アートプロデュースコース

「日本の美術教育は何を育てたか」大野左紀子さん 特講報告

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「批判されることに弱い」「探られるのが嫌」「認められたい自分」「主張への裏づけの言葉がない」などなど、学生たちがドキッとする指摘をズバズバご講義いただきました。そしてそれが、日本の教育の産物であることを、自由個性を強いる美術教育を例にあげ、丁寧にお話いただきました。

そういえば、ASP学科の授業“ACOP”は、友達から批判され、探られぶつかり合いのサバイバル。それを乗り越えたASPの学生たちは、少なくとも、「言われたことしかやらない」「リスクは取らない」の、今どきの若者とはちょっと違うように思います。

 

*うれしい事に、大野左紀子さんのブログでも、ASP学科での特別講義のことを書いていただいています。

 

 

以下、学生の感想。

 

「みる人を育てることも、今、ASPで学んでいることからとても必要だと感じます。自分を客観視したり、みること、考えることは本当に簡単でないと思うし、その基礎となる教育がなされれば理想だと思いました。」

 

「基本の知識を得てからこそ、自由に独創的な考え方ができる。枠があるからこそ、枠をとびこえることができるのではないかと思った。」

 

「自分流症候群に自分もかかっている。基本というものができていないのに、自分流を強く言う。これが僕の問題点だと思う。もう一度、大野さんのお話を録画したものを聞きたい。」

 

「オンリーワンメンタリティーな人が出てくるのは、客観的な見方が出来ていないのが原因だと思った。客観性を学ぶためには、みることを学ばないといけない。同時に技術の型も学び、自分を外の視点から評価することが重要なことだと思う。」

 

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