アートプロデュースコース

在学生紹介(赤川陽太郎:13年度入学)

美術と共に生きる術を学ぶ

akagawa

  アートプロデュース学科2回生

  赤川陽太郎くん

 

 

-ASP学科を選んだ動機-

「幼少のころから作ること続けてきた。今もそれは変わらない。小学校、中学、高校と進むにつれ美術を学ぶ機会は減っていく一方…芸術大学に進んでどっぷり美術に浸かりたい。だが、油絵、デザイン、彫刻、写真、漫画どの道に進んだらいいのか…それに大学を出た後、芸術で食っていけるのだろうか?」と考え過ごしていた高校2年生の夏。周りが進路を固めている中、目的も無くオープンキャンパスを巡る日々を過ごしていました。その流れで、京都造形芸術大学オープンキャンパスへと、赴くこととなったのですが、それが運の尽…運命の出会いでした。
「何故、山に大学を作った」と思いながら苦しい階段を上り終え、古代ローマ神殿顔負けの門を抜け、情報デザイン学科のブースを目的地に設定し大学内をうろついていると、背後から「そこのアロハのあんちゃん!! パズルやってき!!」という威勢のいい声とともに、そのおばちゃんに拉致されました。アロハシャツを着てきたことを悔いつつ、黒板ほどある枠に、漫画本ほどのピースを埋めていきました。時間が進むにつれ人が増えたのか、取り組んでいる人が皆「完成しないと帰されない」と覚悟したのか、完成は早かったです。そして知らぬ間に、その学科ブースの席についていました。福学科長(私を拉致したおばちゃんの正体)や先輩と話すことに。今現在の日本での美術の境遇、世界の美術館と日本の美術館の差(例えばアメリカでは基本的に入館料は無料)や、展覧会を企画するにはまず何をしたらいいのかというノウハウが学べたりすること。在学生の中にはデザインやアート制作を続けている人もいて、卒業生は様々な職に就いていることなどなど。ですが決め手になったのは「美術とともに生きて、死にたいならうちの学科に来ぃ!!」の一言でした。「この学科は、美術と共に生きる術を学べる!!」と、私はすっかり洗の…魅了されてしまいました。

 

 

-ASP学科で学んでいること-

ASP学科は、他大学の教授や、学外とのパイプが強く、様々なことを多く体験できます。経験値が貯まるのがはやいです。最近では、宮城県女川の復興活動に参加させていただきました。メディアというフィルターを通さず、町の人と美味しい食事と酒を囲んで直接話し、町民と政府の復興像の食い違いが起きている 話を聞いたり、神輿をかついで町をねり歩き、祠まで200段の階段をダッシュしたり。ネットやテレビでは体験できないことばかりです。また、企画等に関わ ることが多いので、スケジュール管理癖が付きます。あとは、健康管理ですね。体が動かないことには始まらない。授業に関しては、「耕三寺顕範」の「ASP 学科で学んでいること」を参照して下さい。同意見ですので(手抜きではないですよ)。

 

 

-今後やってみたいこと-
進路は今は全く考えていませんが、在学中にバックパッカーがしたいです。己の身とバックパックひとつ、コミュニケーションとサバイバルを両立するための登竜門的存在がバックパッカー、と私は考えています。

 

 

-これからASP学科にくるみなさんへ-

ASP学科を一言で言い表すなら「Composition C-4」(*)だと思います。この学科には多くの起爆剤が散布されていて…ようはチャンスが多くあるということです。経験できることが多岐に渡るので、高校生活中には経験できないことだらけです(中年オヤジとダンスしたり、教授と大浴場に入ったり)。そこから将来を考えるのも悪くないと思います。それに先輩や教授とこれだけ話す機会がある大学は、そうそう無いですよ。

 

(*)Composition C-4アメリカ軍を始め、多くの国が採用しているプラスチック爆弾

 

 

〈2014/10更新〉

 

 

———-

学科運営のHPでは、ほかの在学生インタビューも公開しています。

 

 

 

<416417418419420>