- 2024年12月3日
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卒業生の活躍! 第37回東京国際映画祭コンペティション部門公式出品作品 監督:片山慎三×原作:つげ義春「雨の中の欲情」プロデューサー・劉士華さん
日台共同製作となった本作、台湾での撮影においてキーマンとなったのがプロデューサーとしてクレジットされている劉士華さん(映像舞台芸術学科 映像芸術コース)は、これまでに『キングダム』(2019)、『コンフィデンスマンJP-ロマンス編-』(2019)といった作品の台湾・中国・香港ロケに撮影協力してきたエキスパート。
日本の映画撮影システムにも詳しい劉さんは、撮影部・照明部・制作部・美術部といった各部署の台湾スタッフに精鋭たちを用意した。
『さがす』『ガンニバル』の片山慎三監督がつげ義春のシュ-ルレアリスム作品『雨の中の慾情』を原作に独創的なラブスト―リーとして映画化した最新作『雨の中の慾情』は、11月29日(金)よりイオンシネマ、Tジョイ系映画館にて公開中。
アジア映画で史上初めて米アカデミー賞作品賞を受賞した『パラサイト 半地下の家族』のポン・ジュノ監督の助監督として研鑽を積み、長編映画デビュー作『岬の兄妹』(2018)で日本映画界に衝撃を与えた片山慎三監督。
予測不能の展開が話題を呼んだ『さがす』(2022)や、国内はおろかアジア圏で高く評価された『ガンニバル』(2023)など、センセーショナルな作品を次々と世に送り出してきた彼が、このたび挑むのは今年デビュー70周年を迎える「ねじ式」「無能の人」等で知られる伝説の漫画家・つげ義春による短編「雨の中の慾情」の映画化だった。
メインキャストに成田凌、中村映里子、森田剛。
二人の男と一人の女の切なくも激しい性愛と情愛が入り交じる、数奇なラブストーリーが誕生した。
本作は第37回東京国際映画祭コンペティション部門に公式出品している。
コンペティション部門の審査員長は香港の俳優トニー・レオンが務めており、日本×台湾合作の本作がどう評価されたか、その目で実感して欲しい。
■あらすじ
貧しい北町に住む売れない漫画家・義男(成田凌)。アパート経営の他に怪しい商売をしているらしい大家の尾弥次(竹中直人)から自称小説家の伊守(森田剛)とともに引っ越しの手伝いに駆り出され、離婚したばかりの福子(中村映里子)と出会う。
艶めかしい魅力をたたえた福子に心奪われた義男だが、どうやら福子にはすでに付き合っている人がいるらしい。
伊守は自作の小説を掲載するため、怪しげな出版社員とともに富める南町で流行っているPR誌を真似て北町のPR誌を企画する。
その広告営業を手伝わされる義男。
ほどなく、福子と伊守が義男の家に転がり込んできて、義男は福子への潰えぬ想いを抱えたたま、三人の奇妙な共同生活が始まる……。
■クレジット
出演:成田凌、中村映里子、森田剛、竹中直人
監督・脚本:片山慎三 原作:つげ義春「雨の中の慾情」
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
(C)2024 「雨の中の慾情」製作委員会
公式サイト:https://www.culture-pub.jp/amenonakanoyokujo/
11/29(金)より、TOHOシネマズ梅田、京都シネマ、MOVIX京都ほかで全国公開中!
皆様、この機会を見逃すな!