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2014年12月31日  ニュース

【現代美術・写真】ワークショップ・レポート:台湾・国立高雄大学にて(その1)

11月下旬、現代美術・写真コース4回生の有志4名が、小野規先生の開催する特別講義とワークショップに参加してきました。

場所は、台湾の南の大都市、高雄(カオシュン)にある国立高雄大学です。

熱帯にある高雄は、11月下旬といっても真夏のような日々。

現地のデザイン・写真系の学生と文字通り寝食をともにしながら、濃密な10日間となりました。

 

今回は台湾報告その1、森彩さんのレポートを紹介します!

 

 

★写真コース4回生のもりあやです。

 

11月に写真コースのゼミで台湾の南にある高雄へ行ってきました!

私は夏休みに台北の方へ旅行へ行っていて、その時はガイドブックに載っている美しい観光地をまわってきたのですが、今回は日本と台湾の関係の歴史を感じる旅となりました。

では、この旅で私の感じた事などを簡単に紹介していきます。

 

台湾は日本が植民地としていた事もあるのか、町並みに日本らしさがあります。

なので、ヨーロッパへ行ったときに感じる異国感があまり感じられませんでした。看板に書いてある文字は漢字なのでなんとなく読めるし、売っているものも日本の食品を多々みかけます。

だけど、アジア独特の甘ったるいにおいが街中にあふれていて、うらやましいくらいだだっ広い道路と山の見えない景色を見ていると違う国へ来たな、という感じがしてきます。

道路は広いのですが、歩行者通路は狭くて、そこで露店なんかしているもんだからすごく通りにくいけれど、露店では不思議な果物が売られています。

道路には野良犬も多くて、日本とは違ってのびのびと放し飼いにされています。噛みついてきたりしなくて、すごく大人しくて人なつっこいです。植物は熱帯のものが多くて、日本では植物園の温室でしか見かけないバナナの木なんかにも遭遇します。

 

こちらは、台湾のとあるスーパーです。台湾の果物はとても美味しい!

私は柿が苦手なのですが、克服してしまうほどでした。

 

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さて、この台湾訪問では、国立高雄大学の学生と一緒にワークショップをする事が目的です。

ワークショップの内容は、台湾に残る日本統治時代の”ミリタリーヴィレッジ”を大判カメラを使って記録するというものです。

ミリタリーヴィレッジとは、日本が台湾を植民地化していた時に作った日本の軍関係者の居住地です。

 

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高雄大学の学生達は、初めての大判カメラに悪戦苦闘です。

 

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「どれどれ、見せて」と小野先生。

 

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犬も見守ります。

 

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小、中学校の修学旅行の時に、広島や長崎に行って自国の戦争の被害について学びましたが、ここは日本が支配者となって被害を及ぼした場所です。

日本は台湾を植民地化したことで、教育面やインフラ面などを向上させたという良い面が浮かんでくると思いますが、その裏では殺戮が行われていたという事実もあります。

このミリタリーヴィレッジはもしかしたら無くなってしまう可能性があります。広島に原爆ドームがあるように、私はこの場所を残しておいてほしいです。

戦争の被害にあった方々は、当時の事が鮮明にうかびあがってくるものを見てしまうと、胸がとても苦しくなる思いをされると思います。

ですが、人間はすぐに過去の事を忘れてしまいます。温故知新という言葉があるように、未来を見通すためには過去を顧みるという事がとても重要となってくるのではないでしょうか。

戦争体験者ではない私は、教科書の文字やネットなどで見て知るより、こうやって現地に足を踏み入れて事実を目の当たりにし、言葉にできない感情を感じた事が何よりの学びとなりました。

 

玄関の様子です。

 

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今は誰も住んでいないので中はぼろぼろで、木材を盗みにくる人もいるそうです。

 

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内装も日本を感じるものが多いです。

 

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植物がとても多くて気温も暖かいし、ぼーっとしていて気持ちのいい場所です。

 

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私たちが行った時期は、丁度台湾で選挙が行われていて、ミリタリーヴィレッジ内でおじいちゃんが孫を自転車の後ろに乗せて宣伝活動を行っていました。

 

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台湾の選挙はとても派手で、選挙ポスターが街中にアイドルの写真みたくどーん!と貼られています。日本のように大人しく真面目なかんじではなくて、音楽をがんがんに流したりもして、お祭りみたいな賑やかさです!

 

そして、高雄での宿泊先は、高雄大学の学生のシェアハウス。およそ一週間宿泊させてもらい、英語が全く出来ない私たちの、たじたじの英語でも何一つ嫌な顔せずに一生懸命コミュニケーションをとろうとしてくれました。

 

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みんなで翌日に食べるお昼ご飯を決めています↑

 

高雄大学のみんなはテスト前で忙しいのに、美味しいご飯屋さんに連れて行ってくれたり、大学まで案内してくれたり、、本当にとても良くしてもらいました。

現地の人に案内してもらうご飯屋さんはどこも美味しい!!!!

丁度、誕生日の子がいたので一緒にケーキを買いにいってお祝いもしましたよ〜!

 

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そしてそして、台湾では小籠包などの中華はもちろんとても美味しかったのですが、私が一番美味しかったと思ったのが、この朝ご飯です!

 

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台湾では、外食が基本なので朝昼晩外食です!

高雄大学の友達と朝、待ち合わせをして連れて行ってもらいました。

 

一週間ですごく仲良くなれたけれど、やっぱり英語がもっとできたら深い関係を築けたのではないかな、と思います。言葉は大切ですね。

そして何より、”観光”ではあまり経験できない現地の人とたくさん話をすることができた事が一番良い経験となりました。国が違うだけで、なんとなく緊張した距離があるように感じるのですが、言葉を交わしていくたびに距離が縮まっていく感じがすごく嬉しかったです。

 

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台湾へは格安航空のpeachで台北にも高雄にも3時間もあれば行けます。

英語はそこまで出来なくても、漢字とジェスチャーで大丈夫です。台湾の方は日本語ができる方も多いですよ。

また、台湾の方々はとても優しいので、迷っても丁寧に教えてくれます。私が夏に台北へ行ったとき、道に迷っていてあたふたしていたらかけよってきてくれて車で目的地まで送って下さいました!!本当に優しい方々ばかりです!!

 

海外へ行って異文化に触れるという事は自分の価値観を刺激する事になります。食事が口に合わなかったり、トイレの使い方が違ったり、衛生面での驚きもあると思います。若い時に海外へ旅に行くという事は自分の精神力を上げるトレーニングになると思います。

大学へ入るとお休みも多くなるので、是非とも海外体験をしてみて下さいね。

 

最後にこのような交流の場を設けて下さった小野先生、国立高雄大学のルル先生、本当にありがとうございました。

 

 

写真コース 4回 もりあや

 

 

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