- 2015年1月28日
- 日常風景
創作の時間「思い出が出会う~絵画book~」美術工芸学科川村悦子先生 2014/11/10、11/17
創作の時間、3回目の今回は美術工芸学科の川村悦子先生です。
子どもと母の思い出の一冊となるようなオリジナル絵本づくり。
今までの出来事で印象に残っていることや、つくりながら今の思い出を絵本にしたり、印象や感覚をイメージして素材や絵本の形を考えます。
お母さんたちも、子どもの描いた絵や、思いを形にするかを考えます。
子どもたちは思い思いの画材や素材で描いていきます。
物語や絵を描きながらお話していく中でイメージを膨らませます。
登場するのは、毎朝乗るバスや、
ウルトラファクトリーでみた作品や漢字が登場。
どうしようかと悩む姿も。
将来、親子で通ったこども芸術大学での出来事を思い出す手がかりにもなり、
大人になっても、ちょっとしたきっかけで当時の感覚がよみがえってくることがあると思います。
午後からは「魔法の絵の具」と称した、マスキング液という物を使って見えない絵を描きます。
乾いたところに絵の具やクレヨン、ペンで絵を描きます。一度見えなくなってしまったマスキング液で描いた部分。
よく見て、引っかいてみるとペリペリッと剥がれます。
すると見えなかった絵が出てきます。子どもたちも初めて見る不思議な絵の具に興味津々!
説明を聞いて、子どもたちも早速やってみます。
乾くのも早いので、描きながら固まることも!面白い!
しっかり塗るとどこが剥がれるのかよくわからないので、触って確かめます。
思いがけない形が現れます。
1日目は、絵本の中身を製作をして終了しました。
親子でたくさん話をしながら「絵本」という形を親子で考えます。
11月10日 2日目
2日目は親子での発表です。工夫した点や、背景にあった思い出を作る中で紹介します。
子どもたちも友達のつくった絵本に見入ります。
今回の絵本作りを通して、子ども一人ひとりの様子や気持ちに寄り添いながら関わる事の大切さを考えるきっかけになりました。
子どもたちは、短い間の会話の中から沢山のことを考えて伝えてくれます。
絵を描く、創る、感じる、表現する、共に過ごすと言うこと、創作の時間ではそれらが特に深く気づくことにつながりました。
(田中美生)