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2012年11月23日  学生紹介

卒業生リレーメッセージ4:引田美冴さん|学生紹介


社会福祉法人東香会しぜんの国保育園:引田美冴さん(1期生)



今回は、一期生の引田さんの登場です。
引田さんが勤める 社会福祉法人 東香会には、引田さんをはじめ、多くのこども芸術学科の卒業生が保育士として勤務しております。生活のなかに、さまざまな体験を取り入れた保育を行っておられる東香会の取り組みは、いまとても注目されています。

社会福祉法人 東香会HP  http://toukoukai.org/wordpress/

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こんにちは。こども芸術学科一期生の引田美冴です。
東京都町田市にある 社会福祉法人東香会しぜんの国保育園で働いて2年目、今年は4歳「かえでぐみ」24人の担当をしています。

引田美冴さん

しぜんの国保育園は、里山の森に園全体が包み込まれている自然豊かな保育園です。
春になると園庭が桜でピンク色に染まりとっても綺麗です。
どうぶつ村もあり、鹿やギンキツネ、クジャク、羊にミニブタが一緒に生活しています。
畑では白菜やサツマイモなど野菜も育てており、子どもたちは毎日、土や動物や植物とふれ合いながらたくさんの驚きを発見し過ごしています。
食育にも力を入れており、給食では“おおきなかぶごはん”や“ぐりとぐらの人参クッキー”など絵本からインスピレーションを受けたものがたりメニューを取り入れています。
クッキングでは畑でとれた梅で梅干しを作ったり、麹から味噌をつくったりと季節ごとの味を楽しんでいます。
つい最近も園庭のみかんを年長児が収穫し全クラスに配分したものを、「すっぱいけどおいしいね」「さいしょはこんなにちいさくてミドリだったのにね」と話しながら大切にいただきました。

引田美冴さん2
引田美冴さん3
引田美冴さん4

保育はクラス保育のほかに『しぜん谷』という異年齢保育だったり、各保育者が得意分野を活かして組み立てられたワークショップがあります。
今、しぜんの国では建築部、美術部、環境部、音楽・演劇部、身体部、園の庭部という6つの部活動に職員がそれぞれ所属し、各部活ごとで毎月のテーマを決め、ワークショップなどのプログラムを企画しています。私は自然科学の研究をテーマにした「園の庭部」に所属しており、魚の研究としてアジや秋刀魚の解剖をしてみたり、味覚に興味をもってもらおうとハチミツや味噌の味比べのワークショップなどをしています。

それぞれの時間で見せる子どもたちの活き活きとした表情や、没頭している真剣な顔、その一瞬一瞬を共に過ごせることを嬉しく思っています。

話を大学生活にもどしますが、私はこども芸術学科に入る前、同大学の環境デザイン学科に所属していました。
しかし暮らしや子どもについてもっと考えたい!知りたい!と思い、2回生のときにこども芸術学科への再受験をきめ、2回目の入学式を体験しました。
6年も学生生活を満喫させてもらった親には本当に感謝しています。
在学中は自分の「おもしろそうアンテナ」にひっかかるものは大切にしたく、フットワークを軽くして学内プロジェクトや、学外プロジェクトにできる限り参加してきました。
その中で多くの人と出会い、色々な考え方やみかたを知りました。
そんな学生生活に培ったものは大変意義あるもので、今もそれが根っこになって仕事につながっていると思います。
環境デザイン学科で学んだことも意外と切り離されてはおらず、一つ一つのヒトやモノとの出会いにはご縁を紡がせていただきました。

引田美冴さん5

日常の中から子どもたちと一緒に「素敵だな」「いいなぁ」と感じることを見つけたい、子どもと芸術を繋げたいという思いから選んだ今の職場ですが充実した毎日を過ごしています。
しかしそんな甘いことばかりではなく、子どもの言葉に答えられなかったときの悔しさ、戸惑いや葛藤、私の中で言いたくないと思っていた「早くしようね」「静かに」という言葉。
職場からの帰り道は反省の連続です。大人はたくさん知っているようだけど、日々、さまざまな用事に追われて省いてしまっていることもとても多く、いつも間にか視野が狭くなり自分中心に物事をみてしまいがちです。
そんな時、気づかされたり、学ばせてもらうのが、毎日小さなことに気づき、大切にしている子どもたちの言葉でした。「芸術ってなんだろう」と保育士になって改めて自分に問い続けてきました。
今思うことは芸術とはモノをつくることだけではなく、日々の生活の中で視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚、五感すべてで感じる心、生きる力、保育そのものが芸術であることだと感じています。
これからもこの感じる心を私自身磨きながら子どもたちの日々に寄り添っていきたいと考えています。

そんな身近なモノやコトから楽しさを感じることができる「生きる力」をこども芸術学科は育ててくれる場所だと私は思っています。
学生のみなさん、大学生活色々なところへ出かけ、多種多様な職業・分野・年齢の人に出会い、視野を広げてくださいね!

引田美冴

引田美冴さん6
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(浦田雅夫/子ども家庭福祉・心理臨床)

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