- 2025年7月3日
- ニュース
6月ミニオープンキャンパスありがとうございました🌟『作品と人々が出会う展覧会を開催してみよう~机の上の小さな展覧会~』
こんにちは!アートプロデュースコースです。
6月29日(日)、体験授業型オープンキャンパスが開催されました。今回のオープンキャンパスでは学科・コースにとらわれずに体験授業を選んでいただくため、実は各授業を担当するコースを伏せて参加者を募集していました。その中からアートプロデュースコースの授業を面白そうだと思って来ていただいた皆さん、ありがとうございます!
今回はそんなオープンキャンパスのレポートをお送りいたします♪
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本日の体験授業は「作品と人々が出会う展覧会を開催してみよう~机の上の小さな展覧会~」というタイトル。机の上という小さな空間で展覧会を企画するそうですが…?
今回の授業を担当されるのは矢津吉隆先生。ご自身もアーティストでありながら、アトリエから出る廃材を流通させるプロジェクト「副産物産店」やアートホステルの運営など、その活動は多岐にわたります。
専門:現代美術、アートディレクション、アートスペース企画運営
今日の展覧会づくりのために矢津先生が持ってきてくださった展示物。一見、ただのガラクタのようにも見えますが…
こちらは先生ご自身が現在進行形で行っているプロジェクト「副産物産店」でも使用しているアーティストのアトリエからあつめた廃棄物、通称「副産物」。この中からまずは各々で一つ、自分がピンときたアイテムを選んでもらいます。
木材、布、陶器やプラスチック…様々な素材の中からひとつだけ選びだします。学生スタッフもノリノリで参加!笑
選んだアイテムは、まずは調書を取っていきます。よくよく観察してアイテムの色や形の特徴、素材、そのほかにも調べてみて分かることがあれば細かく記録していきます。展覧会を企画するためには、展示物をよく知ることから始まります。
出来上がったらお隣さんと調書を見せ合い、自分の選んだ展示物について紹介しました。
展示物をしっかり観察し理解を深めたら、下準備完了です。早速展覧会を作っていきましょう!そう言って皆さんに配られたのは30cm×30cmの薄いベニヤ板ですが…なんと今回はこの板が展示会場。タイトルの通り、机の上で小さな展覧会を作っていきます!
一番最初に選んだアイテムからテーマを膨らませて、他に展示するものを追加していきます。さらに今回は、展示室の「部屋の色」「ライトの色」も考えてもらいました。
「部屋の色」は板に折り紙を敷いて表現し、ライトは白色・自然光・電球色(オレンジ色)の3つから選ぶことができます。
ベニヤ板の展示室が完成したらタイトルとキャプションを添え、自分の選んだライトの下に置いて…さあ、展覧会スタートです!
3Dプリンターでの印刷物の端材を中心に、偶然の形を集めた「偶然」展
(左から)「リラックスタイム」展、「なんでかな?」展。
どんな展覧会なのか、皆さんもぜひ想像してみてくださいね。
いかがでしたでしょうか?廃材として捨てられるはずだったガラクタたちに新たな価値を見出し、展覧会の展示物として生まれ変わらせる。机の上に並べられ、ライトに照らされた「副産物」は、もうただの廃材ではないですよね。この体験を通してプロデュースすることの面白さや魅力が伝わっていれば幸いです。
今回は机の上で小さな展覧会を表現しましたが、アートプロデュースコースの授業では大学の教室やギャラリーを使って実際に展覧会を作る方法を学ぶことができます。
アートに積極的に関わりたい、特にキュレーターや学芸員などに興味がある方は是非一度、アートプロデュースコースの体験授業に参加してみてくださいね!
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ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
次回7/26(土)・27(日)のオープンキャンパスは様々なコースのブースをお祭り感覚で回ってワークショップが体験できる、ブース型オープンキャンパスです。
お悩みのことやもっと知りたいことがあれば先生とゆっくり相談することも可能です!皆さんのご参加、お待ちしております♪
お知らせ
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