文化財保存修復・歴史遺産コース

「歴史遺産プロジェクト演習Ⅱ授業風景

こんにちは、歴史遺産学科研究室です。
今回は、「歴史遺産プロジェクト演習Ⅱ」の授業風景をお届けします!

 

この授業は3年生対象で、各ゼミに分かれて授業を行っています。
それでは、宇佐美先生担当の3D写真測量の演習を見学してみましょう。

 

まずは、写真測量とは何かを学ぶ様子から。

 

そもそも写真測量とは、複数の写真の視差を利用し、深度(奥行)の情報を計測するものです。
視差が生じるようにカメラの位置を少しずつずらしながら、デジタル写真を撮影します。それをもとに2次元の写真情報を3次元情報に変換し、測量する方法です。

 

今回は、「Agisoft Metashape」というソフトを使用します。

チュートリアルで操作方法を確認し、続いて研究室内にあるもので、実践してみます!

 

大学で用意した対象物がこちら!中にはご自身で家からもってきたもので測量を試みる学生もいるようです。なかなか面白いデータがとれそうですね。

 

次に、様々な方向から写真をとる様子です。写真の角度や枚数によってデータの質や重さが変化するので、学生の皆さんは工夫を凝らしながら撮影に臨んでいます。

撮影したデータを先ほどの「Agisoft Metashape」に取り込み、3Dデータを生成していきます。
なかなかの出来栄えですね!

 

学生の中には、キャンパス敷地内の野外を撮影して測量している方も!少ない枚数で生成したので、画質は荒いですが、地形は理解できますね。

 

最後に、各メンバーが成果を発表しあい、ディスカッションが行われました。

今後、この技術をマスターして、より良いデータを収集できるようになれば、自分の研究や卒業論文に大いに活用できるのではないでしょうか。

 

 

 

6月1日(土)・2日(日)
体験型オープンキャンパス開催!文化財保存修復・歴史遺産コースでは、ワークショップ「まじないの民俗-まじない札をデザインしてみよう-」を行います。

ご予約お待ちしております。
https://www.kyoto-art.ac.jp/opencampus/oc06-01_02_08-24_25/

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