文化財保存修復・歴史遺産コース

【2023年度卒業展にご来場いただきありがとうございました!】

こんにちは、歴史遺産学科です。

 

2/3(土)から2/11(日)の9日間、2023年度京都芸術大学卒業展が開催されました。

今回は、展示期間中の歴史遺産学科の様子をお届けいたします!

 

まず、初日は展示会場にて卒業研究の優秀者への授賞式が行われました。

受賞した学生は、名前を呼ばれ学科長である仲先生から賞札を受け取りました。なんと、学長賞の札は金色です!

今回、受賞した学生とその研究内容をご紹介したいと思います。

 

【学長賞】長田祐樹さん(木村ゼミ)

「日本における「牧谿猿」の受容と展開ーその解釈と変遷についてー」

室町時代以降の日本人画家たちがどのように「牧谿猿」を受容し、翻案したのかを分析した研究です。

 

【優秀賞】多田恵都さん(増渕ゼミ)

「陶磁器伝統工藝品における「継承」と「発展」」

陶磁器に焦点を当て、工藝品が現代のニーズに合わせた「発展」と個々の伝統の「継承」をどのように両立させていくべきかを検討する研究です。

 

【奨励賞】上田真以さん(仲ゼミ)

「日本における「捕鯨文化」の展望ー鯨との関わり方と現在の活動を中心にー」

反捕鯨派の主張を検証しつつ、日本における鯨利用の歴史を辿り、捕鯨文化の継承に向けた考察と提言を目的とした研究です。

 

【奨励賞】筒井希緑さん(宇佐美ゼミ)

「京もの指定工芸品の認知度評価と継承に向けた課題の検討ー京都市の大学生を対象としたアンケート調査からー」

伝統工芸品の継承を模索する立場から、工芸品に対する社会的認知度や意識の実態を探ることを目的とした研究です。

 

【奨励賞】千綿深由さん(増渕ゼミ)

「酢酸ビニル系接着剤の劣化・可逆性ー木製資料の修復に使用された場合ー」

木彫仏像などの木製資料の修復に使用される、酢酸ビニル系接着剤の劣化と可逆性について調査した研究です。

 

【奨励賞】山田亜侑さん(宇佐美ゼミ)

「膠の溶解法に関する研究ー溶解法別にみる膠水の効果の検証からー」

3種の膠を湯煎と煮沸で溶解し、発色・付着性の観点から膠の物性を検証し、膠の扱い方についての文献を調べ、推奨される溶解法が変化した理由を考察する研究です。

 

【奨励賞】森本亜好さん(増渕ゼミ)

「幕末から明治初期の浮世絵に使用された色材ー豊原国周作品に使われた黄色・青色・緑色についてー」豊原国周の浮世絵作品を対象に、幕末から明治時代初頭に用いられた黄色、青色、緑色色材の同定とその変遷を明らかにする研究です。

 

【奨励賞】CHO HAN Aさん

「増粘剤としてのフノリとMCについて」

欠失部の補填処置に使用される糊として水で緩めた糊、増粘剤として濃度の異なるMCと抽出方法の違うフノリを添加した糊を使用して試料を製作し、実験による数値化を試み検証を行う研究です。

 

【同窓会特別賞】YANG,E-Wonさん

「比叡山登山路の文化的景観ー雲母坂を中心にー」

延暦寺に至る比叡山登山路の文化的研究を目指すプロセスとして、雲母坂を対象に歴史遺産学の見地から文化財や遺跡などの分布調査を行った研究です。

 

以上9名、受賞おめでとうございました!!

 

授賞式の後は、卒業論文発表会が行われました。論文の筆者から説明を直接聞くことで、研究内容をより理解できます。質疑応答では、鋭い質問や発表を聞いた感想など意見が飛び交います。質疑応答の時間は、聞いているだけでも理解度がさらに深まりますね!

また、今回3年生は司会進行など、発表会のサポートをしてくれました!歴史遺産学科の学生が協力し合って開催できた発表会となりました。

 

2/5(月)、展示会場を学長が来訪くださいました。4年生が学長に、個人展示の前で研究内容についてお話ししています。

 

歴史遺産学科の卒業展示会場は、期間中約1800名のお客様にお越しいただきました。卒業論文の正本の展示のほかに、研究概要パネルと研究資料や実験データなどをまとめた個人展示や大学4年間の授業やプライベートの写真展示など、どなたでも楽しめる工夫がちりばめられた会場でした!この卒業展を通して、歴史遺産学科とその学生の活動を知っていただけたかと思います。ご来場いただき、ありがとうございました。

 

 

3月23日(土)、24日(日)にオープンキャンパスが開催されます。

↓ぜひご参加ください!!

オープンキャンパス | 京都芸術大学 (kyoto-art.ac.jp)

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