去をエステティック(美学的)に、自分のこととして感じる機会を提供しようと思います。歴史の勉強は暗記だと思っている人がいるかもしれないが、歴史は憶えることよりも感じることの方が大切なのです。

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タイムトラベル美学#1

「672-996:壬申の乱、長徳の変」

講演者:吉岡洋(文明哲学研究所 教授)

日時:2023年1月20日(金)18:30-20:00

対象:京都芸術大学教職員、学生

 

【講演概要】

京都市営地下鉄東西線の「御陵(みささぎ)」駅は、その名前から陵墓であることがわかりますが、それが誰のお墓なのかを知って、訪れてみた人は多くないでしょう。これは7世紀後半、弟の大海人皇子と対立した中大兄皇子(天智天皇)の陵墓です。彼らの対立の背景となった当時の東アジア情勢や、壬申の乱について考えてみたいと思います。またそこからほど近い山科の西には、10世紀の終わりに花山天皇が出家された元慶寺というお寺があります。そこで花山天皇(法皇)に焦点を当てて、平安時代における藤原氏と皇統との関係について、その雰囲気が実感できるようにお話をしてみたいと思います。

 

【講師略歴】

吉岡洋(よしおか・ひろし)

京都芸術大学文明哲学研究所教授。京都大学文学部・同大学院修了(美学芸術学)。甲南大学、情報科学芸術大学院大学(IAMAS)、京都大学文学部、こころの未来研究センター教授を経て現職。著書に『情報と生命』(新曜社、1993年)、『〈思想〉の現在形』(講談社、1997年)など。批評誌『Diatxt.』(ダイアテキスト)1~8号の編集、「京都ビエンナーレ2003」のディレクターをつとめた他、「SKIN-DIVE」展(1999)、「京都ビエンナーレ2003」、「大垣ビエンナーレ2006」などの展覧会を企画。映像インスタレーション作品「BEACON」プロジェクトチームメンバー。文化庁世界メディア芸術コンベンション(ICOMAG)座長(2011-2013)。美学会会長。日本学術会議哲学委員長。

 

 

日程2023年1月20日
時間18:30 - 20:00
費用無料
対象京都芸術大学教職員、学生
申込方法学内掲示板・学生専用サイト(通学・通信)をご確認ください
主催文明哲学研究所
文明哲学研究所

2015年度以前