キャラクターデザインコース

学生ブログより:「テーマって何? ~古賀先生ゼミ~」

 

あと少しで前期授業が終わりを迎え、合評などの時期が近づいてきました。

前期はあっという間に過ぎて行ってしまったような気がします…。

 

こんにちは!副手の齊藤です。
今回も学科公式サイトから、学生ブログでのゼミ紹介シリーズをお送りします。
URL: http://cdkouhou.blog.fc2.com/

 

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こんにちは。松原です。
もう7月。前期も残るところ3週間…。
期末の合評を控え、制作の追い込まれております。

 

前回の記事から2ヶ月が経ち、現在も作品の制作中ではあります。
ですが、その間に古賀ゼミでの目標が変わりました。

 

卒業制作の準備を改め、
一回生の頃から制作しているアニメーション「1クールヒーローズ」を完成させる。
そのことをゼミ含め、今年一年の目標にしようと考えています。

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(現在1、2話配信中。動画はこちらから→http://www.youtube.com/user/OneCoolHeroes

「諦めたのか。」と思われるかもしれませんが、僕は前向きな決断だと思っています。
しかし、上手く進行しているかと聞かれると首を縦には振れない状態です。

 

今ぶち当たってる問題があり、それは作品の方向性です。
その方向性を見直していて、テーマに関して考えを掘り下げている段階です。

 

作品を制作したことのある方ならば、テーマの重要性は身に染みて感じているだろうと思います。

ゼミの時間、僕が制作で悩んでいる時は古賀先生から様々なアドバイスをしていただきます。

 

先生はプロデューサーとして多くの映画を世に送り出してきました。
キャラクターデザイン学科で作られた「キャラディのジョークな毎日」の仕掛け人でもあります。

そんな古賀先生に制作中の作品の試写をして、どうしたら良くなるか?というアドバイスをもらいます。

 

「なんで引きの絵なの」「ここのセリフが聞き取りづらい」「ここのカットはもっとキャラに寄ったほうがいい」
などかなり具体的に教えていただいています。

 

そこで先の話に戻るのですが、
映像を構成するには何が一番必要になるかというとテーマです。

 

飛躍しているように聞こえますが(文章も飛躍していますが)、
映像を1カット、1カット見せるためには、カメラ、構図、照明、音楽などの様々な分野の知識が必要になります。
その知識を理解することはもちろん大切ではあります。

 

しかし、その前提として「そのカットで何を見せたいか。」という目的がないと、せっかく得た知識というのも無駄になってしまいます。

 

もっと言うと、この作品で「何を」描きたいか。見る人に「何を」感じてもらいたいのか。
その「何を」に入る言葉を考える素になるのが、作品のテーマなのです。

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(僕の中途半端なイメージです)

 

結論を言いますと、テーマとは作品の根っこだと思います。
根っこがしっかりしていなければ、成長する段階で力尽きてしまったり、何かによって潰されてしまうことがあります。
そんなことがないように、しっかりとした強い根っこを育てることが大切になります。

 

そんなテーマについて悩む僕に、古賀先生が仰ったことが「テーマはシンプルな方がいい」
いろんな思いを作品に詰め込みたくなりますが、そうなると情報量が多くわかりにくくなります。
それを抑えるためにもシンプルでわかりやすいテーマが大事になるということです。

 

ゲシュタルトが崩壊しそうですが、テーマについて考え続けることが作品の深さを生むと僕は思います。
問題を乗り越えて作品が完成した時には、この上ない感動が待っているだろうと思います。

 

 

次回はあの小野ゼミ!
みなさん、お楽しみに!

 

 

 

 

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