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芸術研究の世界#20「芸術と言語表現」

2023年5月22日

アクティビティ

日程終了しました

 2023年6月14日(水)18:00より、文哲研セミナー「芸術研究の世界#20」を開催いたします。

講師は詩人、エッセイストで比較詩学を研究してこられた管啓次郎氏と、映像人類学者で映像作品から文学作品まで手がける川瀬慈氏です。さまざまな表現方法を持つお二人に、芸術と言葉の関係を中心にお話しいただきます。

 

芸術研究の世界#20

「芸術と言語表現」

講 師:管啓次郎(詩人、エッセイスト、明治大学教授)、川瀬慈(映像人類学者、国立民族学博物館)

聞き手:大辻都(京都芸術大学教授)、吉岡洋(京都芸術大学教授)

 

日 時:2023年6月14日(水)18:00-20:00

対 象:京都芸術大学教職員、大学院生

定 員:20名(先着順、要申込み)

 

【講演概要】

「映像で書くこと」川瀬慈

アフリカでのフィールドワークの経験を映像で書いてきた。出会う人たちにつき動かされながら語ってきた。様々な映像話法の試みを通して、文字というメディアで語ることについて試行錯誤し、表現の地平をひろげてきた。そんなことを、自らの作品を見せつつ語りたい。

 

「旅を書く、読書を書く」管啓次郎

あらゆる文章には必ずその起点となる経験がある。経験はいつもつづき日常と旅には究極的には区別がない。意識の潮目を書こうとするなら、すべては「旅を書くこと」になる。一方、あらゆる経験は即時に言語化され記憶される。読みはいつもつづきそれはいつも記されつつある。旅=読書=記述は切り分けられない。

 

【講師略歴】

管 啓次郎(すが・けいじろう)

1958年生まれ。詩人、比較詩学、翻訳家、明治大学教授。主な著書に『コロンブスの犬』、『本は読めないものだから心配するな』、『斜線の旅』(読売文学賞)。詩集に『数と夕方』、『Agend’Ars』『島の水、島の火』『海に降る雨』『時制論』。

 

川瀬慈(かわせ・いつし)

1977年生まれ。映像人類学者、国立民族学博物館勤務。主な著書に『ストリートの精霊たち』(鉄犬ヘテロトピア文学賞)、『エチオピア高原の吟遊詩人 うたに生きる者たち』(サントリー学芸賞、梅棹忠夫・山と探検文学賞)、『叡智の鳥』。

日程2023年6月14日
時間18:00 - 20:00
費用無料
対象京都芸術大学教職員、大学院生 20名(先着申込順)
申込方法学内掲示板・学生専用サイトをご確認ください
主催文明哲学研究所
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