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芸術研究の世界#25「復顔師・戸坂の研究報告―復顔研究の進捗と硫黄島遺骨収集事業について―」

2024年7月30日

アクティビティ

日程終了しました

 2024年8月7日(水)18:00より、文哲研オンラインセミナー「芸術研究の世界#25」を開催いたします。

 

 オンラインセミナー「芸術研究の世界」では、本学の教員が現在取り組んでいる芸術研究について、その研究を発想した経緯や研究の面白さ、難しさなども含めて存分に語っていただきます。セミナーでの質疑を通して、参加者の皆さんとともに、芸術研究の奥行きと拡がりに触れる機会となることを願っています。

 

 

芸術研究の世界#25

「復顔師・戸坂の研究報告―復顔研究の進捗と硫黄島遺骨収集事業について―」

講演者:戸坂明日香(京都芸術大学 文明哲学研究所 准教授)

日時:2024年8月7日(水)18:00-19:30

対象:京都芸術大学教職員、学生

 

【講演概要】

 人間の頭蓋骨から生前の顔を復元することを「復顔(ふくがん)」といいます。私が主に行っている復顔は粘土を用いた三次元復顔法です。復顔は粘土の造形技術だけでなく“骨を読み解くための知識と観察眼”も必要です。今回の講演では私がこれまでの制作や研究で関わってきた人類学・法医学・考古学等の専門家との交流から得た知識や経験についてお話するとともに、昨年の夏に遺骨鑑定研修の一環として参加した小笠原諸島硫黄島での戦没者遺骨収集事業についてもご紹介したいと思います。

 

*本講演では本物の人骨画像が資料として登場しますので苦手な方はご注意ください。また、画面の録画や撮影(スクリーンショット)は固くお断りいたします。ご了承ください。

 

【講師略歴】

戸坂明日香(とさか あすか)

 2012年東京藝術大学大学院博士後期課程を修了。頭蓋骨に粘土をつけて生前の顔を復元する復顔研究で博士号(美術)を取得。2013年より日本科学未来館に科学コミュニケーターとして勤務し、来館者とのコミュニケーションを中心とした活動や常設展示製作に携わる。2016年からは株式会社A-Labにアンドロイドデザイナーとして勤務し、人間類似型ロボット(アンドロイド)の製造とマネジメント業務に携わる。2020年より本学の文明哲学研究所に所属。古代人から現代人まで30名以上の復顔を制作し博物館や科学館などで展示している。

日程2024年8月7日
時間18:00 - 19:30
費用無料
対象京都芸術大学教職員、学生
申込方法学内掲示板・学生専用サイト(通学・通信)をご確認ください
主催文明哲学研究所
文明哲学研究所

2015年度以前