2019年2月
2019年2月28日 ニュース
こんにちは。歴史遺産学科の副手です。
今回は、3月2日(土)~と3月4日(月)~開催される2つのパネル展のご案内です。
このパネル展では
明治以来の伝統の中、小学校で行われていた民具をはじめとする歴史資料の収集・保存・展示について、
さらにはこれまで教科教育のなかで活用されてきた状況など、様々な視点から
京都市と下京区の小学校が伝える生活資料について紹介します。
京都造形芸術大学の附置機関である日本庭園・歴史遺産研究センターと
歴史遺産学科教授の伊達仁美先生ご指導のもと、歴史遺産学科の学生も調査や展示に携わっています。
展覧会の詳細は下記に記載しておりますので、お近くの方、ご興味のある方、
みなさまお誘い合わせの上、ぜひお越しください!
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
パネル展「京都市の小学校が伝える生活資料」
会期:2019年3月2日(土)~10日(日)
時間:午前8時~午後9時
場所:ゼスト御池 寺町広場(京都市役所駅下車すぐ)
観覧料:入場無料
主催:学校収蔵民具の再発見事業実行委員会
協力:京都造形芸術大学 日本庭園・歴史遺産研究センター
京都市文化市民局文化財保護課
本事業は、平成30年度文化芸術振興費補助金(文化遺産総合活用推進事業)の助成をうけて
実施する「京都の文化遺産総合活用推進事業」の一部です。
パネル展「下京区の小学校が伝える生活資料」
会期:2019年3月4日(月)~14日(木)
時間:午前8時30分~午後5時(土日休み)
(初日は午後1時から、最終日は午後4時まで)
場所:下京区総合庁舎玄関ロビー
観覧料:入場無料
主催:学校収蔵民具の再発見事業実行委員会
協力:京都造形芸術大学 日本庭園・歴史遺産研究センター
下京区役所地域力推進室
京都市文化市民局文化財保護課
本事業は、平成30年度文化芸術振興費補助金(文化遺産総合活用推進事業)の助成をうけて実施する
「京都の文化遺産総合活用推進事業」の一部です。
2019年2月26日 イベント
こんにちは。歴史遺産学科の副手です。
暦の上では春を迎えていますが、まだまだ寒い日が続きますね。
暖かくなる日が待ち遠しいものです。
さて、2月9日(土)~17日(日)に卒業展が開催されました!
そして2月10日(日)、11日(月祝)には卒業論文発表会が開催され、在学生や卒業生、保護者の方、
たくさんの方がお越しくださいました。
2月10日(日)に歴史文化領域、11日(月祝)に文化財保存修復領域の学生が発表しました。
発表10分、質疑応答5分の1人計15分の発表のなかで自分が行ってきた研究を簡潔にまとめ、
かつ分かりやすく人に伝えなければいけません。
「限られた時間の中で自分のやってきたこと、考えや伝えたいことを簡潔に伝える力は
社会に出ても必要になってきます。」という先生の講評の言葉にもあったように、
学生たちは身を以ってこのことを感じたことと思います。
また、「発表をもっと聞いていたかったです」という先生の言葉も印象的で、充実した発表会となりました。
卒業展では、研究成果について展示発表しました。
展示コンセプト、レイアウト等全員で案を出し合い、準備を進めました。
今年の展示コンセプトは「川」です。日々流れるように時を刻むというキーワードから、
「歴史遺産とは、過去の人々の営みを知り、現在と未来を考えること」という言葉を念頭に置き、
それぞれの研究について展示で表現しました。
個々の研究テーマも多種多様です。
「京町屋の保存活用の問題」について様々な町屋を調査した研究や、
正倉院に伝わる染色品の技法について復元を試みた研究も。
また、様々な水族館の展示手法や工夫点をまとめ、水族館が持つ機能について考察した学生も。
展示では研究ノートも自由に閲覧できるようにしていたり、どのように研究を進めたのかについて
知れる工夫もされていました。
4回生の皆さんは、卒業論文発表会、卒業展を経てまた次のステップへ進んでいきます。
4年間での学び、経験を活かして今後も頑張っていってほしいです。
ご覧いただきましたみなさまには、この場をお借りしてお礼を申し上げます。
ありがとうございました!
