- 2020年3月4日
- ニュース
2019年度卒業展ふりかえり【同窓会賞、学科特別賞】受賞者紹介!
こんにちは、空デ研究室です!
卒業展振り返りも今回で最後となります!
最後となりましたが、今回は「同窓会特別賞」と学科特別賞である「岡田栄造先生賞」の紹介です◯
学科特別賞は、今年度の講評会ゲストとしてお越しいただきました、
京都工芸繊維大学の教授である岡田栄造先生のお名前をいただき、賞名になっています ^^
さて、まずは同窓会特別賞より紹介です!
● 空間演出デザイン学科 『 同窓会特別賞 』 ●
空間デザインコース 新宮 夏樹 (しんぐう なつき) / 箕面自由学園高校
作品名 :『 jewelry to forget 』
人間は忘れることで生きてゆける生物である。辛いことを忘れることができるが、同時に大切なことも忘れてしまう。
目に見えない「忘れていく」変化を、物理的にアプローチするジュエリーを提案する。
効力に制限のある磁石を用いてのジュエリー作品。
専用の磁石(写真手前の青い石)にこすりつけることで、磁力を取り戻しブローチとして身につけることができます。
展示ではコミカルな音楽に合わせ、ジュエリーを身につけた女性の1日の過ごし方を紹介。
1日の終わり、読書中に本ののど元へ落ちる磁力を失ったジュエリー。
人の忘れるという行為に着目し、新宮くんらしく展開。
動画や作品パッケージなど儚くも、存在感のある素敵なディレクションとなっていました。
おめでとう!
▼▼▼ 次は学科特別賞です!
● 空間演出デザイン学科 学科特別賞『 岡田栄造先生賞 』 ● 2名
空間デザインコース 合田 紗也 (ごうだ さや) / 岡山東商業高等学校
作品名:『 ( DON’T )THINKER 』
不条理(ナンセンス)と人間について。
凝り固まった頭の人間の化身。
実際にかぶれます。
緑をバックにおさめられた映像もまた、作品をうまく演出していました。
空間デザインコース 松窪 亜里沙 (まつくぼ ありさ) / 東淀川高等学校
作品名:『 遊具箱 』
工具は工具単体だけでは、何の意味もない。
水平器も水平をみる人間がいて、初めて水平器という役割を果たす。
遊具もそうである。遊ぶ子供がいて初めて遊具になれる。
(※保護者の方に撮影許可をいただいて撮影しております。)
3回生の頃から、樹脂と向き合い、大きな作品を作り出してきた松窪さん。
卒制は普段から使っている工具に着目し、遊具と掛け合わせたプロダクトを展開。
展示場所はできたばかりの望天館屋上。
実際の展示期間中は、安全を考慮し、子供達はもちろん触れないようになっていましたが、
作品撮影の時に、偶然出くわした子供達は楽しそうに遊んでくれました。
(写真のはボルトナット型のテーブルとチェアですが、こどもの手にかかるとご覧のように新たな遊具に!)
こどもの柔軟な発想力は無限大です。
ものがある、誰かのためにある、誰かがいるから存在の意味を為す。
着目の仕方によって、作品作りは広がっていきますね。
以上で、2019年度卒業展の受賞者紹介になります。
受賞者のみなさん、おめでとうございます!
今年度は、コロナウイルスの感染の恐れもあり、来場者数への影響も懸念されましたが、
2週間の会期を通し、空間演出デザイン学科だけでも12,939名の方にお越しいただきました!
ありがとうございます!
在学生はもちろん、高校生の方も見かけ、先輩たちの作品に何を感じたかとっても気になりますが、
春よりオープンキャンパスも始まりますので、ぜひ学科ブースへ遊びに来てくださいね ^^
2020年度 OPEN CAMPUS ▷▷ check!!!
そして4回生にとって、卒業制作としては1年ですが、
たくさんのことを学び、考え悩み、仲間と助け合いながら過ごしたこの4年間。
本当にお疲れ様でした!
次の4回生の卒業展にもぜひご期待ください〜〜〜〜