アートプロデュース学科

イベント

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2020年12月28日  イベント

(イベントレポート)『10/29 奥村雄樹さんトークイベント』

 

2020年最後に紹介するブログは、イベントレポートです。

 

今年は、これまで実施してきた”対面形式”でのイベント開催ができず、

”オンラインでのイベント開催”や、コロナウイルス感染防止対策に取り組みながら、

”新しい形でのイベント企画・実施”に挑戦する1年になりました。

 

アートプロデュース学科のプロジェクト型の授業「ARTZONE」の授業内で、

イベントの企画・運営を担当した学生から、報告が届きましたので、ご紹介します。

 

「ARTZONE LECTURE SERIES vol.2 コンセプチュアルの、パーソナルの消息の捜索へ」と題し、

アーティストの奥村雄樹さんをゲストにお迎えし、開催しました。

林田先生・山城先生指導のもと、学生たちがイベントの企画・運営を行い、前期中はオンラインイベントを開催、

今回は「オンラインとオフライン」を一つの場で融合させる実験に挑戦しました。

 

本イベントは学内関係者のみに開かれたイベントになりましたが、このレポートでイベントの雰囲気を皆様にお伝えできればと思います。

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10月29日、アートプロデュース学科がおこなっている社会実装科目の一つ、通称ARTZONEの授業でトークイベント「ARTZONE LECTURE SERIES vol.2 コンセプチュアルの、パーソナルの消息の捜索へ」を開催しました。

 

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登壇して頂いたのはアーティストの奥村雄樹さん。作品制作を行いながら、近年はコンセプチュアル・アートについて調査を行っています。今回のトークでは、コンセプチュアル・アートを最初に提唱したソル・ルウィット(1928-2007)の考えを軸にして、コンセプチュアル・アートの実例を交えながら話をしていただきました。

 

コンセプチュアル・アートにおいてアーティストは「制作者」というよりはむしろアイデアの「着想者」です。絵画作品のようにアーティストが作品を手がけた痕跡は残りません。コンセプチュアル・アートでは、アーティストの気配を限りなく切り詰めていくことが求められてきたのに対して、奥村さんは、むしろアーティストの気配が浮かび上がってくることこそがコンセプチュアル・アートの核なのではないかと語ります。奥村さんは、そのような構想にもとづいて制作を行い、ときに誰かのストーリーや作品を繋ぎ合わせながら自身や他者のパーソナリティを変質させる試みを行っています。その活動については、奥村さんのウェブ・サイト(リンク:http://yukiokumura.com/)を参照してください。

 

 

奥村さんは現在ブリュッセルに住まわれています。レクチャーの内容や段取りについては、奥村さんとzoomでミーティングを行ったり、メールを用いたりして、全てオンラインで決めていきました。

 

企画会議、オンライン・ミーティングの様子

企画会議、オンライン・ミーティングの様子

コロナの影響で一気にオンライン化が進んだ新しい環境のなかで、ARTZONEの授業ではオンラインでの取り組みの新たな可能性を探っています。今回は、新しいトークイベントのかたちとして、オンラインとオフラインをひとつの場で融合させることを試みました。

 

奥村さんの活動のなかにみられる「パーソナリティを拡張する」という試みを会場設営にも反映させようと、スクリーンやディスプレイを複数用意し、奥村さんが同時に何人も話しているかのような状況を作りました。2012年に東京国立近代美術館で開催された「14の夕べ」というイベントで奥村さんが行ったパフォーマンス《河原温の純粋意識あるいは多世界(と)解釈》に着想を得て、トークイベントの会場を構成しました。

さらに、複数のスクリーンにあわせて、それぞれに講義室、居間、展覧会場、グループワークの場というように雰囲気を変えました。そうすることで、観客が座る場所によって異なるコミュニケーションを生じさせようと試みました。

 

 

イベント当日、会場設営の様子

イベント当日、会場設営の様子

 

イベント当日、会場の様子

イベント当日、会場の様子

当日は感染対策の一環として学内の方のみを対象に開催することとなりましたが、事前に用意していた席数では足りなくなるほどたくさんの方にお越しいただきました。お越し下さった皆様、ありがとうございました!

