- 2022年3月4日
- イベント
「實構築2022in京都」開催中!~NEWDOMAIN~
現在、京都芸術大学のギャルリ・オーブにて「實構築2022in京都」が開催されております。
【内容】
台湾の建築家16組を紹介する展覧会を、京都芸術大学ギャルリ・オーブで開催します。台湾で2年に1度開催されている建築展「實構築」には、日本の建築家も多く招待されてきましたが、日本で台湾の建築家を、これだけ大勢紹介するのは初めての機会だと思います。
黃聲遠(Fieldoffice)やマイケル・リン(林友寒)、廖偉立など日本でも有名な建築家から、伊東豊雄と中村拓志に師事した方新樵、實構築展の素晴らしいスチールワークを日本でも披露している林聖峰、台湾建築評論の第一人者・王俊雄が推薦する若手の建築家まで、台湾建築の現在を紹介します。
会場構成は、本学卒業生のクリエーター集団・NEWDOMAINがデザインと施工を担当、35ミリの角材をPPテープで結束する軽やかなフレームに、写真とドローイングが展示されます。ポスターは情報デザイン学科の丸井栄二先生が手がけてくれました。ぜひ、ご高覧いただければ幸いです。
期間は2022年2月19日|土|ー3月6日|日|まで!(残り3日)
主催は環境デザイン学科「城戸崎和佐」先生が務め、会場構成は、本学卒業生のクリエーター集団・「NEWDOMAIN」がデザインと施工を担当しております。
「NEWDOMAIN」のメンバーの中には環境デザイン学科に所属していた卒業生がいるとか…
会場を訪れるとひときわ目を惹くのがこの什器!
なんと角材をPPテープで固定しているだけ?
今回は会場構成・施工を担当しました「NEWDOMAIN」に焦点を当ててみようと思います!
なんと、NEWDOMAINのメンバーの方にお話を伺うことが出来ました…(どうやら、ここだけの話だとか…)
それでは、以下NEWDOMAIN様からのお言葉です。
こんにちは。
現在ギャルリオーブにて開催中の展覧会「實構築in京都2022」の会場構成・施工を担当したNEWDOMAINと申します。
NEWDOMAINは京都芸術大学を卒業した9名で構成されるデザイナー集団です。
メンバーは空間、プロダクト、グラフィック、アート、映像などそれぞれにスキルを持っており領域を横断した新しい価値を求めて日々活動しています。
今回は環境デザイン学科教授の城戸崎先生よりお声がけいただき担当させていただきました。
本展は、2009 年から隔年で台湾で行われている建築の展覧会とシンポジウムです。
今回は實構築in京都2022と題し現在台湾で最も活躍している建築家16組を紹介する展示となっています。
当初は2020年開催予定だったものがにより二度の延期を経てようやく開催することができました。コロナにより展覧会などのあり方が問われる難しい状況の中での開催となりました。
会場構成では、展覧会に出かけるという行為自体が難しくなった世の中で実際の会場に訪れることの価値について考えました。
一番最初のプランでは長いテーブルを16台並べるというものでしたが、延期により設計の期間が伸びたこともあり大きな構造の中に入り込んでいくような現在のプランへと変わっていきました。
会場に訪れた人が1/1のスケールで作られた構造の中に入っていくことで、身体的な体験として展覧会を鑑賞することができるのではないかと考えています。
また、会場の構造は約1800mmピッチのグリッドになっており、訪れた人同士のソーシャルディスタンスを測る一つの基準にもなっています。構造を考えたあとに二次的に出てきたものですが、人との距離感をどのように取るかということは今後重要な課題になってくるように思います。
構造には35mmの角材とダンボールなどを留める際に使うPPバンドを使用しています。
コーナンで全て購入することができ、運が良ければ廃材置き場で手に入れることもできます。
加工はULTRA FACTORYの機材を使うことで行え、組み立てに特別な道具は使わない仕様になっています。
在学中から大学という場所にはアイディアや素材が継続的に引き継がれていく状況があると感じていて、誰かの廃材だったものが誰かの作品になっていたり、先輩のアイディアが数年後アップデートとされて使われていたりという大学特有のサイクルがあります。
大学に紐づいた素材や加工を使うことでサイクルの中に入り込めるようなものを目指しました。
難しい状況ではありますが、是非お誘い合わせのうえお越しください!!
展覧会予約リンク:https://forms.gle/5qCwBJkBNufg7rr7A
NEWDOMAIN
instagram:https://www.instagram.com/new_domain/
貴重なお話ありがとうございました。
いかがだったでしょうか?
今回の会場構成および什器のデザインに関するコンセプト、また、このご時世に展覧会に足を運ぶ価値とは何か。
その答えが今回の展覧会を訪れた方には分かるのかもしれません。
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◆2021年度 京都芸術大学卒業展・大学院修了展 環境デザイン学科「学長賞」受賞作品も紹介されています。
「学長賞および大学院賞」受賞作品紹介 ― 2021年度 京都芸術大学卒業展・大学院修了展
◆「瓜生山通信」で「實構築2022in京都」が取り上げられました。
◆「瓜生山通信」環境デザイン学科の学生作品展(オーブ展)が取り上げられました。
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