文芸表現学科

第41回「シナリオS1グランプリ」にて準グランプリ受賞、2年生・下平さゆりさんの『夏休みの男』を詳しくご紹介します!【学生ブログライターによる執筆】

こんにちは、文芸表現学科です!

 

学生ブロガーの工藤鈴音です。

先日、二年生の下平さゆりさんが、第41回「シナリオS1グランプリ」にて準グランプリを受賞されました。その際の、速報ブログ記事はこちらです。

 

2年生・下平さゆりさんが「第41回シナリオS1グランプリ」にて準グランプリを受賞!

https://www.kyoto-art.ac.jp/production/?p=136918

 

 

そこで、今回は受賞作『夏休みの男』についてくわしくご紹介していきたいと思います。

 

受賞作『夏休みの男』は、コロナ渦で、大学卒業間際に内定を取り消され、ファミレスのアルバイトをしている「三木」という人物を主人公にしたドラマ脚本です。

真面目な主人公「三木」に、ある日突然、正社員になるための推薦を手に入れるチャンスが舞い込んできます。しかし、正社員になる条件はいつもお世話になっている優しい店長の不正の証拠をつかむこと。そんな状況におかれた主人公の葛藤、そして、登場人物それぞれの性格が浮かび上がるリアルな行動やセリフが見どころです。

 

『夏休みの男』は前期の合評会でも選出された作品であり、読んだ学生たち、先生方の発言のなかにも、「基本をおさえているので、流れが分かりやすい」「CMのポイントまでおさえられている」というような評がありました。

 

 

先日、一年生の脚本の授業「創作ワークショップⅢ」でスペシャルゲストとして下平さんがお話をして下さったのですが、一年生の脚本の授業で習った基礎を大切にしているとのこと。なんと、『夏休みの男』は脚本を書き始めて3作目の作品だそうです。

 

また、第41回「シナリオS1グランプリ」にて準グランプリ受賞後の受賞者インタビューでは、「第三者の目は何よりの宝」であり、様々な方に作品を読んでもらい、その感想から学ぶことが多くあったとお話しされています。

受賞者インタビューの全文はこちらの「月刊シナリオ教室 2021年12月号」で読むことができます。

 

 

 

文芸表現学科では、授業内や学期末に合評会が行われます。これは、文芸を共に学ぶ仲間がいるからこそ実現できることであり、ひとつの作品に対して様々な感想が飛び交う場があることはとても素敵なことだと気づかされました。

 

下平さんのお話しをお聞きして、あらためて、基礎をしっかりと学ぶことがとても大切だということを学びました。授業の中でも、常に先生方が「続けること」がいかに重要かをお話ししてくださいますが、その言葉の通り、こつこつと書き続け、実際にご活躍されている先輩方が近くにいらっしゃることが、私たちにとって、誇りであると同時にとてもいい刺激をいただいているなと感じます。

 

 

 

 

 

(学生ブログライター1年・工藤鈴音)

 

 

 

 

 

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