文化財保存修復・歴史遺産コース

【歴史遺産】1日体験入学へのご参加、ありがとうございました!

こんにちは。歴史遺産学科の副手です。

 

7月7日(日)に1日体験入学オープンキャンパスが開催されました!

歴史遺産学科では、【歴史を次世代に「伝える」-古文書修復体験】と題して、

古文書についてのレクチャーを受け、実際の修復体験を行いました。

 

今回の授業のご担当は、「日本中世仏教史」ご専門の坪井剛先生と

「装こう文化財の保存修復」ご専門の大林賢太郎先生です!

 

まずはじめに6種類の歴史資料の中から、どのようなものを「古文書」と呼ぶのかについて学びます。

 

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それぞれの歴史資料についての解説と文化財の扱い方について坪井先生からお話を聞き、

実際に資料を見て触ってみます。

 

 

 

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冊子になっているものや、掛軸に仕立てられたものなど形態はさまざまで、

それぞれ使われている紙の種類や書かれている内容も違います。

初めて見る資料の数々に、皆さん熱心に見入っていました!

 

 

 

古文書についての知識を深めた後、文書の代表的な損傷である虫損の補修修復を体験します。

まずは大林先生より、紙の特性や文書の基本的な修復方法についてお話を聞きます。

 

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紙を漉いたときにできる「簀の目」を確認します。

修復を行うにあたって「簀の目」の方向を確認しておくことは必要不可欠です。

 

今回体験していただいたのは、虫の食害によって欠失した部分に貼り付けた補修紙の糊しろ部分を削りとる工程です。

「印刀」という道具を使用して、貼り付けた補修紙の余分な部分を削り取ります。

 

 

 

各テーブルでは、歴史遺産学科の先輩学生がスタッフとして、

印刀の持ち方や動かし方から丁寧に教えてくれていました。

 

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学生スタッフの手元を真剣に見つめています…!

 

 

 

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はじめは印刀の動かし方や力加減に苦戦している様子でしたが、

作業を進めていくにつれて次第にコツをつかんだ様子で、時間があっという間に感じるほど、

皆さん作業に没頭していました。

 

 

ご参加くださった皆さま、ありがとうございました!

 

 

 

 

次回は7月20日(土)、21日(日)真夏のオープンキャンパスが開催されます。

学科の学びを体験できるワークショップに、教員相談ブース、

3年生の受験生は夏期コミュニケーション入学直前対策講座、エントリー予約もできます!

高校12年生も参加可能です。ぜひ学科ブースに遊びに来てくださいね!

 

真夏のオープンキャンパスの詳しい情報はこちら

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