- 2023年2月6日
- イベント
マンガ学科卒業展2022 優秀作品紹介Vol.2
みなさんこんにちは!
オープンの土曜日から大盛況だった卒展も本日で3日目!
平日ということもあって、今日は昨日までよりも少し落ち着いた空気が流れていました。
卒業展は2/12(日)まで開催していますので、是非足を運んでみてくださいね。
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《会期》
2/4(土)~2/12(日) 10:00~17:00
入場受付は16:30まで
入場無料・一般来場のご予約不要!
マンガ学科9期生は人間館(本館)3階にて展示しています。
直接足を運ぶのが難しい!という方は、ぜひマンガ学科卒展特設サイトからご覧ください。
3Dで会場を歩いている気分になりながら、web上で作品を読むこともできますよ!
※商業媒体で掲載されたもの等、一部の作品を除きます
先日のvol.1に引き続き、本日も優秀作品をご紹介していきます!
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奨励賞
和多田莉子
男性同士の物語に、抵抗のある方でも読んでもらえるように工夫をした作品です。
BLという枠から飛び出した作品だと感じていただけたら幸いです。
読んでよかったな、と楽しんでいただけたらと思います。
「よだかの明星」
「図書室のやつ」
罰ゲームで告白した宮沢に脅され、付き合うことになってしまった小山。
それぞれ悩みを抱えた2人が、すれ違いながらも成長していく様子が丁寧に描かれた『よだかの明星』
ブックカードに綺麗に書かれた「山本慶司」の文字。その正体とは…?
本に興味のなかった図書委員の塚内が、謎の人物「山本慶司」を追っていく『図書室のやつ』
本文のクオリティはもちろんのこと、冊子の装丁にもこだわりが詰まっています!
作品の本文はwebでも掲載していますが、冊子のカバー下や最後のページまで
実物を手に取れば さらに楽しめる2冊になっています!
▼作品ページはこちら
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奨励賞
PN.翁よん
自分にとっては最悪なものでも、他の誰かにとっては最高に思えるものかもしれない。そう気付かせてくれる。
そんなきっかけを詰め込んだ作品です。
特にこだわったのがキャラクターの感情表現で、1編のうちに似たような表情は描かないことと、現実では見ることのできない感情そのものを可視化させました。
この作品を読んだ方が、キャラクターの追体験をして、少しでも明るい気持ちになってくれるとうれしいです。
「被写体カノジョ」
別冊フレンド 2022年6月号別冊ふろく「ベツフレNEXT」にて掲載
「新井と加藤」
別冊フレンド 2022年9月号本誌にて掲載
3年生でのデビュー以来、「別冊フレンド(講談社)」で多数の読み切りが掲載されている翁さん。
今回奨励賞を受賞した作品も、昨年別冊フレンドに掲載されました。
表情豊かな登場人物たちがとても魅力的な作品です!
どちらも商業媒体で掲載されているため 学科サイトで掲載はできませんが
卒展会場では読むことができますので、足を運んだ際は是非読んでみてくださいね。
会場で展示されている冊子には上記2作品の他に、
就活が上手くいかない主人公と マンガ家になった幼なじみを描いた読切「サイケデリックのように」も掲載されています!
また、現在発売中の「別冊フレンド」2月号別冊ふろく「ベツフレNEXT」にも
翁さんの読切『ミニマム・パニック!』が掲載されています。
こちらもぜひチェックしてみてください!
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優秀賞
石塚千夏
「真面目でしっかり者のおじいちゃんがボケちゃった。」
介護知識ゼロの家族3人で認知症の祖父を介護した6年間のエッセイマンガ。
石塚さんの介護体験を元に制作されたエッセイマンガ「ころがる毎日」。
認知症の祖父の介護という、誰にでも起こり得る体験が描かれています。
しっかり者だったおじいちゃんが 認知症でどんどん変わっていってしまう様子に戸惑う家族…
だけどボケてもおじいちゃんの根っこの部分は変わっていないのだと気付き、
自分には何がしてあげられるだろうと考える 当時と今の石塚さんの優しい気持ちが落とし込まれています。
▼本日の「NHK WEB NEWS」にて、石塚さんのインタビューと作品が取り上げられました!
▼作品ページはこちら
本日は奨励賞2名・優秀賞1名をご紹介しました。
みなさん受賞おめでとうございます!
また後日、受賞作品を紹介していきますのでお楽しみに!