2017年3月28日
文明哲学セミナー
日程終了しました
第2回文明哲学セミナーの開催が決定いたしました。(共催:京都大学リーディング大学院PWS)
今回は、今年1月1日より当研究所客員教授としてお迎えした、土井隆雄先生にお話を伺います。
*このセミナーは、「人間とは何か」、「芸術とは何か」という造形大がつねに向き合う基本的な問いに対して、真摯に考える集いです。学術や芸術のみならず、宗教その他の分野で、同様な問いに向きあっておられる先達を囲んでお話を聴きます。
日程 | 2017年3月27日 |
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時間 | 16:00 - 18:00 |
場所詳細 | 京都大学吉田泉殿 |
費用 | 無料 |
対象 | 造形大、京大の学生および教職員 |
申込方法 | 文明哲学研究所 iphv@office.kyoto-art.ac.jp |
主催 | 文明哲学研究所 |
URL | 共催:京都大学霊長類学・ワイルドライフサイエンス・リーディング大学院 |
2017年3月15日
ART meets SCIENCE
新企画 「ART meets SCIENCE #1」が開催されました。
ART meets SCIENCE #1 茶道 meets 建築
「アート×デザイン×サイエンス×テクノロジー=?」
ゲスト:木村宗慎(茶道家,芳心会主宰)
岸和郎(建築家,京都造形芸術大学大学院教授)
コーディネーター:齋藤亜矢(芸術認知科学,京都造形芸術大学文明哲学研究所准教授)
日 時:2017年3月8日(水) 13時半~16時半
場 所:京都造形芸術大学 千秋堂
ART meets SCIENCE(AMS)#1 は、茶道家の木村宗慎氏、建築家であり当研究所兼任教授の岸和郎先生をゲストにお迎えしました。それぞれにご講演いただいた後、会場をお茶室にうつし、対談を行いました。
岸先生は、実際手がけられた建築物や歴史的なこと、木村先生はお茶とはどんなものなのか、茶道家を志した幼少期の体験など交え、多くの資料を用いながらわかりやすくお話してくださいました。また、お茶室では利休参禅の師である春屋宗園のお軸や藤村庸軒の花入れなど、木村先生にお持ちいただいた大変貴重なお道具の数々を実際に飾り、みなさまにご覧いただきました。(参加者45名)
2017年3月9日
アクティビティ
日程終了しました
千曲市さらしなの里歴史資料館にて開催の、齋藤亜矢准教授講演会情報です。
みなさまのご参加をお待ち申し上げております。
日程 | 2017年3月19日 |
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時間 | 13:30 - 15:00 演 題:『ヒトはなぜ絵を描くのか』-チンパンジー研究から洞窟壁画まで- |
場所 | 千曲市さらしなの里歴史資料館 体験学習室 |
場所詳細 | 千曲市さらしなの里歴史資料館 |
費用 | 無料 |
お問い合わせ | 千曲市さらしなの里歴史資料館 rekisi@city.chikuma.nagano.jp |
URL | 千曲市さらしなの里歴史資料館 |
2017年3月6日
芸術と平和
日程終了しました
世界初の原爆開発・製造が行われた米国ロスアラモスにて、”Visual Peace: War Transformed”と題して、ドキュメンタリー映画『ノーモア広島ノーモア長崎』上映会と「平和の新世紀」プロジェクト2017inロスアラモス 田中勝&ベッツィ・ミラー・キュウズ新作展を開催。
レセプションでは、「ヒロシマ・ナガサキ」をテーマに活動する京都造形芸術大学生ユニット伝播局PEAKが制作した「折り鶴ヒコーキ(原爆孤児の川本省三氏考案)」を参加者に届け、オバマ前大統領が折った同じ折り紙で、折り鶴を折ってもらう。
また、サポーターとして参加する広島平和記念資料館ピースボランティアの品川正則、俊子夫妻、ART Peaceの野村麗子氏等は、ロスアラモス博物館ボランティアとの非公式の集いを行う予定。品川俊子氏の父は、原爆ドーム(原爆投下当時の広島県産業奨励館)の中にあった貿易会社に勤務し、原爆投下当時、北京へ赴任していた。
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◆企画名:”Visual Peace: War Transformed”
◆作品展/レセプション:2017年3月14日(火)17:30-
◆上映会/対話の集い:2017年3月14日(火)19:00-
・上映作品:『ノーモア広島ノーモア長崎』(52分)
・登壇者
:ユキ・ナカムラ(『ノーモア広島ノーモア長崎』監督)
:ベッツィ・ミラー・キュウズ(アーティスト/壁画家/Jemez Fine Art Galleryキュレーター)
:田中勝(被爆二世アーティスト/芸術平和学研究者/京都造形芸術大学准教授)
:ジュディス・スタウバー(ロスアラモス博物館館長/ロスアラモス・ジャパン・プロジェクト創設者)
入場:無料
会場:Fuller Lodge Art Center(ニューメキシコ州ロスアラモス/U.S.A.)