 

 

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アーティストであると同時に翻訳家としても活動している奥村さんは、コンセプチュアル・アートと翻訳は似た性質を持っていると話します。他者の言葉を翻訳していくなかで、「ウルトラパーソナル」な、すなわち、他者の言葉を話すことで逆に翻訳者自身の個人性が切り詰められた形で発揮されていくという現象と、「トランスパーソナル」な、すなわち他者と自身が交わっていくという現象がおこります。そのような、パーソナリティを変質させるという特徴がコンセプチュアル・アート自体にもあるのではないか。

このような視点から、コンセプチュアル・アートの歴史を辿りつつ、奥村さんが構想している次回作についてお話して頂きました。

 

 

 

 

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レクチャーが終わったあとは、Googleフォームを使って参加者から質問を受け付け、奥村さんに届けました。各自質問を送る方もいれば周りの人たちと話して問いを膨らませながら質問を送る人もいて、会場構成が効果を発揮した場面となりました。

 

たっぷり2時間のレクチャーとなりましたが、皆さん最後までしっかり耳を傾けてくださいました。コンセプチュアル・アートをめぐる濃密なお話を聞くことができ、受講者の方からも「人生が変わった!」「言葉ひとつひとつの意味や使い方に敏感になった」などの感想を頂きました。

 

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振り返ってみると、実験的な試みをたくさん盛り込んだ企画になりました。改善点は勿論のこと、得られた発見がたくさんあります。ふりかえりを経て、現在次の企画にむけてミーティングを重ねています。人と人との距離感が大きく変わったことで、様々な縛りが増えたように感じるこの頃ですが、この状況をいかに面白がるか、面白さを見出していくかという視点から、また新しい企画を作っていきたいと思います!(文:2回生 山本小蒔)

 

 

 

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2020年8月7日  イベント

社会人向けオンラインセミナー開催

京都芸術大学では、学内での学びだけではなく、企業や行政、団体などと協働して学外での「仕事」を実践することで、学生のうちから社会経験を積むことができる様々な「社会実装プログラム」が用意されています。

 

アートプロデュース学科でも、「仕事」として企画や展示をおこなう「ARTZONE」、調査研究や評価をおこなう「リサーチ・プロジェクト」、教育や普及活動をおこなう「ACOPArt Communication Project2」という、プロデュースにまつわる3つの分野の社会実装が授業としておこなわれています。

 

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アートプロデュース学科1年生が必修で受講する「ACOP」の応用編、「ACOP2」の受講生からセミナー開催の紹介が届きました。

 

ACOPは、グループで感想や疑問などを話しながら作品を鑑賞する、「対話型鑑賞」という手法を用いた学科独自の教育プログラムです。

美術館や学校教育はもちろん、最近では大手企業の研修や医療教育などにも取り入れられ、メディアでも報じられている注目の教育手法です。

 

今回、ACOP2では、本学アート・コミュニケーション研究センターと連携し、社会人が対話型鑑賞の手法を学べる連続セミナーを企画、開催します。

うれしいことに講座は大人気で、募集開始後すぐに定員は埋まってしまいましたので、セミナーの告知としてではなく学生の活動としてご紹介します。

 

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こんにちは!ACOP2広報部です。

8月に入り蝉の声が一際高く、暑さも日ごとにましてきましたね。

皆様はいかがお過ごしでしょうか?

 

さて本日は、広報部からオンラインセミナー開催のお知らせをいたします。

PowerPoint プレゼンテーション

 

皆さんは「対話型鑑賞」や「ファシリテーション」というものをご存知でしょうか?

 

知らない、またはもっと知りたいというそこのあなた!

