アートプロデュース学科

2014年10月

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2014年10月9日  授業風景

【特別講義レポート】10/8開催 ゲスト:中山博喜氏

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10月8日(水)の特別講義は、写真家で本学専任講師の中山博喜先生に『平和じゃ困るお話』と題し、マスメディアとその情報を受け取る私たちについてご講義いただきました。

 

2001年のアメリカ同時多発テロ発生時、中山先生はペシャワール会の活動でアフガニスタンにいらっしゃいました。

当時のアフガニスタン紛争の報道をする新聞記者と中山先生たちとのやり取りのエピソードと、その時実際に発行された新聞記事を参照しながら、マスメディアから情報を受け取る我々が、一つの情報に流され飲み込まれてしまわないためにはどうすればよいのかをみんなで考えていきました。

 

後半はペアを組んでお互いの感想や抱いた疑問を交換し合いました。

いろいろな人の見方を知ることで、自分一人では気がつけなかった点にも気づけ、ますます考えが深まっていったと思います。

 

一つの情報を鵜呑みにせず、角度を変えて物事をみつめるとまた違った真実が見えてくる。

まさに1回生はいま、ACOPの授業でそれを痛いほど実感しているのではないでしょうか。

今回の講義を聞いて、ACOPをクリアする学生の口からは、

「だってニュースがそういっていたから、、、」

という言葉はきっと出てこないでしょう。

 

私たちの日常にダイレクトに訴えかけてくる内容で、普段の自分の生活を振り返りながら考えさせられる授業でした。

中山先生ありがとうございました。

 

 

●以下学生レポートからの抜粋●

 

■情報を私達はテレビ、インターネット、雑誌などのメディアからしか得ることが出来ない。遠い国のことならなおさらそうだと思う。現地に行けることもめったにないのだから。だからこそ私たちは考え続けなければならないと思った。あらゆる角度から見ないと事の全体像は絶対に把握することは出来ないと思う。その上で、自分で考えて何が正しいかという結論がようやく出せるのだろう。常に疑問を持つこと、それこそが空気に飲まれないようにするための一番大切な方法だと思う。(ASP1回生)

 

■人はテレビや新聞といった身近にあるメディアを鵜呑みにしてしまう傾向にあるというのには納得でした。私も政治関係や世界情勢といった興味の薄いニュースに対してまるまる信じてしまう所があります。自分の見かたをみつけることは、知識や経験が積み重なってできるのであって、すぐにできることではないと思います。でもメディアを疑ってばかりだと、結局何があったかという真実ばかり追ってしまって、逆に盲目的になってしまうので、そのバランスが大事だと思います。(ASP1回生)

 

■数多の“fact”を組み合わせると人はなかなかそこに潜む“truth”の存在を見抜けなくなってしまう。或いは、議論の本質がすり替わっていてもなかなか気づけない。そんな恐ろしさを改めて実感しました。記事を書くのは一人の人であり、そこに反映されるのも人が見たもの聞いたことであるのに、私たちはそこに真実を見てしまう。それは私たちのメディアの定義が“事実を伝えるもの”という風になりがちだからなのであろう。(ASP3回生)

 

 

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2014年10月8日  学生紹介

学生紹介(加藤夏帆:13年度入学)

行動していくことが大事

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  アートプロデュース学科2回生

  加藤夏帆さん

 

 

-ASP学科を選んだ動機-

私は中高と運動部で絵は全く描けませんが、よく親に美術館へ連れていってもらったこともあり、昔から美術には興味を持っていました。ある時、旅行で訪れた瀬戸内海にある直島(香川県)で、芸術祭の存在を初めて知りました。アートで町を元気にする芸術祭は私にとってとても印象的で、大学では「地域とアート」について学びたいと思っていました。そして、制作はできないけど芸大に行きたいなと考えていたら、この学科を見つけ、京都に住みたいとも思っていたので、「ここにしよう!」とすぐに決めましたね。

 

 

-ASP学科で学んでいること-
「美術館調査」という授業では、私たちが今の美術館に対して気になっていることや疑問を全国の美術館を対象にアンケート調査をします。アンケート結果をもとに分析し、現在の美術館の事情、実態、今後の課題を見つけていきます。身近にある美術館の現状を知ることで、私の卒論のテーマやこれからの進路にも繋がってくるのではないかと思っています。 また、ARTZONEというギャラリーの企画・運営もしています。一つの展覧会がどのように出来上がっていくのか実践を通して学ぶ場です。高校までの宿題などとは違って、一人ひとりが責任感をもって取り組むので、とてもやりがいを感じます。これらの他にもいろんなことを学んでいますが、どれもコミュニケーションと自分から行動していくことが大事だとひしひし感じています。