住所:2132 Central Ave. Los Alamos, NM 87544, U.S.A.
主催:ロスアラモス歴史博物館/NPO法人ART Peace
助成:公益財団法人ヒロシマ平和創造基金「ヒロシマピースグラント2016」
お問合せ:ロスアラモス歴史博物館 http://www.losalamoshistory.org/contact.htm
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◆「平和の新世紀」プロジェクトとは、
アメリカ・ロスアラモス出身の画家ベッツィ・ミラー・キュウズと、現代美術・映像作家の田中勝(京都造形芸術大学文明哲学研究所・准教授)による共同作品制作。ベッツィ・ミラー・キュウズの父親は、1945年の当時、原子爆弾製造のマンハッタン計画に携わった物理学者であり、田中勝の父親は、広島の被爆者。戦争を起こしてきた過去の歴史を転換し、平和を創造する生命の世紀の新しい歴史を残すため、日本をはじめ、アメリカ、中国、韓国、台湾、カナダ等で、平和のメッセージを発信する作品展示や学校交流プロジェクトを開催。2009年にはニューヨーク国連本部で作品展示を実施してきた。
◆ドキュメンタリー映画『ノーモア広島ノーモア長崎』
『ノーモア広島ノーモア長崎』は、被爆60年のときにカナダのテレビ局によって制作されたドキュメンタリー映画。映画には、広島、長崎の被爆者の方々と共に、ベッツィ・ミラー・キュウズと、田中勝と父が出演し、音楽をカズンの漆戸啓が担当している。
・制作:カナダ多言語放送局オムニ・テレビジョン(2007年)
・監督:ユキ・ナカムラ
・出演:坪井直(広島:広島県被団協理事長)、山口仙二(長崎)、谷口稜曄(長崎)、エアリル・コート(カナダ人平和活動家)、田中一夫(広島)、田中勝(広島:被爆二世)、ベッツィ・ミラー・キュウズ(米国)等
・2007年:DOXAドキュメンタリー映画祭(カナダ)で最高賞受賞
・2010年5月:ニューヨーク国連本部NPT再検討会議NGOサイド・イベントにて上映(米国・ニューヨーク市)
・その他、広島平和記念資料館(ピースボランティア)、廿日市市、尾道市等にて上映
日程 | 2017年3月14日 |
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場所 | Fuller Lodge Art Center(ニューメキシコ州ロスアラモス/U.S.A.) 2132 Central Ave. Los Alamos, NM 87544, U.S.A. |
費用 | 無料 |
主催 | ロスアラモス歴史博物館/NPO法人ART Peace |
URL | ロスアラモス歴史博物館 |
2017年2月26日
アクティビティ
「芸術とは何か」「人間とは何か」
多角的な視点から考えてゆく試みの一環として、2月16日・17日の2日間にわたり小豆島研修を実施しました。
松沢所長や客員教授の先生方に関わりの深い野生動物調査研究(今回は特にサル団子、ニホンザルの行動観察)をメインに、当研究所アドバイザーのヤノベケンジ先生や造形大生が関わる瀬戸内国際芸術祭作品鑑賞などを盛り込んだ、大変有意義な研修となりました。また、小豆島の塩田幸雄町長、町役場の井上彩さんが研修に同行、小豆島を案内してくださいました。
