基礎美術コース

基礎美の「芯」は日本文化を考えることの中に 技術だけでなく、思想も学んだ歳月が開花する 【文芸表現 学科学生によるレポート】

違うジャンルを学んでいても、芸術大学でものづくりを楽しむ気持ちは同じ。このシリーズでは、さまざまな学科に文芸表現学科の学生たちが潜入し、その魅力や「つくることのおもしろさ」に触れていきます。

 

文芸表現学科2年生の下平さゆりです。
5日からスタートした卒業制作展。どの学科の展示も盛り上がっていて、学内全体のわくわくした感じが楽しいです。そのなかで、今回は、基礎美術コース・卒業制作の展示の様子に注目していきます。

 

 

多様性に開かれながら、根底に宿るのは日本文化の生きた「姿」

 

基礎美術コースでは、未来館3階、そして千秋堂で展示がおこなわれています。

今年の卒業生は12名。それぞれが持つテーマや想いがこめられた作品は、どれも平面絵画や立体物など、その表現のされ方がまったく異なるものたちとして並びます。

一見、すべて違うコースのものにも見える作品たちにこそ、実は基礎美術コースの「芯」が宿っていました。

 

未来館での準備中。

展示からは、いけばなや茶の湯など、4年間の授業で触れてきたものから得た、自分なりの発想を形にしていることが力強く表れています。作品としての形は違えど、その根底にはしっかりとコースで学んだ日本文化の姿が見えていました。

 

未来館3階、まっしろな空間に映える作品たち。

 

 

茶室「千秋堂」に流れるあたたかみも味わえる卒業制作展

 

もうひとつの展示場所・千秋堂は、階段をのぼっていった先、山奥のような落ち着いた場所にあります。

この大学の良いところのひとつは、階段や舗装されていない山道をのぼっているときの、そこかしこの木々や空の広さも楽しめるところ。卒業制作展では、そんな風景をキャンパス内をぐるっと歩いて味わってみるのもおすすめです。

 

千秋堂では、その和室の雰囲気が作品の印象をより際立たせてくれています。

中には、張子(枠や型に紙をはりつけて成形されたもの)の作品も。

 

「張子の中は空洞なので、被れちゃうんです」と実践してくださった学生の方…!

 

被っていただいた作品は、その展示のされ方がとても可愛らしく、ぜひ千秋堂に足を運んで、実際に見ていただきたいと思います。

 

空間を贅沢に使いこなした展示は、2階にも。

 

木材のあたたかみと相まって、じかに作品の豊かさが伝わってきます。

 

卒業制作には、それぞれのコースでの学びの雰囲気と、作った学生本人の雰囲気がふんだんに盛り込まれてハッキリと表れている。そのことが、千秋堂での展示からは特に強く実感できました。

 

 

 

作品を見ていると、基礎美術コースでは、技術よりも思想がエッセンスなのだなあと感じます。

「いけばな」「能楽」をはじめ、さまざまな表現を通して日本文化を学ぶ基礎美術コース。学生のみなさんは、そうして4年間触れてきた日本文化のいたるところから、自分のテーマを見つけ、磨き上げてきたのだろうと思います。

自分の中で捉え直して、表現として形にしていったものが、今回展示されている作品。どの作品からも、自分の表現に日本文化から学んだエッセンスを取り入れていることが伝わってきました。

 

 

取材記事の執筆者

文芸表現学科2年生

下平さゆり(しもだいら・さゆり)

湘南工科大学附属高校出身

 

1年生のときには、取材記事(前期)や小説・脚本(後期)のワークショップで記した原稿が、それぞれの演習を代表する作品として全学年参加で行われる合評会に選ばれた。

取材に関しては、知らない世界を通過することによってわかったことを「ぶちまけるようにして書く」性質がある。

物語に関しては、ドラマやゲームなどを通して声や演技によって具体的にかたちにされていくことも含めた、広い意味でのシナリオづくりに興味がある。コメディが好き。

 

 

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