- 2025年8月18日
- ニュース
文芸表現学科発の「文芸誌301」第5号(301文庫)発行!
こんにちは!文芸表現学科です!
文芸表現学科には、学科での学びを活かして社会課題の解決に取り組む社会実装科目群という授業がいくつかあります。そのなかのひとつが、学科が発行元となり商業文芸誌の編集・制作・販売を目指す授業です。教員と13名の学生が一緒になって、作家への寄稿やインタビュー取材の依頼をはじめとする企画・取材執筆・編集の全てを担います。
文芸誌301と名付けられたこの文芸誌は文芸表現学科の学生が1年ごとに編集メンバーを変えて制作しており、これまで5年間にわたり刊行を続けてまいりました。
そしてこの度、制作にご協力いただいたすべての方々のおかげで、第5号を皆様にお届けできることになりました!!
第5号の大特集はズバリ「はじめての文芸誌」です!
編集部員のほとんどが文芸誌の制作どころか文芸誌そのものに触れるのも初めてで、「文芸誌に興味はあるけれど、どれから読めばいいのかわからない」「堅く、難しそう」という世間の声に共感しながらも導き出した一つの想い、「文芸誌をもっと身近に感じてほしい」を抱え、自分たちなりの文芸誌への“入り口”をつくろうと企画を立てました。また、特集以外では、第172回芥川賞にノミネートされた竹中優子さん、第61回文藝賞を受賞した待川匙さんをはじめ、さまざまな作家さんに寄稿をしていただきました。
今日は本誌から、いくつのかの企画を紹介します。
「教科書は文芸誌?」
特集企画の一つであるこちらは、人生で文学作品にはじめて触れたのは国語の教科書だったのでは?という何気ない発見から生まれた企画です。実際に教科書と文芸誌とを見比べてみると、慣れ親しんだ国語の教科書には文芸誌と類似した点がいくつもあることに気がつきました。小学校から高校までの国語の教科書を集めて調査し、教科書で読んだ文学作品についてあの頃の記憶と共に振り返ってみました。また、教科書編集者としての過去をもつ弊学教員の中村純先生に編集者目線でみる教科書についての寄稿をお願いしました。
「文芸誌編集者に聞いてみた」
こちらも特集企画の一つ。「はじめての文芸誌」という趣旨にあたって、文芸誌を深く知るために編集部員が実際に文芸誌を手掛けている編集者へ取材を敢行。歴史を持つ「群像」や2024年に新たに生まれた文芸誌「GOAT」など、文芸誌にかける熱い想いに触れることができました。みなさんもぜひ、この企画から文芸誌の扉を開いてみてください。
「いろんな遊びを入れて、いわゆる文芸誌の堅苦しさを取っ払う試みをいろいろとやってみました。すべてがはじめて手にとってもらうための工夫なんです。」(GOAT三橋薫さんへのインタビューより)
「ブランク・スペース」
はじまりは大学生になった編集部員が捉えた、高校生のころよりも自由が増えて空白が多くなったという感覚。そこから生まれたこの企画は担当した編集部員のこだわりと熱い思いが込められています。規則正しかった生活とはかけ離れてしまった大学生のかたちを
小説『光のそこで白くねむる』で第61回文藝賞を受賞した待川匙さん、自費出版したエッセイ集『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』が注目を集めた小原晩さん、小説『ダンス』で第56回新潮新人賞を受賞、同作で第172回芥川賞にノミネートされた竹中優子さんの3名の作家さんに寄稿していただきました。
「焦がれ鴨川」
京都の鴨川を題材にした短歌と詩、散文の企画。鴨川の綺麗なところも、汚いところも、まるまる含めて書いてもらうことで手に取って読んでくれた人が鴨川に焦がれてほしい。という編集部員の思いで立てた企画です。第一回西脇順三郎賞新人賞を受賞した今宿未悠さん、第15回文芸思潮現代詩賞優秀賞を受賞した木田昨年さん、ライターであり、日常風景を散文にしてnoteでエッセイを書いたり、Threadsで日記を綴ったりもしている白川烈さん、文芸表現学科の出身生でもあり、現代詩の年間新人賞「ユリイカの新人24」に選出された詩人・山内優花さんの4名の方に書いていただきました。
「神戸空白域」
1995年1月17日午前5時46分に発生した阪神・淡路大震災から、今年で30年を迎えます。長い月日が流れ、震災を知らない世代も増えてきました。あの出来事は、語り継がれるべき記憶であり、決して風化させてはならない歴史です。けれども「経験していない私たち」は、どうすればあの日の痛みや祈りを、未来へと手渡していけるのでしょうか。
本企画では、文芸表現学科21年度卒業生・土橋知菜美さんによる、同年の卒業制作で優秀賞を受賞した小説『神戸空白域』を取り上げ、その物語を手がかりに震災の記憶に触れていきます。さらに、神戸出身である土橋さんへのインタビューも交えながら、「継承のかたち」について考えます。
読者の好みに合わせた企画をおすすめするフローチャートや、301文字で綴った編集部員の日記など、そのほかにも盛りだくさんな企画内容でお送りします!
販売場所は「文芸誌301」の公式SNSにて随時お知らせしていきます。
現在、下記店舗でお取り扱いいただいています!ぜひみなさんも、書店店頭で手に取って見てください!
【 関西 】
〇京都
― VOU
― ホホホ座浄土寺店
― 大垣書店高野店
― レティシア書房
〇大阪
〇兵庫
― 1003
― 本の栞
【 中部 】
〇名古屋
【 東北 】
〇秋田
― 川添い
【 関東 】
〇東京
【 中国 】
〇広島
【 四国 】
〇香川
― なタ書
副編集長と編集部員によって作成された第5号のニュースリリースが完成いたしました✨🎉
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(執筆:文芸表現学科301文庫 「文芸誌301」
編集部・山田紗来、並びに編集部一同)
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