- 2013年3月29日
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【染織テキスタイル】卒業制作展を少しふりかえってみると:八幡はるみ
卒業制作が終わりました。
もうすぐ4月です。ここでもう一度ふりかえってみます。
▼染織テキスタイルコースは美術工芸学科のなかでも、アートからデザインまで作品の内容にバラエティーがあることが特徴です。
伝統的な絣織の着物は目にも手にもやさしい作品で、思わず「キモノを着てみよう」という気持ちになります。
▼たくさんのユニクロのTシャツをほどいた作品は、これだけ伸びるのかという造形的なおもしろさや意外性と同時に、「みんなおんなじ」という同時代社会の特徴も掴んでいます。
▼帆布を柿渋で染めたキューブバッグは展示とともに販売もしました。
展示台はパッケージにもなる合理的な提案でした。全作品が完売!といううれしい手応えもありました。
▼最後に空間について。いつもの混沌とした作業工房がこんなにきれいな空間によみがえり、学生本人も驚きです。
よみがえった空間で思う存分に展示発表ができました。作品をつくることは当然の大仕事。
でもさらに床をピカピカに磨き上げ、壁をペンキ塗りしてという作業も含めて、学内展ならではの醍醐味でした。
卒業制作展に向けての1年間がまた4月から始まります。(染織テキスタイルコース教員:八幡はるみ)