映画学科

ばばたくみさんの脚本作品『R団地のミツバチ』が、第31回新人シナリオコンクールで特別賞大伴昌司賞を受賞しました!

この3月に映画学科を卒業した、ばばたくみさん(12期生)が3回生脚本ゼミで執筆した脚本『R団地のミツバチ』がこの度、入選の難易度が非常に高く新人脚本家の登竜門とも呼ばれる「第31回新人シナリオコンクール」で、特別賞大伴昌司賞を受賞しました。

ばばさん、おめでとうございます!!

 

ばばたくみさん

 

今回のばばさんの受賞について、脚本ゼミで、ばばさんをご指導された脚本家の港岳彦さんから、受賞への言葉が届きましたのでご紹介します。

 


 

ばばたくみさんが第31回新人シナリオコンクールで特別賞大伴昌司賞を受賞した「R団地のミツバチ」は優れたシナリオだが、”たまたま”産み落とされたわけではない。

 

ばばさんは「脚本の真髄は古典戯曲にある」といち早く見抜き、3回生の時にはイプセン全集を読破していた。創作に対する真摯な努力が必然的な結果を導きだしたのだ。

 

もちろん古典を読めば誰もが賞を獲れるようなシナリオを書けるわけではない。一回生の時から、彼は人間洞察において特異な才を発揮していた。古典の渉猟を重ねたことで、劇のフォルムを学び、構成術を学び、その特異な才の活かし方を知ったということだろう。

 

ただ光っているだけの才能は儚い。それを膨らませ、強固にし、息の長い創作活動につなげていくためには、結局のところ、先人に学ぶしかない。

 

彼は後輩たちの規範になる気などさらさらないだろうが、筆者の知り得る範囲で、彼の歩みのほんの一部を以上のように記しておいた。学生諸氏の参考になれば幸いです。

 

脚本家・港岳彦

 


港岳彦さんは、1998年に『僕がこの街で死んだことなんかあの人は知らない』で大伴昌司賞を受賞しています。

 

現在発売中の月刊「シナリオ」誌5月号では、今回の受賞結果の発表と、ばばさんの「受賞のことば」が掲載されています。

 

 

受賞した『R団地のミツバチ』は来月発売の月刊「シナリオ」誌6月号に掲載予定だそうです!

 

ばばさんの学長賞授与の様子

 

ばばさんは、『R団地のミツバチ』の後に卒業制作として挑んだ脚本作品『8月の子どもたち』では、映画学科の学長賞を受賞していました。

 

ばばたくみさんのこれからを応援しています!

 

皆様、映画学科卒業生たちの活躍にこれからもご注目ください!

<192193194195196>