2019年2月20日 授業風景
こんにちは。歴史遺産学科の副手です。
1回生「歴史遺産学基礎実習Ⅰ」の授業紹介に引き続き、
今回は2回生「文化財保存修復基礎演習Ⅱ」の様子についてご紹介いたします。
2回生では1回生で得た基礎知識から更にステップアップし、演習を通してものの扱い方、見方を深めていきます。
この授業では、建築等の彩色について、民俗文化財の調査・補修について、
装こう文化財の保存修復実習等と幅広い分野について学びます。
今回は彩色の授業の様子についてご紹介いたします。
日本画ご専門の正垣先生のもと、繧繝彩色(うんげんざいしき)と呼ばれる彩色法について、
また、装飾料紙制作について学びます。
日本画に使用される道具や岩絵具など基礎的な知識を深め、実際に手を動かします。
繧繝彩色は奈良時代以降に建築、絵画、工芸などの装飾に盛んに用いられた彩色法で、
明るい色から暗い色を塗り重ね、濃淡を表現し彩色します。
線や色のシャープさが重要となるので、絵具の濃さを調節したり、筆の使い方を工夫したり
皆とても真剣です。
装飾料紙制作では、箔の基本的な扱い方から、料紙に使用するための加工方法について学び実践します。
竹刀を使用して薄い箔を細かく切ることは至難の業で、慣れるまでにコツが必要です。
そして竹筒と呼ばれる道具で、細かくした箔をまいて模様をあらわします。
完成した作品は様々で、模様を描いたり、箔をまいたりそれぞれ個性溢れるものに仕上がりました。
このように2回生は文化財の保存修復に必要な知識、技術を演習を通して学んでいます。
内容はもっと多岐にわたり、得られる知識、経験もたくさんです。
そして3、4回生になると自分の興味のある分野についてより専門性を深め、自身の研究へと学びを深めていきます。
みなさん、ゆっくり一歩ずつ学びを深めていきましょう!
2019年2月8日 ニュース
みなさん、こんにちは。歴史遺産学科の副手です。
2月に入り、少しずつ日中の暖かさが感じられる日が増えてきましたね。
大学は9日(土)から始まる卒業展の準備で賑わいをみせています。
さて、今回は2/10(日)、2/11(月祝)におこなわれる歴史遺産学科の卒業論文発表会と
2/9(土)~17(日)に開催される卒業展のお知らせです!
2/10(日)、2/11(月祝)に歴史遺産学科の卒業論文発表会を開催いたします。
10日は歴史文化領域、
11日は文化財保存修復領域の学生たちがそれぞれ専門領域の論文を発表します。
1、2年生で学んだこと、身につけたことから研究テーマを見つけ出し、
3、4年生でそれぞれの個人研究を深めていきます。
一人ひとりの大学生活の集大成が、この発表会となります。
当日のプログラムは下記をご覧ください。
どなたでも聴講いただけますので、みなさまぜひお越しください。
2月9日(土)から開催される卒業展では卒業論文の成果を展示いたします。
学生たちは自分達の学びの集大成を表現すべく、日々展示の準備を進めています。
搬入の様子
歴史遺産学科は人間館4階 NA401教室で展示いたしますので、卒業論文発表会と併せて
みなさまのご来場をお待ちしております!
———————————————————————————————————–
京都造形芸術大学
歴史遺産学科 卒業論文発表会
歴史文化領域≫ 2019/2/10(日) 10:00~
文化財保存修復領域≫ 2019/2/11(月祝) 10:00~
会場:京都造形芸術大学 人間館4階 NA403教室
【プログラム】
———————————————————————————————————–
京都造形芸術大学
卒業展/大学院修了展
【期間】2019/2/9(土)~2019/2/17(日)
【時間】10:00~18:00(入退場自由) ※入場無料
【会場】京都造形芸術大学
詳しい情報はこちら!
———————————————————————————————————–
コース・分野を選択してください
京都芸術大学は、今アジアで最もエネルギーを持って動き続ける大学であるという自負があります。
通学部13学科23コース、通信教育部4学科14コース、大学院、認可保育園こども芸術大学。
世界に類を見ない3歳から93歳までが学ぶこの大学は、それぞれが溢れる才能を抱えた“プロダクション”のようなものです。
各“プロダクション”では日々何が起こっているのか。授業や取組みの様子、学生たちの作品集や人物紹介。
とどまることなく動き続ける京都芸術大学の“プロダクション”の数々。
そこに充満するエネルギーを日々このサイトで感じてください。