文芸表現学科

8月30日「高校生・受験生対象合評会」へのご参加ありがとうございました!!

こんにちは、文芸表現学科です!
8月30日(土)に学科独自イベント「高校生・受験生対象合評会vol.09」を開催しました!

 

作品を応募してくださった7名の方々、そして視聴で参加してくださったみなさま、ありがとうございました!!

今回は、大学の教室から配信も行う対面・オンラインのハイブリッド形式で、実際に在学生が行っている合評会と同形式での開催となりました!

 

「高校生・受験生対象合評会」では、高校生・受験生のみなさんから事前にオリジナル作品を募集し、学科教員、在学生、そして参加者のみなさんと一緒に、ひとつひとつの作品を時間をかけて読み合います。

 

作品に対する感想を伝えるだけではなく、なぜこの描写に至ったのか、どういう思いで書かれたものなのかを作者とともに話し合うことで、読者・作者ともに作品に対する見解を深めていきます。

 

現在、募集している作品は、1,200字までの短い作品。

字数が限られているからこそ、物語の世界観やそのボリューム、文章の取捨選択が重要になってきます。

 

今回作品を応募してくださった方のなかには、初めて小説を書いたという方もいらっしゃいました。緊張もあったかと思いますが、初めてとは思えないしっかりとした作品を発表され、活発な意見交換が繰り広げられました。

会場参加の高校生も、オンライン参加の高校生も、作品に対する思いや考えを堂々と発表し合う姿や、ほかの方の作品へのアドバイスも聞き漏らさないよう熱心にメモを取る姿、そして互いに真剣に意見交換を行う姿が印象的でした。

 

そしてもうひとつ、思わず驚きと笑いがこぼれた場面もありました。

偶然にも、最初と最後に発表されたお二人の作品には、「図書館でお腹が鳴る」という共通のシーンが描かれていたのです。

最初の作品は、静かな大学の図書館で、緊張感とともにお腹の音が鳴りそうになる主人公の繊細な心情が丁寧に描かれていました。美しい青年との距離感や静寂の中での緊張が際立ち、静かな図書館の空気が読者に伝わってきます。

一方、最後に紹介された作品は、同じく図書館を舞台にしつつ、騒いでしまう自分のお腹に苛立つ学生の視点で進みます。静かな環境を壊してしまう自分の「お腹の音」を叱りつつも、その結果としてクラスメイトの優しさに触れ、ほっこりとした交流が生まれる様子が描かれていました。

まったく別々に執筆された作品にもかかわらず、日常の一コマをすくい上げたモチーフが共通していて、思わず会場に笑いと共感の空気が広がりました。

作者のお二人も、「そんな偶然あるんだ」と驚きつつ、作品同士が思わぬ形で呼応する瞬間に、会場全体があたたかくつながったように感じました。

 


作者のみなさんが一言一句を丁寧に書きあげた大切な作品のなかに広がる世界を、丁寧に読み解こうと向き合う高校生の皆さんとともに充実した時間を過ごせたことを、学科一同うれしく思います。

 

さて今回も、合評会に参加した在学生からコメントをいただいております!
合評会中の写真と共に、ぜひお楽しみください!!

 

文芸表現学科のオンライン合評会に参加してくださったみなさまありがとうございました。実際に会場に来てくださった方も、オンラインで参加してくださった方も、とても有意義な時間を過ごせたのではないでしょうか?当日は、最初こそ緊張している様子だった方も感想が上がっていくうちに緊張の糸がほどけていったような気がします。執筆作業は孤独ですし、自分の作品を読まれるのは緊張しますよね。ちゃんと伝わっているかな? とドキドキしていた人も多かったことでしょう。そのドキドキはとても大事です! 読者に届くように書く練習になると思います。ぜひ、今回の経験をバネに新しい作品を作ってください。そして、また皆さんの作品を読ませてください。お待ちしております。

(3年生S・Kさん)

 

合評会に参加していただいた皆様、誠にありがとうございました!高校生の方も含め、活発な意見交換ができ、有意義な時間を過ごせたなと思います♪作品自体は一人で書くことができますが、いざ読んでもらおうと思うと、急にハードルがぐんと高くなります。それができるのが、合評会という場です。今回は私たち学生スタッフと教員、そして高校生の方が集い、互いの言葉を受け取り合うことができました。大学に入ると、後期末には全体合評会が開かれ、全学年と教員に作品を読んでいただく機会があります。今回の経験は、その大きな舞台に向けた一歩にもなるはずです。このような出会いや対話の積み重ねが、新しい表現や視点を育てていくはずです。今回の経験が、皆様の表現の幅を広げることを祈っております。

(3年生T・Mさん)

 

合評会に参加していただいた皆さま、ありがとうございました。自分では気がつけなかったことを他者に読んでもらうことで得るものや、同じ作品を読んでも着目するところが人それぞれということ知った1日だったのではないでしょうか。好きなように書いていたものも、今後は他者に読まれることが増えていくと思います。もちろん他者の作品を読むことも増えていきます。今回の合評会では、他者に作品を読まれて、他者の作品を読むというスタートだったと思います。人の数だけ視点があり、合評会はたくさんのことに気がつくことできる場だと思っています。ご参加いただいた高校生・受験生のみなさんにとっても、何か気づけるものがあったら嬉しいです。

(2年生U・Rさん)

 

合評会で作品を書いてくださった方、当日会場に足を運んでくださった方、また聴講してくださった方、本当にありがとうございます。文芸表現学科の授業でも合評会はよく行われますが、積極的に発言をしたり、発言せずとも、みなさんのお話しを聞きながらふと自分の中で考えることがあったり、楽しみ方は人それぞれだと思っています。もちろん意見や感想があると、思いがけない発想や視点に気づくことができたり、逆にある意見に対して「本当にそうなのか?」と疑うこともできます。合評会はただ作品を読み合うだけではなく、なにか自分にとって残る「ことば」を大事にする場でもあると思いますので、今回参加くださった方にもそれが伝わっていれば嬉しいです。

(2年生Y・Rさん)

 

またみなさんにお会いできることを、学科一同楽しみにお待ちしております!

 


 

次回のオープンキャンパスは、9月27日(日)

次回は、|現実が物語になる「言葉の力」を学ぶ|と題して、入試対策オープンキャンパスを開催します!

静物画を「言葉」を使ってデッサンするように描きます。

ぜひ、ご参加くださいね!

 

それでは次回オープンキャンパスでお会いできることを楽しみにしています!

 

(スタッフ・奥野)


 

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ぜひ、大学の雰囲気を体験しにいらしてください!

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