なんと8月と9月に計4日間の「大学生と学ぶ対話型鑑賞ファシリテーション」オンラインセミナーが開催されます。

 

これはアートプロデュース学科の学生が取り組んでいる「ACOP2」の一環で企画した、社会人が学生とともに対話型鑑賞やファシリテーションを学ぶセミナーです。

 

 

ACOP2とは、美術館や教育現場、企業などからも注目されている対話型鑑賞の手法を学んだアートプロデュース学科の学生が、アートの普及活動を社会に向けて実施する授業です。

 

私たちは、今回のセミナーを開催するにあたって、改めて対話型鑑賞(ACOP)の効果の数々を振り返りました。

それらを踏まえ、さまざまな対象分析やプログラム作成などのミーティングを日々重ねています。

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実際のミーティングに使ったスライドの数々😆 

実際のミーティングに使ったスライドの数々😆

ACOP2のメンバーで話し合っていた時、みんなでお互いの意見をすり合わせたり、相手の話をより理解しようと考えたりしました。その中で私たちは一回生の後期にACOPを受講していた、当時の感覚や熱意を次第に思い出していきました。

 

 

今改めて振り返ってみると、一回生の頃に対話型鑑賞から学んだことは確かに繋がっていて、現在の私たちの糧になり、このセミナーに向けてのミーティングにも役立っているんだなと再確認することができました!

 

また、このセミナーのミーティングに限らず、

 

・グループワークや普段の会話をするときに、あくまでも自分の意見は持ちながら、相手の意見の理由や状況を汲み取ろうとする意思をより持つようになった。

 

・対話型鑑賞を経験して、今まで苦手だからと避けていた問題と直面した場面は多々あった。それらをひとつずつ解決していく過程で、初めて私は人と会話することが好きだと気付けた。人と話すときに目を見れるようになった。

 

・今まで以上に言葉に敏感になった。映画やドラマなどで聞くセリフの語尾や言葉遣いも気にするようになり、積極的に考えるようになっていた。また、言葉について考えることが以前より好きになった。

 

など、それぞれ一人一人がいままで学んだことが実際の生活の中で活きている、または繋がっているんだということに気付くことも出来ました!!

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私たち学生にとってオンラインでの開催は初めての取り組みなので、大変緊張していますが、参加者の皆様とともに学べることがとても楽しみです!😳

 

私たち自身も、まだ対話型鑑賞の経験が浅く、ファシリテーションのやり方や応用の仕方は試行錯誤の段階ですが、参加者の皆様と一緒に、新たな学びを生み出せることを期待しております!

また、皆さん自身の日常に良い刺激を少しでも与えることができたら幸いです。

 

セミナー内容はこちらから

https://www.acop.jp/news/q=5279

 

 

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2020年7月2日  イベント

1日体験オープンキャンパスのお知らせ

こんにちは、アートプロデュース学科研究室です。

 

オープンキャンパスが、7月5日(日)8月2日(日)に開催されます。

7月5日(日)は、オンラインで学科の授業が体験できるオープンキャンパスです。

「アートプロデュース学科が、どんな学科なのか?」知ることができます。

 

オンラインでの開催なので、遠方に住んでいる人も自宅から参加できます!

「オンラインだから一方的に説明を聞くだけ??」と思われるかもしれませんが、

ご安心ください!実際に大学で行われているような授業に参加できるんです。

皆さんからの質問をチャットや音声で伝えることができるプログラムを用意しています。

 

 

↓ 詳しくはこちら ↓

 

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授業は「マンガでわかるアートの魅力」です。

授業を担当されるのは、伊達隆洋(だて たかひろ)先生。

先生は、心理学をご専門にACOPといって対話型鑑賞の授業などを担当しています。

 

昨年の伊達先生による体験授業の様子

昨年の伊達先生による体験授業の様子

「マンガでアートが分かるの?」と疑問に思った高校生の皆さんは、ぜひ、参加してご自身の目で確かめてみてください。

当日は、大学生も一緒に授業に参加します。

大学の雰囲気や学生生活について等、なんでも直接質問することができます。

 

アートプロデュース学科の雰囲気を体験できるチャンスです、ぜひご参加ください😄

体験授業の申し込み、お待ちしております!

 

昨年の授業の様子も、ぜひ ご覧ください。

 

 

お申し込みは☞こちら

 

 

 

 

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2020年2月21日  イベント

【卒業展・論文発表会】ご来場ありがとうございました!

2月8日(土)からはじまった「京都造形芸術大学 卒業展 修了展」が終了しました。

アートプロデュース学科の展示には、約1800人!の方々にご来場いただきました。ありがとうございました!

