2019年7月
2019年7月29日 イベント
こんにちは。歴史遺産学科の副手です。
梅雨が明け、いよいよ夏本番ですね!冷たいものがつい欲しくなります。
さて、7月20日(土)、21日(日)に真夏のオープンキャンパスが開催されました!
歴史遺産学科のブースにお越しくださったみなさま、ありがとうございました!
歴史遺産学科では春のオープンキャンパス同様、3つのワークショップと教員相談コーナー、
実演コーナーを設けました。
「陶器の名品を復元しよう!-土器接合を楽しむ」
「拓本-世界最古の記録方法を体験」
「お茶の文化を味わう-茶臼で挽く抹茶体験」
実演コーナーでは石製の茶臼で抹茶を挽き、挽きたての抹茶を自ら点てて、味わっていただきました。
また、大学院生も古文書修復の実演をしてくれました。
修復に興味のある高校生の皆さんが、熱心に質問したりお話を聞いている姿が印象的でした。
学生スタッフもワークショップの合間に大学生活や学びについて、高校生のみなさんと楽しそうに
お話しており、和気あいあいとした雰囲気でした!
今回は4回生の学生スタッフも!
1回生から積み重ねてきた大学での学びについて、これまで実際に体験してきたことなどを
お話ししてくれていました。
相談コーナーでは、夏期コミュニケーション入学対策について、歴史遺産学科で学べることについてや
進路について高校生のみなさんとじっくりお話しすることができました。
暑い中、歴史遺産学科のブースにお越しくださったみなさま、ありがとうございました!
受験生のみなさん、8月の夏期コミュニケーションでお会いしましょう。
夏期コミュニケーション入学のエントリー期日は8/1(木)17:00までです!
下記の詳細をご覧ください。
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【夏期コミュニケーション入学】
2日間学生として授業を受ける体験授業型のAO入試です。
A日程:8/4(日)、8/5(月)
B日程:8/6(火)、8/7(水)
エントリーについてはこちらから!
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2019年7月26日 イベント
こんにちは。歴史遺産学科の副手です。
今回は7月24日(水)から京都造形芸術大学 ギャルリ・オーブにて開催中の
特別展【「GEN」若者たちが伝える、シベリア抑留、引揚げ】の展示のご案内です。
この展示は、平和祈念展示資料館(総務省委託・東京西新宿)と京都造形芸術大学のプロジェクト有志学生と
協同で企画した特別展で、昨年度に続き2回目の特別展となります。
今回は、戦争という出来事をリアルに捉えながら、「兵士」「引き揚げ」「抑留」の3つについて、
当時本当にそこにあった事実をありのまま体験・考察できるような仕掛けを施して展示演出しています。
戦争体験を伝えるという課題に、通学部マンガ学科、情報デザイン学科、歴史遺産学科の学生たちによって
つくりあげた展示をぜひご覧ください。
歴史遺産学科の学生はキャプションを担当しています。みなさまお誘いあわせの上、ぜひお越しください!
特別展「GEN」若者たちが伝える、兵士、シベリア抑留、引揚げ
会期:2019年7月24日(水)~ 2019年8月4日(日)
10:00~17:00
会場:京都造形芸術大学 ギャルリ・オーブ
主催:平和祈念展示資料館(総務省委託)、京都造形芸術大学
後援:京都府、京都市、京都府教育委員会、京都市教育委員会
2019年7月12日 イベント
こんにちは。歴史遺産学科の副手です。
7月7日(日)に1日体験入学オープンキャンパスが開催されました!
歴史遺産学科では、【歴史を次世代に「伝える」-古文書修復体験】と題して、
古文書についてのレクチャーを受け、実際の修復体験を行いました。
今回の授業のご担当は、「日本中世仏教史」ご専門の坪井剛先生と
「装こう文化財の保存修復」ご専門の大林賢太郎先生です!
まずはじめに6種類の歴史資料の中から、どのようなものを「古文書」と呼ぶのかについて学びます。
それぞれの歴史資料についての解説と文化財の扱い方について坪井先生からお話を聞き、
実際に資料を見て触ってみます。
冊子になっているものや、掛軸に仕立てられたものなど形態はさまざまで、
それぞれ使われている紙の種類や書かれている内容も違います。
初めて見る資料の数々に、皆さん熱心に見入っていました!
