- 2024年2月16日
- ニュース
【空デ卒展2023】受賞者発表●第2弾
みなさんこんにちは
空間演出デザイン学科です。
本日も引き続き卒展受賞者に関する内容です。
受賞者①のBLOGをチェックしてください!
今回は、第2弾として、空デコースの受賞者と学長賞+優秀賞の紹介です。
会期後の紹介になってしまい、、大変恐縮です、、
しかしながら、実際に足を運んでいただいたみなさま!本当にありがとうございます。
今年の空デは1800人ほどの方々にお越しいただきました、暑く御礼申し上げます。
では早速奨励賞9名のうち【空間デザインコース】の学生さんのご紹介からです!
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□奨励賞□
鈴木 彩菜 (すずき あやな)さん 藤枝順心高等学校 出身
『textile/stems and branches』
鈴木さんは、花や植物を愛するものとして、そうした植物たちへ人々は、どのような立ち位置にあるのか
植物からたくさんの与えられているものがあるはずのに、我々人間はその恩恵をどう植物たちへ、返せているのか?
などといった彼女ならではの観点で、リサーチや表現を行いました。
よく植物を普段から観察し、愛でていないと生まれることのない発想のつまった花の性格図鑑の作成や、茎などのおもにメインとされない部分を使用し
素材としたテキスタイルなど、人間視点ではない見え方をデザインによって表現しました。
ダイナミックな展示を作り上げた彼女は、卒業後も花に関わる仕事を生業としてゆきます。
展示教室 K33
□奨励賞□
徳田 帆夏 (とくだ ほのか)さん 京都府立東宇治高等学校 出身
『食のサーキュラーデザイン』
彼女は、3回生の頃から続けてきた”食”についての研究を、卒業制作としても選びました。
卵の殻をポットにするというささやかな、循環のデザインから、数々の保存食とその仕組み、また近年かかすことの出来ない防災の観点でも制作を進め、
「すべて食べる」「捨てない食べ方」「アップサイクル」の3つの軸で制作・研究を行いました。
野菜の皮から生まれ変わったアクセサリーがとても可愛らしく、魅力的に
また、保存食も展示のさいは陽の光をあびてきらきら輝いていたのも印象的な展示となっていました。
展示教室 K31
□奨励賞□
浜嶋 咲良 (はまじま さくら)さん 愛知県立松蔭高等学校 出身
『循環する小屋』
彼女は、電力に頼らないというくらしの原点的な部分に目を向け『循環する小屋』を制作しました。
すでに生活のなかに当たりまえにあるものを”見直す”という意味で
自然の力を動力として、過ごせる小屋→オフグリッド(=電力会社に頼らずとも電力を自給自足している状態)の小屋を制作し
インフラを自分でつくるということに挑戦しました。
生活のなかで排泄されるものさえも、循環のアイテムとして利用できるという、気づきも魅せる展示となっていました。
自作のストーブでパンケーキを焼いたり、周囲の人々を巻き込みながらプロジェクトを完遂させました。
こちらのダイナミックな小屋は、のちに祖父の畑においてもらうそうです。
実際の天候のもとで、どんな変化が現れてくるのか楽しみです。
展示教室 K31 ベランダ
□奨励賞□
平川 香恋 (ひらかわ かれん)さん 上宮太子高等学校 出身
『書道・毛筆文化継承のための暮らしの提案』
彼女は、自身が書道を行うというところから、毛筆文化についてリサーチを制作を行いました。
御朱印のデザインなど、筆で描かかれるものを古いものではなく、
現代にもつながるものとして、パブリックアート的にも描くことに挑戦してみたり
筆自体の形にも着目をし、子供が握りやすく、なによりも正しい”力加減”を学ぶということ点で、あらたなプロダクトの提案も行いました。
展示教室 K41/デッサン室
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以上の4名が空間デザインコースの奨励賞を受賞された学生さんです。
それでは以上の賞に加えて、
学長賞、優秀賞、松井先生賞を受賞された学生さんのご紹介です。
まずは、松井先生賞から!