 

今年度のアートプロデュース学科の展示は、すべてが論文。論文の内容をまとめた要旨とともに、これまで読んできた本や執筆するまでに至った経緯をまとめたチャート、キャッチコピーが合わせて展示されました。

来場者からは、「作者の興味からの疑問への移りなどが図式化されていてみやすかった」、「初めて論文を読もうと思えた」、「卒論をビジュアル的に興味を持たせる展示方法がいい」といった感想をいただきました。

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卒業展会期中の2月8日〜9日には「2019年度 論文発表会」を行い、16名の4回生たちそれぞれが、ミュージアム、キャラクター、教育、信仰など多岐にわたるテーマを研究し、その成果を発表しました。

右:柴田健一(学生と教師が互いに支援するという支援像) 左:治金わかな(文部省が選んだ二宮金次郎——二宮金次郎のおもいは引き継がれているのか——)

右:柴田健一(学生と教師が互いに支援するという支援像)
左:治金わかな(文部省が選んだ二宮金次郎——二宮金次郎のおもいは引き継がれているのか——)

発表会の後には、ノミネート者の表彰式が行われ、以下5名の学生が受賞しました。おめでとうございます!

学長賞:森川美里  |  地を這うバレリーナ——バレエ史からみる『ジゼル』(マッツ・エック演出、1982年)の

身体性——
● 優秀賞:屋宜初音  | 「境界」を失ったミュージアム——「儀礼」という観点からみる観賞の場——
 奨励賞:奥山和紀  | 〈私〉だけのウエディング・ストーリー ——花嫁はなぜ結婚式のヒロインになったのか——
同窓会特別賞: 西村歩 | 子どもの発達におけるミュージアムの役割
アートプロデュース学科特別賞:天野紗里 | 監視社会でいかに生きるか——ミシェル・フーコーのパノプティコンを手がかりに——

指導教員のコメントが刻まれた、たった1つの賞プレートが授与されました!

受賞者には、指導教員のコメントが刻まれた賞プレートが授与されました!

4年間お世話になった先生方からは、論文の講評と今後の課題、活躍を期待するメッセージをいただき、涙ぐむ学生も…。先生や後輩たちの言葉を忘れず、これまでの経験や学びを次の場所に繋げて、さらに飛躍してほしいと思います…!

右から時計回りに、伊達先生、山下先生、林田先生、阿部先生

左上から時計回りに、伊達先生、山下先生、林田先生、阿部先生

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アートプロデュース学科の卒業展、論文発表会にお越しいただいたみなさま、ありがとうございました。

今年度の卒業展と発表会は終了となりましたが、次年度にはさらに良い展示、研究の成果をみなさんにみていただけたらと思います!

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2020年2月16日  イベント

【ARTZONE 主催】展覧会「DOUBLES+」来週から開催です!

みなさん、こんにちは。

約1週間に渡って開催された京都造形芸術大学の卒業展、修了展も本日で最終日となりました。

これまでの経験や学びを詰め込んだ4回生の展示をたくさんの来場者にご覧いただけて、学生一同喜んでいます!

本日で展示期間は終了してしまいますが、次週からは2回生が中心となって運営をしているARTZONEときょうと障害者文化芸術推進機構主催の展覧会がはじまります。

 

昨年の11月に京都府立京都学・歴彩館1F小ホールにて開催された「共生の芸術祭 DOUBLES」の展示をもとに、

アートプロデュース学科の学生がDOUBLES+(プラス)」として、再展示を行います。ぜひお越しください!

そして、今回は作家として5名の学生が作品を出展することとなりました。普段は展示の企画で作品の魅力や価値を伝えることを学んでいる学生たちが、実際にモノとしての作品制作を通して、なにを表現し、伝えようと試みたのか、会場でご覧いただけたらと思います。

 

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2019年度 共生の芸術祭 DOUBLES

20202 20 日(木)ー3 2 日(月)(会期中無休)

開館時間:10時〜18

会場:京都造形芸術大学 Galerie Aube/ギャルリ・オーブ

主催:京都造形芸術大学アートプロデュース学科、きょうと障害者文化芸術推進機構

会場構成:dot architects 広報デザイン:中崎

 

