染織テキスタイルコース

8/26.27【染織テキスタイルコース】体験型オープンキャンパスレポート【ご参加いただいた皆様ありがとうございました!】

はじめに、先日の体験授業型オープンキャンパスにお越しいただきましてありがとうございました!

その日の京都はとても暑かったと思います。誠にありがとうございます。

前回も参加してくださった方ともまたお会い出来てとても嬉しかったです。

 

このブログでは、体験授業についてご紹介させていただきます。

 

今回行われたのは【古代の技法「板締め絞り」で布を染めてみよう】です!

 

「板締め絞り」は古代から続く原始的な染織技法です。中でも、雪花絞り(せっかしぼり)は、布のたたみ方や染め方の工夫で、万華鏡のように連なった模様が次々に生まれる染め方です。いろんな色が連なる染まり方を楽しみましょう。染めの歴史、技法、染料についてのミニ講義も行います。長い歴史の中で生まれた染め方を体験してください。※1

 

(※1オープンキャンパス紹介文から引用)

 

はじめに、雪花絞りをするために手ぬぐいを折りたたんでいきます。この時に正三角形、二等辺三角形のどちらかで折りたたんでいくかで、染めた後の模様が変わります。

正三角形と二等辺三角形のたたみ方の違いをぜひ想像してみてください。

 

次に板を紐でしばって挟んでいくのですが、この時に強く挟めば挟むほど、しっかりくっきりエッジのきいた染めになるそうです。

みなさん立ち上がって力を込めて紐で強くしばっていました。

いよいよお鍋の中にある染料で染めていきます。今回は4色の中から2色を選んで染めていきます。同じ色でも1回浸して染めるのと2回浸して染めるのとで表情が全然違いました。

また、手ぬぐいを挟んだ三角形の板のどこを浸すか、点で染めるか面で染めるかでも出来上がりが全く違うので、とても面白く、興味深いです。

染めた後は挟んでいた板を外して水洗いをします。先ほどしっかり折りたたんで染めた手ぬぐいをこの時に初めて広げた時の感動は素晴らしかったです。

水洗いもしっかりとするのですが、何故か色が落ちない謎は先生からこの後明かされます。

乾燥機にかけて皆さんの手ぬぐいを干して並べて講評です。

同じ染料を使っているのに染め具合で表情が違うのは本当に興味深いです。

実は今回の染料のお鍋の中には様々な薬品が使われていました。

染めた染料が繊維から離れていかないように、酸やアルカリなど化学の力を借りて定着させているそうです。

普段の生活では主に色が染まった衣服の色を落とすために塩素系の漂白剤を使われているのではないでしょうか?

 

染織テキスタイルの良いところは展示されている作品とは違い、日々の生活のなかで使うことが出来ることだそうです。世界に一つだけですので、先生もおっしゃっていましたが、今回制作された手ぬぐいを日常のなかでどうぞたくさん使ってください。

 

次回はいよいよ体験授業型入試です。

何回もオープンキャンパスに参加してくださった方の中にはこちらに向けて来てくださった方もいらっしゃると思います。詳細は隣のリンクを覗いてみてください。→体験授業型入試エントリー

 

受験される方はエントリーのお忘れがないようお気を付けください。

最後まで閲覧いただきましてありがとうございました。

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