日 時:2017年2月16日(木)・17日(金)
場 所:小豆島(香川県)
研修内容:サル団子観察(於 寒霞渓おさるの国)
瀬戸内国際芸術祭 ヤノベケンジ先生の作品鑑賞
(THE STAR ANGER,小豆島縁起絵巻,ANGER from the Bottom等) 他
参加者(敬称略):松沢哲郎,田中勝,齋藤亜矢,能登原由美,小野塚佳代,狩野美紅,
尾池和夫,ヤノベケンジ,幸島司郎,青木秀樹 (計10名)
研修のメインテーマは、「サル団子」の観察。
小豆島のサルは、冬の寒さをしのぐため、何匹何十匹、時には百匹以上が団子のように固まり「サル団子」を形成することで有名です。その様子は真冬の風物詩の如くニュースでも取り上げられ、映像で目にしたことのある方も多いかも知れません。サル団子は真冬の小豆島、とりわけ寒さ厳しい日の夕方頃観察される、大変貴重で珍しい行動といわれています。それ故、冬の小豆島に行けば必ず見られるというわけではなく、文哲研メンバーも、実際のサル団子を見たことのない者が大半でした。
2月16日 観察初日
立春から2週間以上過ぎたこの日、小豆島はとても暖かなお天気。ニホンザルも三々五々、気持ちよさそうに毛づくろいやひなたぼっこをしていました。サルは人に慣れており、サルと人との距離が大変近いことが印象的でした。一向にサル団子ができる気配はなく、夕方5時過ぎ、初日の観察終了。
2月17日 観察2日目
午前中は、小豆島町長さまご案内のもと、島内に点在するヤノベケンジ先生の作品などを鑑賞。ヤノベ先生直々に作品を解説していただきました。
この日は小雨まじりのお天気だったものの、気温はさほど低くなく、サル団子観察は難しいように思われました。しかし、昼過ぎから徐々に冷たい北風が吹き始め、「寒霞渓おさるの国」に着く頃は冬の寒さに。
大きなお団子ではなかったものの、数匹から数十匹で形成されたサル団子が、あちこちに見られました。
サル団子は雌ザルと子ザル、ボスザルがメインとなり形成されているようでした。ボスザルは常に団子の上や、内側の一番暖かい場所を占拠。子ザルは母ザルに抱かれ、ぬくぬくと気持ちよさそうな表情を浮かべていました。また、観察の途中に餌付けの時間があったのですが、餌を求めてすぐに離散する群と、餌を前にしても団子を形成し続ける群とがあり、興味深く感じました。
おしくらまんじゅう状態のサル団子は、想像より遥かに興味深く、かわいらしく、見ていて全く飽きないものでした。寄り添い合う姿はとてもあたたかそうで、みな恍惚とした表情を浮かべていました。各々カメラ片手に夢中でサル団子観察を続けました。
文哲研初の試みとなったこの小豆島研修では、芸術や科学、それぞれ異なる専門分野の研究者が集まり、異なる目線から同じものを観察し、分野を越えた議論を交わすことができました。「多角的視点からものを見、考える」ことは、この研究所のテーマのひとつでもあり、新企画「ART meets SCIENCE」や「文明哲学セミナー」にも通じるものであると思います。そういった意味でも、今回の小豆島研修は、大変意義深いものとなりました。
研修を企画するにあたり、お力添え賜りましたみなさま、ありがとうございました。
この場をお借りして、心よりお礼申し上げます。