■松井 創先生賞■
SDコース
野代 和奏 (のしろ わかな)さん 駿台甲府高等学校 出身
『古くて新しい縄文』
ー作品コメントー
“縄文”、考古学の視点から私の地元である山梨県の地域創生と、本当のサステナブルを目指し、縄文時代の先代たちの技術を使い今の現代に生かしたプロダクトを制作、研究しました。また、プロダクトの他にワークショップやプロジェクトにも取り組みました。
■松井 創先生賞■
FDコース
北村 妃奈子 (きたむら ひなこ)さん 大谷高等学校 出身
『みんな〜!\\ J-POPアイドル // ず〜っとすきでいてね♡』
ー作品コメントー
世界中のアイドルが活躍している現在、J-POPアイドルは衰退の危機にある。そこで世界中のファンに協力してもらい、民族衣装×日本のアイドル衣装を制作。それぞれの国で着用して世界中で盛り上げてもらおう!
彼女は奨励賞とW受賞です!👏
■優秀賞■
SDコース
松永 侑樹 (まつなが ゆうき)くん 東海大学付属大阪仰星高等学校 出身
『公園の木々の新たな活用方法の研究』
彼は地元大阪の「山田池公園」の木々に着目。
公園の緑ある豊かさも、必ずや剪定されるという段階はつきもの。
さまざまな世代の人々が集う公園の木々たちは安全面に配慮され、公園管理として、どこへゆくのか。
そうしたリサーチのなかで、樹齢を重ねた立派な木々が大量に廃棄される現実を知り、
なにか街に循環する仕組みとして、スプーンやフォークなどのちいさなものから、椅子などに生まれ変わらせる取り組みを行いました。
廃棄される末路ではなく、また新たな居場所をつくるための第一歩をデザインしました。
■優秀賞■
FDコース
広瀬 彩美結 (ひろせ あみゆ)さん 大阪市立芦間高等学校 出身
『hAFu』
彼女は自身が、日韓のハーフであることから幼いころから感じていた
ハーフであることでの、世間のイメージやそれによって影響があるとされる自己表現について
専攻するファッションの力をもって、理解を深めてもらおうとするブランドを提案しました。
祖母から譲り受けた衣装を現代風にリメイクし、韓国の衣装の魅力も伝えつつ、凝り固まったイメージをほぐすように
ファッションとして自分に取り入れることで、身近に感じてもらおうとする作品たちは、「ありのままの自分を表現してほしい」とする彼女のやさしさが出てきるようにも見えます。
■学長賞■
西口 歩 (にしぐち あゆむ)さん 百合学院高等学校 出身
『kawalien project』
西口さんは、自身が生まれ育った「兵庫県川西市」に着目し、現状や課題、なにより自分が育ってきたことで感じてきた体感を持ってして、リサーチと研究、制作を行いました。
抱える高齢化問題に始まり、世に知られていないまちの魅力を、どのように伝えるのか。
地域活動を行う方々への取材から、いちじく農家さんと繋がり、実際に農家さんのなかで西口さん自身もお手伝いをし、
オリジナルキャラの「イチジクちゃん」を登場させた紙芝居の作成、読み聞かせをまちで行うイベントなど数回にわたり開催しました。
移動式のかわいらしい台車もお手製です。(実際にタイヤが動くのですごい。。!)
また、グッズとしてアクセサリーや、オリジナルキャラの「イチジクちゃん」の絵本、スタンプなどクオリティの高い雑貨に、人々は思わず手に取って見てしまう。
そうしたデザインによる導入部分があるからこそ、他社にもより、まちの魅力を知ってもらえる。非常に活動的なプロジェクトとなりました。
彼女は本大学院に進学されます。ソーシャルデザインの探究により一層の磨きをかけ、今後のご活躍もとても楽しみです。
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最後に
受賞されたみなさま、本当に本当におめでとうございます!
そうでなかったとしても
だれかにとっては、必ず心にのこる作品であることは間違いないです!
およそ1年間の制作期間のなかで、継続し迷いながらも、最後まで駆け抜けたみなさまを本当に尊敬します!
ほんとうにお疲れさまでした!
☆☆☆☆☆☆☆告知☆☆☆☆☆☆
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午前の部 10:00~12:00 【オンライン】 / 午後の部 13:30~15:30 【対面】
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ファッションデザインコースは、
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午前の部 10:00~12:30 【オンライン】/ 午後の部 13:30~16:00【対面】
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いずれも、お申し込み後に、持ち物やリンクなどお送りするので事前のお申し込みが必要となります。
すこーしでもデザインの授業をうけてみたい。。。、入試にむけて空デの学びを体験してみたい。。を叶えるチャンスでもあります!
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