プロダクトデザインコース

4/27体験授業型オープンキャンパスレポート

こんにちは、プロダクトデザインコースです。

 

4月27日(日)は体験授業型オープンキャンパスでした。

たくさんの方にご来場いただき、本当にありがとうございました!

 

今回は、体験授業の様子をレポートしたいと思います!

プロダクトデザインとは、身の回りにあるたくさんの道具をデザインする仕事です。

 

コースでは、プロダクトデザインの方法を色々と学びますが、今回は『観察から作るデザイン』をテーマに、100分の体験授業内で観察をし、実際に作品を一つ作ってもらいました。

 

日ごろ何気なく私たちは周りの物を「見て」過ごしていますが、ただ視界に入ってくるだけの光景の中に、意識にはなかなか上ってこない様々な要素が隠されています。

 

そんな日常の物や動作を「見る」から「観る」にすることで今までにないデザインを導き出すヒントを探って行きます。

 

\この日の授業を担当するのは北條先生/

今回新たなデザインを考えるのは「ペン立て」です。

 

参加者がそれぞれ課題を設定し、新しいオリジナルのペン立てをデザインしていきます。

 

まずは、4人1組になって、サンプルのペン立てを使っている動作を観察します。

観察される人は、使い心地を逐一つぶやいていきます。

「使いたいペンがすぐに見つからない…」「底に入った付箋が取り出しにくいなぁ」等言いながら、ペン立てに文房具を立てたり出したりしてみます。

 

▼高校生に交じって参加している学生スタッフの黒田出海さん(2回生[米子西高等学校出身])

 

そして、準備されたワークシートに記入していく形で、観察した事柄を分類、分析して、重要な事柄を探っていきます。

今回は、観察で気づいた「普段気づいていなかった、不便な点・改善点」を一つピックアップして、アイデアを発想していきました。

 

自分では何気なく使っている道具ですが、他者が使う様子を改めて観察することで、今まで意識していなかった点を浮かび上がらせることが出来ます。

 

プロダクトデザインというと、何かすごいアイデアを形にして、ヒット商品を生み出すというようなイメージがあるかもしれませんが、些細なこと、当たり前の事に目を向けることがとても重要なようです。当たり前と思っている些細な事柄を観察し、地道に発想の種を集めていくことが求められます。

 

 

そして、その観察から得られた課題のうち一つを選び、解決できるデザインを考えていきます。

 

そして構想をもとにいざ制作。

今回はケント紙とスチレンボードを使って形にしていきます。

 

▼西村 蘭乃さん 2回生[昌平高等学校出身]

▼小堀 周汰さん  3回生[日吉ケ丘高等学校出身]

 

スチレンボードを切るのに慣れていない高校生たちに大学生の先輩や先生がアドバイスして回ります。

(ちなみに1回で切ろうとすると分厚くて大変なので、2、3回に分けて同じところを切るとうまく切ることが出来ます。)

 

 

制作時間が短く大変だったかと思いますが、皆さん自分オリジナルのペン立てを形にすることができました!

 

 

そして、最後はグループに分かれて、それぞれ作った作品について発表していきます。

 

何が課題だと思ったのか、それを解決するためにどのような工夫をしたのか…を自分の言葉で説明します。

(この自分の言葉で説明するというのが、プロダクトデザインでも、とても重要!)

 

 

 

限られた時間と使い慣れない素材でアイデアを形にするのは大変そうでしたが、出来上がった作品はどれも力作揃いで、「そうきたかぁ~」というアイデアもたくさんありました。

 

▼参加者に交じってデザイン提案を行った学生スタッフ、西村さん

 

きっと、今回のこのペン立てがはじめてのデザインだった高校生も多かったはず。

体験授業型入試でも、スチレンボードなどを使用したデザイン制作課題が出題されるため、「今回余った材料を持ち帰り家で練習してみてね!」と先生からアドバイスがありました。

午前、午後の授業とも、たくさんの方に参加していただき、大盛況でした!ご参加いただき誠にありがとうございました。

 

次の体験授業型オープンキャンパスは5/31(土),6/1(日)に開催されます。今回とはまた少し違った角度から体験授業を行いますので、是非ともご参加下さい!

 

 


\\\ オープンキャンパスのお知らせ ///

 

5/31(土),6/1(日)に2回目の体験授業型オープンキャンパスが開催されます!

今回とは違った内容となりますので、今回参加された方もぜひご参加ください🌷

 

プロダクトデザインコースの体験授業内容はこちら👇

【観察からつくるデザイン】

新しいデザインは、才能やセンスが無いと生み出せないのでしょうか? 実はデザインには様々な考え方(メソッド)があり、それに沿うことで誰でも新しいデザインを生み出すことができます。今回は「観察」をテーマに、私たちの動作・行為から新しい道具のデザインを考えてみましょう。

 

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