情報デザイン学科

【授業紹介】実験:卵を落とす

1回生授業TIOの様子を紹介します。

今日は「卵落とし」の実験を行いました!

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「卵落とし」は、紙コップ3つを用いて、より高い位置から卵を落としても割れない方法を、

グループで考えるというものです。

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試行錯誤を重ねて作った容器に卵を入れて、実際に階段の吹き抜け部分から落としてみます。

卵を守ることはできるのでしょうか?

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投下!

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ゆっくり落ちていきます。。割れないでー!

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成功!!やったー!!

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中にはうれしくて泣いちゃうほど、がんばって取り組んだグループもありました。

最上階の4階から地下2階の床まで落として成功するツワモノもいて、みんなも本人もびっくり!

実際にこの課題に取り組んだ1回生の杉山さんに、この課題をやってみてどうだったか、

紹介してもらいます!

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15日の授業終盤、今までと違う課題が出されると聞いて、とてもわくわくしました。

それだけに、「卵落とし」の課題を発表されたときは意味が分かりませんでした。

スーパーから持ち帰るだけでも割るときは割れてしまう、そんな脆い卵を落として

割らないようにするなんて、一体どうしろというのだと、そんな風に思いました。

 

ともかく実験を始めました。班員それぞれで案を考え、それを試してみるところから始まりました。

同じ「紙コップ3つを使う」というルールでも人によって様々な形を考えてくるのは楽しくて、

「そんな考え方もあったんだなぁ」としみじみ思いました。

 

作った装置に卵を入れて計測開始!怖々と50cmから始めてみると、考えてきた幾つかの案で割れずに成功!!

初めて成功したときは喜びよりも、卵が割れないということに驚きました。

でもやはり、100cmを超えることは出来ず……。卵を割らないための工夫を考えながら、

本番までの間、本当に沢山の紙コップ装置を制作しました。

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それからの制作で主に重点を置いたことは「着地時のクッション材」、「空気抵抗のための羽」、

「卵の固定」という3点。

制作していく中で、過度なクッションは着地の際に倒れる原因になること、

羽は空気抵抗だけでなく、落ちる方向をある程度一定にするということ、

それからそれは羽に横の回転がかかっているとより強力になること、

卵にも割れやすい場所と割れにくい場所とがあることを発見し、

卵を固定することで割れにくい部位に衝撃が行くように出来るということなど、

様々な事が分かりました。

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課題を提示された時、「無理だ」と思ったけれど、いざ行ってみれば

全然無理なことではありませんでした。

何も知らず、行ってもいないのに無理だ、なんて決めつけてはいけないと思いました。

本当に沢山失敗して、失敗しかしない日もあるほどでした。

でもだからこそ、たった1度の成功がとても嬉しく感じられました。

「卵落とし」を行ったみんなとグループを越えて協力し、より高い場所から成功させようという

目標を持って取り組めたことは良い事だと思いました。

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初めはできない!と思っていたことでも、実際にやってみて、工夫を重ねることで、

不可能を可能にする方法を見つけ出したのがよく伝わってきます。

こんな風にして、どんどん自分の思い込みや常識のフレームを取り払って考えることを

学んでいきます。これからどんなことを吸収していくのか、楽しみです!

 

 

 

スタッフ:ナラダテ

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