情報デザイン学科

【卒業展】2022年度 同窓会特別賞・コース特別賞・ゲスト特別賞 受賞者コメント

こんにちは、情報デザイン学科です。

 

卒業展も早いもので残りわずかとなりました!

今回は、同窓会特別賞、コース特別賞、ゲスト特別賞(大塚いちお特別賞、酒井博基特別賞)、の

受賞者コメントをお届けいたします!🌟

記載情報は以下の通りです。

 

氏名 | コース|出身高校|作品タイトル | 展示場所

 

【同窓会特別賞】

中山 夢乃(なかやま ゆめの)|ビジュアルコミュニケーションデザインコース|香川県立高松西高等学校 | 心のあるところ | 智勇館2F

〈コメント〉

心や気持ちは人を構成する上で大切な一部ですが、それらは目に見えません。そこで、もしも人の心に「きもち」が居たのなら、どんな姿形をしているのかを視覚化し、解説を加えた本を制作しました。この作品で優しい気持ちも、誰かを傷つけるような邪悪な気持ちも、ひとつの心に同居させ、抱えながら生きている人の愛おしさを伝えたいです。今回は素敵な賞をいただくことが出来、とても光栄に思います。関わってくださった全ての皆様、本当にありがとうございます。尊敬する先生のもとで学びながら自分と向き合い、考え、つくってきた時間はかけがえのない、大切なものとなりました。これからもデザインや言葉の力で、誰かの心に寄り添えるようなものをつくりたい、そして届けていきたいです。

 

 

 

【コース特別賞】

横田 ひなた(よこた ひなた)|ビジュアルコミュニケーションデザインコース|City Graphics| 智勇館エントランス

〈コメント〉
・受賞をしての感想について
素敵な賞をいただきありがとうございます。
・作品のコンセプトについて
街にある舗装された壁やテープ跡などの痕跡を無作為的なグラフィティと捉え、シルクスクリーン技法を用いた壁面作品に展開。私にとってシティ・グラフィックスは、プリミティブ(根源的)なビジュアルコミュニケーションである。
・制作期間は?
1年間
・制作の経緯(なぜこの作品を作ろうと思ったか)
散歩をして発見した、街に転がっているものを収集したスナップが「4年間の私の視点」として卒業制作に用いるのに相応しいと感じ、この作品に至った。
・鑑賞者に伝えたいこと
街にはおもしろい存在が限りなくすぐ近くにある。日常に飽きたら、美術館で鑑賞するように慎重に目配せしながら散歩してみてください。
・今後、挑戦したい事、やってみたい事など
圧倒させる自然物のような力強いグラフィックを自分の手で生み出したい。

 

 

 

【コース特別賞】

KIM GARAM (きむ がらむ)| 韓国アニメーション高校|ビジュアルコミュニケーションデザインコース|宇宙 Like to visit | 智勇館3F

〈コメント〉

・受賞をしての感想
賞をもらえるとは夢にも思いませんでした。 親しい恩師の提案で、コロナ事態に歩調を合わせて生きていく今の状況に合ったメタバースというテーマをぜひ取り上げてみたいと思いました。
そのような時代像に合ったテーマを企画しましたが、技術的に様々な問題が伴いました。しかし、ゼミ担当先生の督励とクラスメイトの応援に支えられ、それなりに気に入った作品が完成できました。本当にありがとうございます!
・作品のコンセプト
宇宙をモチーフとした展覧会をメタバスで鑑賞することを目的としています。 展示場内の展示ですね。 受賞時に行われた講評会で教授から聞いた言葉の通りに、
物理法則が適用されないサイバー展示空間内で宇宙を遊泳するように作品を鑑賞できる体験を提案しています。
・制作期間
多くの試行錯誤がありました。 計3つのメタバスプラットフォームを転々した最後に定着したのが「New Art City」でした。 1年かけて準備しましたが、ほぼ終盤になってようやく決めることになりましたので、実際の製作期間は4~5ヶ月程度になりそうですね。
展示空間で見られる作業物を製作することはそれほど難しくなかったが、3Dオブジェクトの製作経験が多くなかったため、3年生の時に受講したCinema4D授業がとても役に立ちました。 展示スペースのロビーに上映されている映像に使われた歌なども自分で制作しました。まず自分が楽しければ見る側も楽しいと思っています。
・制作の経緯(なぜこの作品を作ろうと思ったか)
コロナ事態が完全に終息していない今、私たちの世代だけが表現できることが何だろうかと考えた時、メタバスという主題が最も適切だったようでした。 そして以前からやりたかったルームプロジェクションとか体験型展示のような希望事項をどうすれば一つの作品に溶け込ませることができるかを考えた時、自分だけの展示スペースを作ってしまおうと思うようになりました。
・鑑賞者に伝えたいこと
移動方法とか動線についてもいろいろ工夫しましたので、お越しになったらぜひ一度キーボードとマウスで操作してみることをおすすめします! 大きな画面を動かしているとめまいすることもありかねますので、用意されている椅子に座って楽に鑑賞してください。
・今後、挑戦したい事、やってみたい事など
自分だけの世界観をメタバースの中で具現し、そこに参加した人たちが一つの役割を持ってロールプレイングができる特別な空間を創設することです。 ゲームと違う点といえば、今度は一人一人の体験よりはお互いに対話及び交流することに重点を置きたいです。