古文書についての知識を深めた後、文書の代表的な損傷である虫損の補修修復を体験します。
まずは大林先生より、紙の特性や文書の基本的な修復方法についてお話を聞きます。
紙を漉いたときにできる「簀の目」を確認します。
修復を行うにあたって「簀の目」の方向を確認しておくことは必要不可欠です。
今回体験していただいたのは、虫の食害によって欠失した部分に貼り付けた補修紙の糊しろ部分を削りとる工程です。
「印刀」という道具を使用して、貼り付けた補修紙の余分な部分を削り取ります。
各テーブルでは、歴史遺産学科の先輩学生がスタッフとして、
印刀の持ち方や動かし方から丁寧に教えてくれていました。
学生スタッフの手元を真剣に見つめています…!
はじめは印刀の動かし方や力加減に苦戦している様子でしたが、
作業を進めていくにつれて次第にコツをつかんだ様子で、時間があっという間に感じるほど、
皆さん作業に没頭していました。
ご参加くださった皆さま、ありがとうございました!
次回は7月20日(土)、21日(日)に真夏のオープンキャンパスが開催されます。
学科の学びを体験できるワークショップに、教員相談ブース、
3年生の受験生は夏期コミュニケーション入学直前対策講座、エントリー予約もできます!
高校1、2年生も参加可能です。ぜひ学科ブースに遊びに来てくださいね!
真夏のオープンキャンパスの詳しい情報はこちら
2019年7月3日 授業風景
こんにちは。歴史遺産学科の副手です。
梅雨に入り、曇り空が多い今日この頃ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
今回は2回生「歴史遺産学基礎実習Ⅱ」の授業の様子についてご紹介いたします。
この授業では2クラスに分かれて、「民俗文化財の保存修復」と「装こう文化財の保存修復」の
基礎について実習を通して学びます。
今回は、大林先生ご担当の「装こう文化財の保存修復」実習の様子をお届けいたします。
装こうとは、紙や絹などの上に制作された絵画、書跡、典籍、古文書などのことを指します。
この実習では装こう文化財の主要な構成要素である和紙の種類や物性について学び、
掛軸や屏風などの基本的な素材や構造を学びます。
紙漉きを実際に行い、和紙作りで使用される材料や物性について学びます。
まずは紙を漉くための原料の作成から始めます。
紙の繊維同士が水の中でくっつかない様にして、ムラのない紙をつくるために「ネリ」を加えて攪拌します。
紙料が完成したら漉き枠ですくって、繊維が全体に均一にのるように揺すります。
繊維を均一にのせることは至難の業で、学生たちは苦戦しながらも工夫しながら作業をしていました。
調査ではチームに分かれ、掛軸や屏風の調書をとります。
調査項目は、使用されている材料について、物理的・視覚的な損傷について、
以前行われた修理についてなど観察するポイントはたくさんあります。
しっかり観察し、分からないところは調べながら、ひとつずつ明らかにしていきます。
「この劣化はこれが原因なんじゃないか?」などチームでの話し合いも白熱したようでした。
発表では、調査結果とともに自分たちの考えたことなどを発表します。
最後には先生の解説もあり、より知識や考えが深まったようでした。
このように2回生では、修復にあたっての基礎的な知識や技術について学んでいきます。
修復において、モノを丁寧に見ることがまずは必要な力となるので、この実習で見る目をしっかりと養います。
3,4回生になるとより実践的に修復の技術について学んでいきます。
みなさんこれからもひとつずつ、学びを深めていきましょう!
—————★お知らせ————–
7月7日(日)【歴史を次世代に「伝える」─古文書修復体験─】
1日体験入学オープンキャンパスでは、「体験入学」とあるとおり、
歴史遺産学科の授業を実際に体験していただけます!
今回は、古文書を読むレクチャーを受け、修復を体験するプログラムです。
まだ申込み枠に少し余裕がありますので興味のある方はぜひ、お申込みください。
詳細は下記をご覧ください。
7月7日(日)1日体験入学オープンキャンパス
詳細はこちらから!
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