 

 

-今後やってみたいこと-
もっともっと自分に自信をつけていきたいです。今の私には何ができるのか、今後何をしたいのか、まだはっきりと分かりません。けれど、いざとなった時にたくさんの手札をもっているようにしたいです。そのためにも今はいろんなことに挑戦して、自信をつけて「私はこれができる」というものを見つけていこうと思います。今は特に、自分で企画した展覧会をARTZONEでしたいです。

 

 

-これからASP学科にくるみなさんへ-
私はここに来て、普段当たり前に言われていたことがいかに自分はできていなかったのか実感しました。「人の話を聞く」「相手のことを考える」がどれだけできていますか。私たちはコミュニケーションによって、相手だけでなく、改めて自分を知ることができます。この学科は、いろんな自分への可能性を見つけられる場です。でもそれは待っているだけでは見つからないので、自ら挑戦してみてください。チャンスはたくさん転がっています。

 

〈2014/10更新〉

 

 

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学科運営のHPでは、ほかの在学生インタビューも公開しています。

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2014年10月4日  学生紹介

「鳴く虫と郷町」へインターンにいってきました!

3回生の宮野友里さんがインターンに行ってきました。
宮野さんのレポートを紹介します。

 

 

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アートプロデュース学科3回生 宮野友里

実習先:イベント「鳴く虫と郷町」(兵庫県伊丹市)

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 私は今年の6月末から10月上旬までの約3ヶ月間、兵庫県伊丹市で行われているイベント企画「鳴く虫と郷町」へインターンスタッフとして参加して来ました。「鳴く虫と郷町」とは、9月中頃に伊丹市の中心市街地の文化施設やお店や広場などにスズムシやコオロギ、キリギリスといった「鳴く虫」を展示し、数多くの関連イベントと共に秋の風情を楽しむ10日間のイベントです。

 

 本イベントを企画、運営している中脇健児さんとは、本学で非常勤講師をされていることもあり、一回生の頃から関わりがありました。その中脇さんからインターンのお誘いをいただき、縁を感じたので今回お世話になることにしました。

 

 インターン中に行った主な仕事は、中脇さんの業務のアシスタントでした。「鳴く虫と郷町」の会期前の準備から関わり、チラシの校正、諸々の書類作成などの事務的な仕事が主でした。しかし、会期が始まってからは打って変わって、町中を歩き回り、記録写真の撮影をし、SNSで一日イベントの様子をレポートし、そして虫のエサ交換をするという、一日中動き回っていました。中脇さんは、「鳴く虫と郷町」以外にも平行して他の仕事も行っていたので、アシスタントすることに対して「助かる」と言ってもらえたことには、嬉しく感じました。

 

 鳴く虫と郷町の関連イベントは、場所を問わず行われるコンサートにはじまり、博物館の収蔵庫ツアー、道場での能の公演や、他にも「春巻きの皮で蝶を折って食べてみる」なんていう面白おかしなイベントが50以上あります。(しかも、もれなく全てのイベント会場に鳴く虫の入ったケースが設置されているという不思議な状況の中で行われます。)そうした場面に、取材として立ち会いながら、参加している子どもたちや市民の皆さんの反応を見るのは、すごく楽しかったです。

 

 会期中は、初めての場所や人の中に混ざっていくということに尻込みしている自分がいて、終始、戸惑い気味ではありました。ですが、「鳴く虫と郷町」に関わっているコアなメンバーの皆さんに、暖かく支えていただき、なんとか最後までやり終えることができました。伊丹で出会った人たちは、「こんな大人たち、見た事ない」っていうくらいに、皆さんがそれぞれ本当にパワフルでおもしろい人たちばかりでした。仕事や主婦をしながら、自分なりに時間を使ってイベントに関わっていて、皆さんいつも忙しそうでしたが、それもなんだか楽しそうで、すごく輝いていました。

 

 正直なところ、中脇さんからインターンの誘いを受けた時、行くかどうか迷いました。ですが、今は行ってよかったと確かに思っています。仕事を全うできているのだろうか、周りに馴染めているのだろうか、そんなことを不安に思うことも多々ありました。ですが、一生懸命やったらやった分だけ、うまくできるようになっていることもあったし、それを見てくれている人もちゃんといました。そのことを実感として知ることができただけでも、とても価値があったと思っています。伊丹で出会った皆さん、そしてこの機会を与えてくれた中脇さんには感謝しています。本当にありがとうございました。

 

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