2013年7月
2013年7月26日 ニュース
いよいよ27日、28日はオープンキャンパス! 学生たちが準備をしてくれています。
「こども芸術学科」って何?
「子どもの未来」と「これからの社会」をつくるって?
現役学生や教員と、語りませんか?
こども芸術学科では、絵本も作ります。でもただ作るだけではない!
直接、子どもに語ります!そして、子どもから学びます!
大切なことは子どもが一番知っている!
子どもと社会を深く考え、制作、表現します。
こども芸術学科は、ほんとに楽しいひとばかり!
わたしたちがお待ちしています!
こども芸術学科の3つの柱
1 気づきの場がある。
学内こども芸術大学、ピッコリ―(子ども図書館)との連携・協働。
こども芸術大学 http://www.kodomo-art-ac.jp/
2 保育者になる。
保育士資格 児童厚生一級指導員 社会福祉主事任用資格 などが取得できる。
子どもの創造性、人間性、自己肯定感を芸術で育む保育者の養成をしています。
3 芸術で生き方を探す。
芸術をまなび、自己実現やコミュニケーションのあり方を探る。
こども芸術学科では、芸術と保育の両面からアプローチしていきます。
(浦田雅夫:教員/子ども家庭福祉・学校臨床)
2013年7月25日 授業風景
先日、こども芸術学科 Aゼミで、NPO法人 Swing さんを訪問してきました。
Swing さんは、障がいのある方の就労や生活を支える通所施設です。
しかし、ふつうの施設ではない。みなさん「福祉」というのはどのようなイメージでしょうか。
くらい、かわいそう、何もできない・・・ネガティブなイメージが多くありませんか。
このSwingさんは そんなイメージを吹き飛ばす施設です。
利用者の方も、職員もみんなイキイキ、表現をしています!
http://www.swing-npo.com/index.html
まず、施設長の木ノ戸さんのお話しをお聞きしました。
「オレたちひょうげん族」どこかで聞いた・・・ような。
利用者の方の表現がすばらしい!
おっと、これは、元副手の亀井さん
NHKハート展にも多くの方が、選ばれています。
こども芸術学科では、保育士資格とともに社会福祉主事任用資格が取得でき、
障がいのある方を支援する施設にも、多くの卒業生が就職しています。
(浦田雅夫:教員/子ども家庭福祉・学校臨床)
2013年7月18日 ニュース
京都は盛大な祇園祭も過ぎ、いよいよ暑い夏を迎えています。
こども芸術学科の学生達も、期末レポートやら合評前の制作追い込みやらで昨日も遅くまで制作室で頑張っていました。
さて、ニュースと呼ぶにはだいぶ時間が経ってしまいましたが、今年度から学長に就任された尾池和夫先生が「俳景(四)洛中洛外・地球科学と俳句の風景」を出版されました。
第24代京都大学総長も務められた尾池先生は、今や京大名物となった「総長カレー」の監修をされたことでも有名です。その尾池先生の御本に掲載する挿絵の一部を、こども芸術学科4年次生の伊藤飛鳥さんが描かせていただきました!
その御本、こんな感じに仕上がっています。
報告に来てくれた4年次生の伊藤さんに話を伺いました。
尾池学長からは、描く前と描いた後にそれぞれ夕食会を開いていただき、挿絵を担当する学生全員を招いてお話しする機会をいただいたそうです。
伊藤さんが描いたのは鉛筆画。学長の俳句に合わせるように花を描いてみたが、ミカンやコーヒーカップを選んで採用していただいたのが意外だったとのこと。
でも、このようなチャンスを頂けたおかげで、卒業制作では自分の出身地である生名島(いきなじま)の風景を描こうと思うきっかけとなったそうです。
伊藤さんの出身地、生名島で取材したスケッチ群の一部を紹介します。
尾池先生、過日は学生と「朝ご飯を食べる会」も開いていらっしゃいました。食事を共にすると、和みながら色んな話が出来ますから、伊藤さんも尾池先生とお話し出来る貴重な機会をいただけたのではないでしょうか。
(森本玄:教員/絵画)
2013年7月10日 イベント
2013年6月28日から30日まで、こども芸術学科Aゼミ3回生は、長野県小諸市
にある、茶房 読書の森 へ 行ってきました。
http://www.ne.jp/asahi/dokusyonomori/shinsyu/
この読書の森の依田夫妻のお嬢様は、本学ASP学科の卒業生であったり、
何かと、ご縁のある方々との出会いでした。緑いっぱいのなか、学生たちは、
たくさんのことをまなびました。
これがあの有名な 田島征三+松本雅隆 作 「どうらくオルガン ちちんぷいぷい」
こんなゲルに泊まりました。思い出を描写する福田さん。
緑のなかで眠る西谷さん。
幸せの四葉を発見した、どや。松尾さん。
ヤギを散歩させているのか、ヤギに散歩に連れて行ってもらっているのか八木さん。
長野 童画館「イルフ」学芸員の齊藤さんも来てくれました!1期生です。
どうらくオルガンのなかは、こんな感じでした。楽しかったー。
建物も、もみんなで作ります。
土壁も作ります。
乳だってしぼります。
ほんとうに緑がいっぱい!
