映画学科

【映画制作レポ】「女学生(仮)」

この時期、映画学科の4年生は来春の卒業に向けて映画の制作に取り組んでいます。

映画「女学生(仮)」は、この映画のスタッフたちが抱えるモヤモヤを、大学4年生の主人公に重ね合わせた等身大の映画です。

 

 

主人公の間宮芽衣子は、卒業を前にひとり迷っています。

「私らしい私」と「世間的な私」との間で迷っています。

社会に合わせることで「私らしさ」を失うのは違うと思う、でもそのシステムから外れるのは不安。

学内の就職関連の話は鬱陶しい、でもぼんやりとしたままの将来には焦燥感がある。「わたしはいまどこに立っているの?」「幸せは本当に来るの?」

「そもそも、幸せって、何?」

たくさんの人が話しかけてきますが、孤独に生きる芽衣子は、、。

主人公に寄り添うような映像が印象的な映画です。

 

脚本、演出、そして共同で編集もつとめる三輪拓未さんは、「主人公の大学生を追い続ける映画で、観客のみなさんもこの大学生と同じ時を過ごします。見てくださる方1人1人の人生と結び付け、何かを感じてもらえれば」と話しています。

 

映画「女学生(仮)」は、2月に開かれる卒業作品展で公開される予定です。

 

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