- 2023年11月7日
- イベント
芸術館の展覧会運営に関わりました!vol.2 【学生コメントあり】
こんにちは!
アートプロデュース学科です。
京都芸術大学アートプロデュース学科の専門科目「芸術学Ⅴ / 美術芸術論Ⅶ 」の受講生たちが、京都芸術大学芸術館で開催される展覧会「infinite journey 果てしのない旅」の作品解説執筆や広報活動、トークイベントの運営を務めます。
芸術館会場風景
1、2年生で展覧会企画や設営の基礎を学んだ学生たちが、第一線で活躍するキュレーターやアーティストと関わりながら実践しています。
それではvol.1のブログに引き続き、展覧会の運営に関わった、芸術学Ⅴ / 美術芸術論Ⅶ の受講生にお話を聞いていきましょう!
担当したことや、展覧会企画を通して学んだこと、「infinite journey 果てしのない旅」の見どころを教えてくれました。
・秋本麻帆さん(アートプロデュース学科3年生)
神谷徹さんと河野愛さんの作品解説を担当しました。
現在はギャラリートークの企画を進めています。
自分が作った作品以外のキャプションを書くことは今まで機会がなかったので、作家の作品を預かっているという緊張感を持ちながら取り組みました。
解説は、作家から直接伺ったお話をベースにしつつ、ただの「説明」にならないように作品から受ける印象や自分の解釈を織り交ぜて書きました。
本展覧会は「つながり」や「広がり」がテーマのひとつです。
個々の作品だけではなく、展示においても作家ごとにエリアが区切られていなかったりと、テーマを意識した構成や見せ方になっているので、そちらにも注目していただきたいです。
秋本麻帆さん
秋本麻帆さんが担当した作品解説設置の様子
・竹内久美子さん(アートプロデュース学科3年生)
キャプションの文章、ギャラリートークの運営を担当しています。
作品やアーティストに直接関われることや、作品解説やトークイベントを担当させてもらっていることに対して、責任や不安も大きいけれど、それだけやりがいを感じています。
「旅」がひとつのテーマであるこの展覧会には、学園美術品と現代美術作家の作品が対話・共存するように展示されています。
作品同士のつながりを感じながら、ゆっくりと穏やかに流れる時間を体験してみてください。
・傳田結香さん(アートプロデュース学科4年生)
河野愛先生の作品である《ことものforeign object》及び《100の母子と巡ることもの》のキャプション執筆を担当しました。
作品には、作家の価値観や歩んできた道のりが込められているので、それらを慎重に扱うべく、言葉選びに気を遣いました。
制作意図・背景を正確に記述しつつ、作家の心の動きを生き生きと表現する言葉が見つかった時にはやりがいを感じました。
私たちは「現在」だけでなく「過去」「未来」とも地つづきになった存在です。
とある次元からとある次元へと、つながりを生み出していく作品が並ぶこの展覧会を、私は「時の中間地点」だと捉えています。
あたたかくも力強い時の鼓動を感じてみてください。
傳田結香さん
「芸術学Ⅴ / 美術芸術論Ⅶ 」講義の様子
「芸術学Ⅴ / 美術芸術論Ⅶ 」は、作品鑑賞や展覧会企画、美術史などの基礎知識を学んできた学生たちが、授業担当の本橋弥生先生ご指導のもと、展覧会の企画実践を交えながらミュージアムという施設・組織・場について理解を深める科目です。
現在、11月29日(水)に開催するギャラリートークのプログラムを企画しています。
ギャラリートークでは、学生自身が中心となって運営することで敷居を気にせず多くの方に開かれた機会となれば幸いです。
どなたでもご参加いただけますので、気軽にお越しください。
京都芸術大学芸術館 秋季特別展 infinite journey 果てしのない旅
会期:2023年10月28日 – 2023年12月02日
時間:10:00〜17:00(入館は16:40まで)
休館日:展覧会期外、展覧会期中の日曜・祝日・大学休止期間・大学入試期間
料金:無料
会場:京都芸術大学 芸術館
主催:京都芸術大学 学園美術品活用委員会
共催:京都芸術大学 芸術館
出品作家(津上みゆき氏、河野愛氏、神谷徹氏)によるギャラリートーク
アートプロデュース学科の芸術学Ⅴ / 美術芸術論Ⅶ 受講生たちが、企画・司会進行を務めます!
期日:11月29日(水)16:30〜17:50
会場:京都芸術大学 芸術館
料金:無料
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