協力:社会福祉法人 みずなぎ学園 みずなぎ鹿原学園、社会福祉法人 安積愛育園 障がい支援施設あさかあすなろ荘、社会福祉法人 豊中きらら福祉会 ワークセンターとよなか、社会福祉法人 みぬま福祉会 川口太陽の家・工房集、喫茶ギャラリー さろん淳平、capacious、社会福祉法人 安積愛育園 はじまりの美術館、大村京子(ei-roomスタッフ)、太田朋香、澤田遊星、高尾岳央、戸田樹、福島良平、宮地ひなの(順不同)

  

【出展作家】

美濃彩子+歌舞伎俳優(MINO AyakoKabuki Actor

中根恭子+支援スタッフ(NAKANE KyokoSupport Staff

須田久三+喫茶店オーナー(SUDA KyuzoCoffee Shop Owner

佐久間宏+歴代支援員(SAKUMA HiroshiSuccessive Care Worker

杉浦篤+大切な思い出(SUGIURA AtsushiPrecious Memories

愛ちゃん+ネギ(Ai-chanRaw Cibol

アーティスト+キュレーター(ArtistsCurator

おおむら先生+こどもたち(Ms. OmuraKids

中西さとか+ミミちゃん(NAKANISHI SatokaMimi-chan

中野達樹+じいちゃん(NAKANO TatsukiGrandpa

 

【イベント情報】

トーク・セッション:「ダブルス」から考える

日時:202022015:0016:30(開催時間を誤って掲載していました:2月20日修正

会場:京都造形芸術大学 Galerie Aube/ギャルリ・オーブ

 

スピーカー

柿木真菜(きょうと障害者文化芸術推進機構)

小川俊一(きょうと障害者文化芸術推進機構)

山城大督(京都造形芸術大学アートプロデュース学科)

林田新(京都造形芸術大学アートプロデュース学科)

 

【概要文】

きょうと障害者文化芸術推進機構が中心となり毎年開催される「共生の芸術祭」。2019年度は1116日から27日にかけて、京都府立京都学・歴彩館1F小ホールを会場にして開催されました。今年度のテーマは「ダブルス」。その概要文は以下のようなものでした。

 

きょうと障害者文化芸術推進機構と京都造形芸術大学アートプロデュース学科が連携し、2019年度 共生の芸術祭「DOUBLES」を開催いたします。障害を持つ人が作ったものが美術館やギャラリーに展示されると、それは「作品」と呼ばれ「作者」の個性と結び付けられるようになります。本展が注目するのは、作られたものが「作品」となるその一歩手前です。本展に出展される「作品」は展示のために作られたものではありません。誰かと何かと関わりながら共に生きてきた日々のささやかな振る舞いの蓄積が「作品」に繋がっています。

本展では、こうした「作品」の一歩手前にある共生の営みを、一方向的な介助や補助というよりは、相互的なダブルスと言い表します。障害を持つ人の「作品」を「作者」の個性に帰属させるのではなく、介助や補助の帰結とみなすでもなく、“誰かと何か”と共に生きるダブルスの軌跡として捉えること。その時、誰かと何かと共に生きる技術としての「共生の芸術」のエッセンスが「作品」に潜んでいることに気がつくでしょう。

20202 20 日(木)〜3 2 日(月)には、本展を新たに再構成した巡回展を京都造形芸術大学Galerie Aube / ギャルリ・オーブにて開催いたします。こちらにも是非足をお運びください。

 

20202 20 日(木)から3 2 日(月)にかけて京都造形芸術大学ギャルリ・オーブを会場に開催される本展では、201911月に開催された展覧会「DOUBLES」を改めてアートプロデュース学科が再展示します。本展では、11月の展示から引き継いだ「ダブルス」というコンセプトをより普遍へと切り開くべく、「DOUBLES+」という新たなタイトルのもと、以前の展示を大きく展開し拡張していきます。ともすれば誰かと何かとともに生きるという営みは、あまりに自明かつ平凡であるがゆえに興味をひくことはないかもしれません。しかし、そのささやかな営みは、実は繊細な豊穣さを湛えているのです。本展では共に生きるという「共生の芸術」の豊穣さの一端に触れていただけることでしょう。きょうと障害者文化芸術推進機構と京都造形芸術大学アートプロデュース学科の、およそ一年に渡るダブルスの成果を是非、御覧ください。

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