吉井くんは、えらいところまで登って行きました。
西谷さんが描いた絵は、ロバくんに半分食べられました。
(浦田雅夫:教員/子ども家庭福祉・学校臨床)
2013年7月9日 授業風景
こども芸術大学の子どもたちと学生たちで瓜生山を舞台に物語を展開します。
報告が遅れましたが、年中さんとの活動を報告します。
年中さんとは言え、目の前にいるのはこの間まで3歳。
つい最近4歳になったばかりか、これから4歳になる子どもたちです。
はじめは学生と関わりたいけど「イヤ」とか「したくない」とか言いながら
しぶしぶアトリエに来てくれた年中さん。
回を重ねる度に学生にちょっかいを出したり、膝に乗ってきたりするようになりました。
これから、いろいろな関わりを経験しながら自分とも旨く付き合えるようになるのでしょうね。
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年長さんのお山の住人さんとの手紙のやり取りを知っている年中さんも
お山の住人さんが気になっています。
そんなとき、年中さんのところにもお山の住人さんからお手紙が届きました。
でも、住人さんって、どんな人でしょうか。
そこで、年中さんにもお山の住人さんを想像して描いてもらいました。
年中さんもそれぞれ、愉しいお山の住人さんを思い描いているようですね。
けれど、お山の住人さんはお手紙だけで姿を見せてくれません。
(それはそうですよね。学生たちがお山の住人になってお手紙の返事を書いたり、
子どもたちに見つからないようにお手紙をポストに投函したりと、結構苦労して
いるんですものね。そう簡単に姿は現せないですよね。)
子どもたちは
「お山の住人さんは、こども芸術大学までの道が分からへんのとちがう?」と。
ということで…、お山のポストからの道しるべをつくろうということになりました。
道しるべは子どもたちの絵をお山に飾って、
それを頼りにお山の住人さんに来てもらおうということになりました。
道しるべの材料は5メートルほどある長〜いキャンバスです。
はじめて見るキャンバス地です。これは何だ?長〜い!と反応はOK。
「長〜いキャンバスください。」
「つなご!つなご!みんなの長いのつなごうよ」
「道になった」「線路や」と興奮気味。
「何色がいいですか。」 「白ください。」
「こうして色を重ねると、きれいな色になるよ」
「メイ ちゃんの大好きなものを描いて、お山の住人さんに見せてあげるの」
なっちゃんのマイブームの恐竜です。
バットの中の赤い絵の具に決まった量の水を混ぜて少しずつ赤の
変化を楽しんでします。絵の具研究所だそうです。
「あっ、きれい!赤い絵の具に黄色を入れたらくるくるした模様ができた。」
きれいな優しい絵の道しるべが出来上がりました。
次回はこれをお山に飾って、森の住人さんに見てもらう活動です。
この絵を頼りに森の住人さん、こども芸術大学まできてくれるでしょうか。
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次の週、瓜生山の道に子どもたちが描いた絵を展示しに行きました。
暫くすると、
お山に展示した絵を見た森の住人さんからお手紙が届きました。
4月からはじまった、子どもたちと学生で育んだ森の住民さんとの物語は
子どもたちの想像の世界のなかで大きく膨らみました。
この物語が今後どのように変化して行くのか、とても楽しみです。
前期こども芸術研究IVは今年はじめて年少、年中、年長とそれぞれの年齢に合わせた
造形プログラムを学生たちが主体的に考えて実施してきました。
授業外の少しの空き時間にミーテイングをしている姿や材料の準備をしている姿を
学科実習室でよく見かけました。保育者として成長している頼もしい姿でした。
それでも、子どもたちの前に出るとハラハラドキドキです。
そんなときは、いつも子どもたちが後押しして助けてくれましたね。
今回の授業報告は9月初旬にこども芸術大学で展示発表をしようと計画中です。
学生たちの学びを是非、ご覧ください。
(梅田美代子:教員/イラストレーション・グラフィックデザイン)
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