写真・映像コース

【現代美術・写真】交換留学してみる??その2

 

こんにちは!現代美術コースの愛子です(◎ω◎)

 

前回のつづきです!

 

本当に大変なのは、そう、交換留学が決定してから なのでした。

 

 

 

海外渡航に向け、準備を始めなければなりません。

まずパスポートを取得、そしてやっかいなのが、「ビザの取得」です。

海外に渡航する場合、ビザを取得しなければなりません。

 

日本人が海外に行く場合、パスポートさえあれば!殆どの国で事前にビザを取得せずに入国できます。

しかしそれは観光目的の場合のみ!だいたいね。

 

ビザスタンプ

 

パスポートにこんなスタンプ押されますよね。観光のときはこのスタンプを押してもらうだけでノープロブレムなわけです。

 

 

 

長期滞在もしくは観光以外の目的で滞在するときは、だいたいの国でかならず、そのためのビザが必要です。

行く先の国によって条件や、ビザの必要性も変わってくるのですが、

わたしの居るチェコ共和国では、

観光以外の目的あるいは90日を越える滞在”にはそれが必要です。

これを取得するのが大変なんだ、また。

 

ところで「ビザ」ってなんですか。

っていう人もいるよね。わたしも最初は曖昧でした〜

 

ビザ(日本語でいうと「査証」)は、ひらたくいうと入国許可証です。

外国人を受け入れるのは少なからずリスクがありますから、きちんと身分や目的や安全性などを証明した上で受け入れてもらうのです。

わたしは現地で学生をするために長期滞在するので、

学生ビザをもって、「うむ、よかろう!」と入国させてもらうわけです。

 

これがね、やっかいでね、知ってる人は知っているんですけどね。

ざっくりいうと

・ビザの申請に必要な書類を準備する

・ビザを申請する

・ビザが発行され、受け取る

これだけなんですが。

 

まず申請と発行は大使館じゃないとできません。そしてそれがあるのはだいたい東京。

京都に住んでるわけですから、いちいち行かなきゃいけないんですよね。

そして申請から発行されるまでにおよそ二ヶ月待たなきゃいけないんです(これも国によってちがいます。)

その前にパスポートがなかったらそれも作るでしょう、それも1ヶ月くらいかかりますよね。

必要な書類(これまた国によってちがいます。)を揃えるのも、

なかなか重要な書類が多いですから、入手するのに2週間3週間とかかかるものもあるんですよね

(チェコ語に翻訳したり、必要な書類のために必要な書類があったり。)

新しく口座を作ったり、有効なクレジットカードをつくったり、現地で住む家を決めてなきゃいけなかったり、

役所のおじさんがこわかったり、手違いでやり直しがあったり…

 

やることがいっぱい。

芸大生って忙しいですから、もういっぱいいっぱいですよ!笑

大学に入学するとかよりはるかにややこしい書類戦争です!

 

これがちゃんとできなかったら、せっかく決めた留学も行けないですからね。

気をつけなきゃいけませんね!

 

 

 

 

 

 

あとは留学前の能力的な準備

これは必修科目ではありません。

わたしにとってそれは、ざっくり言って「英語」と「制作」。

 

 

至らなさすぎる英語を、出発前に少しでも上達させようと、

ビザ申請もあって忙しいですけど、してました。

 

 

うそですあんまりしてませんでした。

 

 

これが!!!

これが留学が始まってからものすごく後悔したことです!!!!笑

もちろんちょっとはしたんです。

もうね、

「I am a student」

から始めました。

洋楽を聞いたり、字幕をつけたりはずしたりして洋画を何度か観たりしました。

 

「ピーターパン」を。

ウェンディはいい女ですね。

 

でもでもでも、 正直ぜんぜん不十分でした。

わたしはコツコツやるのが苦手なので、語学の勉強はとっても苦手でした。

だから英語の勉強に挑戦することから一苦労。

 

現地の方と用があってやりとりするために英語でメールしてたんですが、

メール一通かくにも一苦労。そんな日々。

だけど私は、この容赦ない英語メール祭でちょっとだけ英語に慣れたような気がしました。

 

 

 

 

 

 

こんな感じですから、現地で言葉に困ることは重々承知の上でした。

だからわたしはそれよりも 「イメージで伝える力」を伸ばそうと考えました。

イメージっていうのは「想像」じゃなくて、「画像」ですね。

 

わたしは写真で留学しているので、まさに「画像」が主体になるんです。

そうじゃなくたって芸術で行くなら、みせるものはおおよそ作品。

もちろん言葉で説明することはあるものの、つたえたいこと、やろうとしたことを

できるだけ作品が語ってくれたら、

言語力の負担も少ないし、作品としてもきっと良いですよね。

 

その能力を育もう!と、制作活動にいつもより熱心になっていた気がします。

 

もちろんそう思ってからすぐに結果がでるわけじゃなかったけど、

今でこそ、その影響が無くはないな、と思っています。

モチベーションを保つのが上手になりましたね。

いつもは制作が上手くいかないと立ち止まって悩んで、いっそ嫌になって復活するのに時間がかかったんですが

「作品の伝える力」向上したいっていうテーマが制作の背後にあることで

努力する、悩む方向がみえるようになったんですね。

何がダメなのかわかって、具体的に悩めれば、立ち直りも早いんですね。そっかそっか。

 

「傾向と対策」みたいなものですね。ちょっとちがうかな笑

 

 

 

 

とにかく留学が決まってからは、「少しでも、なんとか成長してから行かねば!」と

情熱的になってしまってたいへんでした。

いいこともわるいことも全部その材料になるわけですから、神経がピンピンで。

 

 

 

 

 

 

でも現地に行けるのが楽しみでしょうがなかった。

 

不安だけど、

わるいことも同様に起こるだろうってわかってたけど、

それも含めて、新しい発見しかないんだってことも、わかってました。

 

 

 

 

そんな留学前愛子。

こうやってつらくても努力する機会ができたり、

ワクワクできることが最高に嬉しかったです。

国を出る前から、留学生活は始まっていたのかも。

 

 

 

 

ここまでは留学センターや

先生、友人にたくさん助けられてやってこれたわけです。

感謝しきれませんね。

でもこれからは、そう、もっと「孤独な」闘い…

 

知り合いすら居ない未開の土地で、

わたしは約半年間を過ごすことになるのです☆恐怖☆

でもなんとかやっていけそう。っていう全く根拠のない自信。

その壊れそうな自信をなんとか守って、

 

チェコ、プラハ。

海外の大学。

言葉も文化も違う世界。

 

 

で、私は今生活しています。

 

次からは

もっと「なう」な内容をお届けしますね!!:)

 

 

長くなっちゃったけど、読んでくださってありがとう!

 

CHAO!!

 

 

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