文芸表現学科

2024年度の優秀学生賞・受賞者をご紹介します。

こんにちは、文芸表現学科です!

 

本学では、3年生までの成績や研究・制作活動、課外活動、学生生活などを厳正に審査し、特に秀でた4年生に対して「優秀学生賞」が授与されます。

今年度の受賞者65名のうち、学科からは、工藤鈴音さん、宍戸遥さん、山口楓生さんの3名が受賞され、6/14(金)には「2024年度 優秀学生賞 表彰式」が執り行われました。

 

 

6/14(金)〜6/26(水)の期間中、本学に設置されている美術展示ホール「ギャルリ・オーブ」にて、受賞者の活躍や今後の展望などを記したパネル展示が行われました。

 

 

今回は、3名の受賞コメントに加え、学生を一番近くで見守ってきた担当教員からのコメントをご紹介します。

 


 

工藤鈴音さん

 

わかりづらい世界をやさしくひらくことに注力し、文章を綴ってきました。

日々の会話のなかで、伝わらないもどかしさを感じる場面が多く、コミュニケーションをとることに苦手意識がありましたが、執筆を通して、さまざまなひととお話させていただくなかで、コミュニケーションのあり方についてあらためて深く考えるきっかけができました。

卒業制作でも、コミュニケーションをテーマにひととのつながりを大切にし、執筆していきたいと思います。

工藤鈴音

 

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工藤さんがつくる人として自前の個性を育てられているな、とこちらにおもしろく感じられたのは、3回生のときに長い作品を書いていたプロセスで、でした。

長く見つめてきて触れてきたものごとに関して、工藤さんには「昔と今」「あるジャンルと他のジャンル」などと比べて噛み締め直す解釈の奥行きによって「発見」を導き直せる器がある。「伝えるとは何か」という大きな謎への手がかりを、長く深く楽しんで旅をするみたいに書いて、読者をも楽しませる距離感を獲得してきているのが、工藤さんの大学での素敵な成長だと思います。

 

担当教員・木村俊介(インタビュアー・ノンフィクション作家)

 

 


 

宍戸遥さん

 

日常の些細なきらめきをぎゅっと凝縮して、小説という形式で表現してきました。主人公たちと喜怒哀楽を共にしながら、アロエに恋したり、美しい幻覚を描いたり、自分の中の少女性をひっぱりだして暴走させたり、藻類に夢中になったりするのは楽しいです。楽しみながら創作と向き合っています。

これからも様々な文章に触れる中で、書きてえ〜!と思うことに出会い、小説を生み出せたら良いなと思います。

宍戸遥

 

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宍戸さんの創作への意欲と粘り強さは、一見おだやかながら真の通った意志を感じさせます。必ずしもリアリティベースに拠らないユーモアたっぷりで奇想天外な小説は、人とは違うジャンルにも臆さず弛まず挑もうとする宍戸さんの創作への姿勢なしには、なかなか成立しないものです。また読みの確かさも特筆すべきことです。注意深く丁寧に作品を読み、それを言語化する力を、年々身につけてきました。今後長く創作を続けるための養分を、この学生生活において存分に蓄えられたと思いました。

 

担当教員・江南亜美子(書評家)

 

 


 

山口楓生さん

 

大学の内外を問わず、雑誌や記事の制作に没頭してまいりました。

これらの過程で、50名以上の方々にインタビュー取材の機会をいただき、他者の歴史にふれ、言葉を預かることの豊かさと責任をつよく実感しています。

また、エディトリアルデザインや書店営業など、専門分野外の技術についても、あらゆる業界の先輩方から教えを授かりました。自身にも他者にも真摯であることと、在学中に得たご縁を、今後も末長く大切にしてまいります。

山口楓生

 

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山口さんは大学1回生のとき、最もむずかしいがおもしろいというタイプの取材対象者へのインタビューを約2ヵ月間かけてまとめあげていますが、その原稿の深さと磨き上げの精度に驚きました。この人には、家に帰ってひとりの時間に考えを積み上げられる根性がある、と。長い執筆時間の中に潜り込むだけの勇気もある。

山口さんを見ていると、ものをつくるうえでは孤独こそが贅沢な素地なのだと感じます。会っていない季節に変貌していけるという可能性をその後もずっと探究していって、興味深い活動を展開してきているのだと思います。

 

担当教員・木村俊介(インタビュアー・ノンフィクション作家)

 

 


 

お三方とも、ここでは簡単に書き表せられないほどの努力や、時間を費やし、自身の創作活動と向き合ってこられました。

楽しい!好きだ!という気持ちだけでは乗り切れなかったこともあったかもしれません。

それでも、自身の目指す文芸表現を追求し続けた結果が、こうして優秀学生賞受賞につながりました。

 

彼女たちはこれから4年間の集大成として、卒業制作を執筆します。

完成した作品は、来年2月の卒業展にてご購入いただけますので、どうぞ楽しみにお待ちください!

 

▲自身のパネル展示の前で記念撮影。みんな、ほんとうにおめでとうございます!

 

 

 

(スタッフ・牧野)

 


 

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