映画学科

【2023年度卒展開催中】性の枠組みをこえるフォトグラフ『血路を開けば』

2月3日から始まった2023年度14期・卒業作品展。

映画学科では、映画の上映だけでなく脚本などの冊子や美術品も展示されています。

今回はそのうちの1つ、「個性」をキーワードに「性」という枠組みにとらわれない作品を集めた写真集を紹介します。

 

写真集「血路を開けば」です。

「カラダ」や「孕む」など7つのテーマで撮影された34枚の写真が収められています。

 

この写真集を作った“めんま”さんです。昨年の夏から撮影を始めました。

めんまさん)

「違和感は個性だと考えていて、カテゴライズではなく、人間っていっぱいいていいなぁ、面白いなぁ思って。この作品を見て、人間の受け入れ方が少しでも温かくなればと思います」

 

撮影には、めんまさんと同じ4年生や卒業生、教員など20人が参加しました。

 

映画学科4年生の右近尚貴さんです。
「男性同士の恋愛」というテーマで、友人とともに参加しました。

“まったくといっていいほど興味がなく、同性愛者もその人たちが満足できるならいいというくらいの感覚でしか捉えていなかった”という右近さんですが、撮影を境に考えが変わったそうです。

右近さん)
「相手役が友人だったこともあり、今までにない距離感で体温や呼吸を感じながら撮影し、なおかつそれを人に見られるという経験したことのない感覚をおぼえました」

「相手役の友人を『好き』という好意をもって見て、こういう人間関係があることを知って、第三者目線ではなく当事者として意識を変えることができました」
「仮に身近にそういう方がいても、受け入れられる余裕が生まれたと感じています」

 

右近さんとともに参加した寺田智彦さんです。

寺田さんは、「性別にとらわれず、その人その人で親密度や関係性が変わるのは当然のことです」「なので、あえて関係にLGBTQなどの名前をつけて区別することこそが良くないのでは」と以前から考えていたそうです。

そんな寺田さんですが、隠れるように手を繋ぐ相手の気持ちや、辛かったであろう2人のこれまでを想像し、撮影中は悲しく切ない気持ちでいっぱいだったそうです。

 

また、もともとLGBTQに関心があるという倉田彩音さんは。

倉田さん)

「『LGBTQ』の人たちは何も変わったことはないし、意識して特別とも思わなくていいと思います。特別と思うなら、生きている人たち全てが特別だし、ひとりひとり違うのが当たり前です」
「『人を好きになる』ということはその人の気持ちが全て正解だと思うし」

「めんまさんと一緒にLGBTQをテーマにした作品を作って見てもらうことで、見てくれた人の考え方を変えることができればなあと思っています」

先日行われた合評では「とても作り込まれていて、素晴らしい作品」、「『人間は生きているだけでいいのだ』という思いを応援したい」といった感想が教員から聞かれました。

 

2月の卒業作品展ではこの写真集が販売されるほか、掲載できなかった写真も展示されます。

 

2023年度京都芸術大学 映画学科卒業制作展 『+01CINEMA(プラスワンシネマ)』

入場・鑑賞無料!

【日程】 2024年2月3日(土)~2024年2月11日(日) 開催時間:10時~17時

【会場】 京都芸術大学人間館地下1階映像ホール 京都芸術大学高原校舎

 

会場は、瓜生山キャンパス映像ホールと、高原校舎各教室と試写室となっております。

どの作品も渾身の力で作り上げられていますので、是非ともみなさま、映画学科卒業展【+01CINEMA】プラスワンシネマにお越しください!

 

詳細は下記からどうぞ。

映画学科ポータルサイトD STUDIO・【+01CINEMA】プラスワンシネマ特設ページ

https://www.takahara-dst.com/event/plus01cinema/

 

また、いくつかの作品は、DSTUDIOを通じて、期間限定のオンライン配信で観る事が出来ます。

『D STUDIO』ARTWORKよりどうぞ!

https://www.takahara-dst.com/artwork/

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