キャラクターデザインコース

ゼミ通ヒーローズVol.48 俵迫かなめ と シリアスゲーム「おこしやす!百鬼旅行」 について語るの巻 Part 1

※「ゼミ通ヒーローズ」とは、京都芸術大学キャラクターデザイン学科ゲームゼミの学生の研究や取り組みについてピックアップし、担当教員村上との対談形式で綴る少々マニアックなブログ記事となっています。

 

村上

久しぶりの掲載となりますが、復帰第一弾はゲームゼミ2年生のリーダーである俵迫かなめさんの活動内容をインタビューしたいと思います。

ではよろしくお願いいたします。

 

俵迫

キャラクターデザイン学科ゲームゼミ二回生リーダーの俵迫かなめでーす。

 

 

村上

ゼミの取り組みの前に、俵迫さんの人となりを聞いておきたいんだけど、そもそもなんでこの大学に来たの?

 

俵迫

うーん、なんでだろ(笑)

高校は普通科だったんですけど、絵を描くのが趣味でずっと続けてきてたので、自分の好きなことを伸ばしたいなと思って、絵が描ける大学に行こうと。でもここの大学のオープンキャンパスに来たことなくて。

 

村上

なかったの?オープンキャンパスのスタッフやってるのに(笑)

 

 

俵迫

キャンパス自体に来たことはなくて、オンラインでは参加してキャラクターデザイン学科の情報を知りましたね。そこでゲームも作れるしアニメも作れるしCGもできるー!って、全部学べてめっちゃ面白そうやん!て思ったんです。あとは立地というかビジュアルが好きだったんですよ。パルテノン神殿っぽくてカッコよくて。あとは教員と学生が仲が良くて距離が近いなって思って、それが決め手になりました。

 

村上

その時は具体的に将来のビジョンも含めて具体的に何を学びたいかは決まってなかった?

 

俵迫

全然決まってなかったです(笑)。あとで考えようかなーって。

 

村上

一年次ではイラストとゲームを専攻してたけど、なんでゲームを履修したの?

 

俵迫

なんでやろ…(笑)

 

村上

な…

 

俵迫

よく覚えてないんですけど、グループワークができるのと、実際にゲームが作れるっていうのが興味あるなと。デザインも企画も学べるし、一石多鳥だなって。なのでゲームに興味があったわけじゃないんですけど。ゲームもそんなにしないし。一年の時のわたし、何を考えてたのかよく分からないなー、うふふ(笑)

 

村上

あ、そう…(苦笑)

でもこの代は全体的に皆物凄くモチベーション高かったよね。

 

俵迫

ですね、めっちゃ高かったですよね。あれ、何なんですかね(笑)

入学直後って、好きなことが勉強できるっていうのはかなり強いと思うんですよね。絵の課題が出るなんて最高じゃないかー!って言ってましたもん。ゲームも課題が楽しかったので生き生きしてましたね。

 

村上

そんなこんなで現在はゲームゼミに所属してゼミリーダーに立候補したけど、何かやってみたいビジョンはあったの?

 

俵迫

そうですね、最初一年のときにLAの先輩方がカッコ良くて憧れて、「こんな人になりたい!」って思ったんです。たくさんお話をさせていただく中で、ゼミの話を聞いて、そこで興味を持ち始めました。

あと、一年の後期にグループワークで実際にゲームを作ってみて、そのときにリーダーの存在ってめっちゃ大事やなって思ったんですよ。リーダーがしっかりしてるかどうかで完成度にも影響が出るし。その後プロジェクトに入って、そこでリーダーをやったんですけど、どうやったらグループがまとまるんだろう、とか、班員にとってどんなリーダーが良いのかなって考えて、そこからゼミリーダーやってみたいなって思い始めました。

 

 

俵迫

ゲームゼミって気の強い子が集まるイメージがありますよね。

そんな強い子が集まってくる中でリーダーやるって猛獣使いみたいで最強なんじゃね?みたいな印象もありました。

でも一年のグループワークで各チームのリーダーやってた子ばっかり集まったから、こんな中でちゃんとまとめられるかなってドキドキしてました。

 

村上

実際の所、ゼミはどんな雰囲気?

 

俵迫

みんな責任感が強くて積極的で制作もできるから、ぶつかり合ったらどうしようとか、心配もあったんですけど、みんなグループワークに慣れてるから、役割分担をしっかり担ってくれて、すごくやりやすかったです。皆の方からどんどん話してくれるし明るいし、すぐに打ち解け合いましたね。リーダーとして班員の生態を把握しなきゃって思って、全員と話をしました。

 

村上

なるほど、では前期のゼミの具体的な活動内容を聞かせてくれるかな?

 

俵迫

前期はシリアスゲームの制作と、ビットサミット主催の学生ゲームジャムの二本立てでやってましたね。

 

村上

シリアスゲームの制作はゲームゼミとしては初めての試みで、これをやろうって発表されたときはどう思った?

 

俵迫

知らないことをするのがワクワクして楽しいので、「なんかよく分からないけどすげー」ってなりました。こんなジャンルのゲームがあるっていうのを初めて知ったので。しかも展示もさせていただけるって聞いて。

 

村上

でも、絵を描きたくて入ったのに、ここでは「絵はYouTube見て勝手に学んでくれ」って放置して、プランナー視点をもったデザイナーを育てるために企画の話ばっかりしてる。それは嫌じゃなかった?

 

俵迫

そうですね。デザイナー志望なのに、なんかプランニングやってるなーって(笑)

将来はゲーム業界でのデザイナー志望なので、そのためにやらなきゃいけないことを考えながらデザインとプランニングの両方を考えながら毎回制作に取り組んでる感じですね。制作に関しては、媒体がゲームである以上はプレイする人のことを常に考えながら絵を描くようにしてます。ゲームで遊ぶ人は画面のどこを見るのかな、とか、そういうところを大事にしながらビジュアルの設計を勉強してます。

みんな一時期4つのゲーム制作プロジェクトを抱えてたので、無駄が生まれないように効率化はかなり考えましたね。

シリアスゲームの制作と、ゲームジャムと、ゲーミフィケーションの課題と、ゲームプログラミングの授業課題で、四六時中ゲームのことばっかり考えて生きてました(笑)

 

Part2に続く

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