 

 

 

【コース特別賞】

眞弓 藍子(まゆみ あいこ)|ビジュアルコミュニケーションデザインコース|PLAY FOR _ | 智勇館4F

〈コメント〉

この度はこのような賞に選んでいただき、ありがとうございます。

PLAY FOR_とは、光の使い方から豊かさを考えた作品です。

社会問題をテーマとした授業が多く世間でもSDGsが認知されている今日、

「ACTION」を日常的に求められることに、すこし生きづらさを感じていました。

そのやり方への違和感をきっかけに、無意識を”遊び”に変え、自他ともに豊かな解決を試みる方法を提案しています。

大事にしてくれる家族、手厚すぎるサポートをしてくださった先生、超いとしい友人たちとの「共存」している感覚が私の思う豊かさであり、

この作品のメッセージでもあります。

改めて、関わってくださった皆様に心より感謝申し上げます。

 

 

 

【コース特別賞】

沼木 とろ(ぬまき とろ) | イラストレーションコース|回想ホテル | 智勇館1Fカウンター

〈コメント〉

のびのびと羽を広げて作ったこの漫画は、読み手に不親切な部分もあり、未熟です。そんな作品にも、敬愛する教員の方々から評価をいただいたことに、心から感謝をお伝えしたいです。

これは都会に疲れた男性が、日常の雑音から離れ、忘れていた些細な感覚を取り戻すお話です。たくましい自然の中で、忙しさから狭くなった彼の視野が、転々と広がる様子をお楽しみください。制作のきっかけは、コロナ禍で自分を見つめる時間が増え、有意義な孤独を知った事です。2年間の制作を終え、少し日常を取り戻した今、自分ではない他者を見つめた漫画を描いていきたいです。コツコツと、確実に、これからも創作を続けていきます。

 

 

 

【大塚いちお特別賞】

坪久田 千春(つぼくた ちはる) | 滋賀県立大津商業高等学校 | イラストレーションコース|HOLE TOOL | 人間館ラウンジ

〈コメント〉

最後の最後に素敵な賞をいただくことができ、とても嬉しく思います。ずっとこの賞が欲しいと思い続けていました。大塚いちお先生、多くの作品の中から選んでいただき本当にありがとうございます。

「穴があったら入りたい」ということわざに惹かれてから、私たちの生活には穴が必要だと漠然と、でも確信を持って制作を続けてきました。自分の考えをうまく言葉に出来ずに迷う時間が多くありましたが、その度に多くの方に助けていただき、パワーをもらっていました。これからも穴を必要とする場面に多く出会うと思います。素直な気持ちと勇気を持って入りたいと思います。

最後に、私と関わってくださった全ての方に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

 

 

 

【酒井博基特別賞】

鈴木 琴女(すずき ことな)| 大谷高等学校 | イラストレーションコース | ふつうのカレー| 人間館ラウンジ

〈コメント〉

この作品は、自身の「ふつう」という言葉に対するネガティブな気持ちからはじまりました。
ふつうになりたい、自分はふつうじゃない。
こういった呪いを解く作品をつくりたいと思いました。
カレーは共通認識を持ちやすいからこそ、
こだわりや個性が現れます。
ですがそれを自覚せず、当人は「ふつう」だと思っているケースが多いです。
このギャップを視覚化し、言葉の意味を再解釈していただくことを狙いとしています。
卒業制作と1年間向き合えたことは、先生方や周りの皆さんがやさしく、あたたかく、支えてくださったおかげだと思っております。お力添えをくださったみなさま、そして酒井博基先生にこの場をお借りして心から感謝申し上げます。

 

受賞者のみなさん、おめでとうございます!👏👏

卒業展も残りわずかとなりましたが

ご来場をお待ちしております。

 

 

京都芸術大学 卒業展/大学院 修了展

\ どなたでもOK・予約不要 /

日程:2/4(土) – 2/12(日)
時間:10:00 ~ 17:00
https://www.kyoto-art.ac.jp/sotsuten2022/

 

2/11(土)12(日) 同時開催|オープンキャンパス

https://www.kyoto-art.ac.jp/opencampus/oc02-11_02-12/
※ご来場には事前予約が必要です。

 

スタッフ きたの

<2223242526>