染織テキスタイルコース

7/2 美術工芸学科独自イベントレポート 染織テキスタイルコース 「小さな藍染体験」

美術工芸学科の学科独自イベント「ブカツ!」今日は染織テキスタイルコースの体験イベントが行われました。日本に古くから伝わる藍染。ジャパンブルーとも呼ばれる藍の色を実際に染織の工房の設備を使って手で染めてみました。手ぬぐいサイズの布ですが、藍の液に布を浸ける時間の長さによって、色は無限大に変化します。

最初に山元先生から藍染めについてのレクチャー。藍という植物、蝋染で柄を染める工程について説明をしてくれます。

コースで育てている藍。まだ小さいですがいずれこの藍から作品を染める日が来ると思うと感慨深いです。

蝋染のための道具。見たことのない不思議な道具があります。どうやって使うのでしょうか?想像がふくらみます◎

早速、ピンと張った布に溶かした蝋で絵柄を描いていきます。溶けた蝋は飴色でとても綺麗。

蝋で絵を描くのは絵の具で描くのとまた違う楽しさがあります。スタンプのように模様を押したり筆で描いたり。

染め場に移動して染めていきます。業務用のコンロがたくさん並んでいて大きな厨房のような工房です。

藍の入った樽。深い青と独特の香りがします。

最初は鮮やかな緑色をしています。空気に触れるとだんだんと藍色に。

流水で洗います。青い色が出なくなるまで洗ったら次は脱水です。

脱水が終わったら、布についた蝋を取るための脱蝋という工程。アイロンの熱で蝋を溶かして新聞紙に染み込ませます。どんどん新聞紙に蝋が染み込んでいくのが快感◎

完成しました!短い時間でしたがぎゅっと内容が詰まったワークショップ。普段入れない本格的な染めの施設での藍染の初体験に参加者のみなさんも一緒にこられた保護者さんも満足げでした!染めた布はみなさん大事に持って帰りました。

 

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