- 2015年7月15日
- 日常風景
楽しく歌をうたいましょ
幼稚園、保育園、施設、児童館での実習の機会が設けられているこども芸術学科は、幼稚園教諭一種免許状、保育士資格と社会福祉主事任用資格の取得が可能です。また、本学附置教育機関「こども芸術大学」という場を得て、子どもと関わりながら学べるなど、実践のチャンスが多くあります。
今回はその実践の場、こども芸術大学で1年次生が歌の発表をするというので覗いてきました。
そうそう、京都造形芸術大学の中では唯一の「音楽」の授業の一環です。
担当してくださっているのは客員教授の蜂谷葉子先生を中心に佐々木聡子先生、木澤香俚先生、佐渡春菜先生のしなやかでタフな4名の先生です。
毎週金曜日の1限、2限を担当してくださっています。先生たちが研究室に居られるだけで、金曜日の朝の研究室は普段より華やかな空気が漂います。
「音楽」の時間では主に歌とピアノです。
後期には春秋座の舞台でピアノの発表会があります。
ピアノが全く弾けない学生もその頃には舞台の上で発表しているから驚きです。
勿論、学生たちも休み時間に熱心に練習していますが、学生のレベルに合わせての指導の賜物でもありますね。
そして、歌は毎年前期と後期に大学内にある「こども芸術大学」で子どもたちの前で発表を行います。
今年も先週の金曜日に日々の練習の成果発表でした。
1限目の授業だというのに控え室にしているこども芸術大学のアトリエはとても賑やかでした。
グループでの発表ということらしく、子どもたちに喜んでもらうために歌の練習だけでなく、グループ毎に衣装やかぶり物なども準備万端整ってました。さすが芸大生ですね。
こども芸術大学の親子は先にホールに入り、お姉さん、お兄さんが入ってくるのを心待ちにしています。
さあ!学生たちはホールに入場です。さっきまで元気だった学生たちも、ちょっと緊張してきたかな?
毎年そうなのですが、学生の緊張が子どもたちにも伝わるようです。
学生たちが遊びに来ると、嬉しくてテンションMAX!になる子どもたちですが、この発表の日は子どもたちの様子も少し違っています。
兄妹や親戚のお兄ちゃん、お姉ちゃんたちが発表するような心境なのでしょうか。
「お兄ちゃん、お姉ちゃん、大丈夫?頑張って!」と応援の声が聞えてきそうな表情です。
こども芸術大学のお母さんたちも、学生たちを温かく迎えてくださっています。
子どもたち、真剣に聴いています。
辻君の「これから歌の発表をはじめます。聴いてください。」という挨拶ではじまりました。
子どももお母さんも学生も一緒に、♬き♪き♪きのこ〜♪ と♬きのこ♬を歌って場はとても和らぎました。
学生たち全力です。ほんとうに楽しそうですね。これで子どもたちの心を掴みましたね。
トップのグループの発表曲は ♬さんぽ♬ です。
お母さんたちも手拍子で盛上げてくださってます。
♬犬のおまわりさん♬
♬クラリネットをこわしちゃった♬
♬おもちゃのチャチャチャ♬ 子どもたちも「知ってる〜」と一緒に歌ってました。
♬チャチャチャ♪でお母さんたちも学生も一緒に♬チャチャチャ♪。
♬おばけなんてないさ♬ ノリノリダンス付です。楽しそう。
最後にみんなで ♬世界中の子どもたち♬ を歌って会場はひとつになりました。
子どもたちが一緒に歌ってくれたり、お母さん方が手拍子を打ってくれたり、
みんな一緒にからだでリズをとりながら歌ったり…、やっぱり歌うって楽しいですね。
毎週金曜日の朝は学科会議の日です。
発表の様子をスマホのビデオで撮影していたので、ほかほかを学科会議前に研究室の先生方に披露しました。
若いエネルギー溢れる歌声を聴くと元気が出ますね。
さぁ!きょうも1日がんばろう!
梅田美代子(教員)
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7/25(土)26(日)10:00〜16:00*予約不要
夏コミ対策講座や、1、2年生向け企画も!
入試対策オープンキャンパスです。
https://www.kyoto-art.ac.jp/opencampus/oc07-25_07-26/
こどもの未来を創造するために、 芸術大学で学ぶ。
こどもが好き。人と関わることが好き。自分を表現して社会とつながりたい。
そして、こどもや誰かの役に立ちたい。 そんなことを考えたことはありませんか。
こども芸術学科では、 こどもと関わり、さまざまな角度から 芸術表現や社会との関わり方を学びます。
こども芸術学科の教員全員でみなさんにお会いできるのを楽しみにしています。