こども芸術学科

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2015年9月29日  授業風景

尾道スケッチと大原美術館鑑賞の旅|Bzemi3年次研修旅行

すっかり涼しくなってきて、昨夜は十五夜。中秋の名月と呼ぶのに相応しく、大きく見えましたが、皆さんの住んでいるところからはどうだったでしょうか?
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さて、先週末はBzemiの3年次研修、今年はゼミ生河野さんからの提案で、行き先を尾道と決めスケッチ旅行に行って来ました。
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京都駅に7:30集合、早い..でもみんな到着時刻に集合出来ました、
素晴らしい!心配していた天気も上々!!
バスにゆられ吉備路を越え、予定通りお昼過ぎ、尾道に到着。宿泊先のオーナーさんが自転車で迎えに来てくれていました。
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オーナーさんと一緒に話しながら宿に向かうと、「ここがあの『転校生』で主人公が駆け上がった坂なのよ、古くなった線路で橋脚が作られているの」とJRの線路を渡るその坂を登りながら観光ガイドもしていただき、はっとその映画のシーンを思い出しました。
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この橋!そうそう下からのアングルで、男になってしまった(笑)セーラー服の女子高生が全速力でママチャリで駆け上がるシーンを!!あの映画は、ぼくが確か大学受験で浪人をしていた頃に見たなァ..
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大林宣彦監督の映画「転校生」は、監督自身の故郷、尾道を舞台に撮影されました。「尾道三部作」の最初の作品に当たりますが、男の子と女の子の身体と心が入れ替わってしまうストーリーを、小林聡美と尾美としのりが初々しく、抜群の演技力で演じています。また、観たくなってしまいました..
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宿で自炊が出来るとのこと、コンロの数などを質問するために事前に宿に電話をすると、何を作るの?と聞かれ、晩はカレーを作って食べようと思いますと答えたら、オーナーさんがとてもいい方で、美味しい新米を差し入れて頂くことに!じゃがいもとタマネギも用意していただいて、学生も大喜び。
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宿に到着すると、余分な荷物を置かせていただき、早速お昼ご飯に繰り出します。その後は散策とスケッチです。ぼくも引率の立場ながら、携帯イーゼル、カルトンと鉛筆セット持参でやる気満々。きっと学生よりも気合いが入っています??
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「ぼくは作品を描くつもりで行くから、おまえたちも勝手にしっかり描け!」
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と言ったか言わないか忘れましたが、学生もしっかりスケッチブックやら水彩絵の具やらを準備しております。宿の近く、お客が一人しか入れない(笑)ネコノテパン工場で翌日の朝食を買い、尾道の路地を歩きます。
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もう一人の引率、岸本先生は岸の向こうの向島にフェリーで渡り、レンタサイクルを借りて向島廻りをしてきたとのこと。これを機に、自転車が欲しくなってしまったそうです。
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お昼を食べたらそれぞれスケッチに取り組みました。
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5時過ぎに宿に集合、晩にはカレーをつくってみんなでいただきました。
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ぼくのお皿、ご飯も人参もハート型!
ベタですが.. 結構嬉しい♡
とても美味しかったです。
食後はじゃんけんに負け、ゼミ生の古橋さんと洗い物当番をさせていただきました。
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ご飯をいただいたら尾道駅近くの銭湯に。
昔ながらの銭湯も少なくなってきましたが、1日の汗を流したら、宿に戻り、ちょっとお酒などを飲みながら、今日のスケッチを報告しあいました。
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ラーメン屋に行列が出来て、並んで待っている間に向いのレトロなビルをスケッチしたり、舟を描いたり、苔の生えた石垣に着目したり、家とその向こうに見える海や、海の風景を描いたり..
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残念ながらみんなの絵の写真を取っていませんが、それぞれしっかり描いていました。僕も、舟の甲板の様子が面白くて、2時間ちょっとデッサンしました。
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2日目は、またスケッチの続きです。
僕は日の出と共にこっそり宿を出て、路地を歩いてみました。車が通れる道ではなく、故郷の三重県大王町波切とよく似たところがあります。そんなこともあって、絵になるところがたくさん。空気が気持ちいい!
志賀直哉旧宅の美しい縁台に腰掛けながらパンをいただきました。
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そして、ウォーキング。山側の路地を歩き続け、
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ネコちゃんもいますよ。見つけられますか?
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映画「転校生」で男の子と女の子の身体が入れ替わってしまうきっかけになった御袖天満宮を目指します!
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完全に道に迷い、途中でスケッチもしましたが宿を出てから2時間..疲れた..
でも、やっと御袖天満宮に到着!そうそう、ここ、ここ!!
(早朝、一人で勝手に盛り上がり、胸キュンとなるオジサン)
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その後、昨日の海辺でスケッチの続きをしました。
描いていると地元のおじさんが話しかけてくれて、いろいろと美味しいお店などを教えていただきました。知りたいひとにはこっそり教えます笑。
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ちょうど、全国仮装大会の当日らしく、あちこちにコスプレの面々が商店街界隈を歩いています。
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お昼前に尾道駅に集合し、JRで倉敷に移動しました。
午後は大原美術館を観賞します。
大原美術館は日本で一番最初に出来た美術館です。
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倉敷紡績(現在クラレ)の大原孫三郎が設立しました。先見の明に脱帽です。
詳しくは、「わしの眼は10年先が見える」という新潮文庫を読むと理解が深まります。
本館をはじめ、別館、東洋・工芸館、アイビースクウェアにある児島虎次郎記念館などが観られます。
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大原美術館別館では、こども芸術学科の授業でコンピュータ演習を担当していただいた彦坂尚彦先生の作品が展示されていました!本学洋画卒業の作家、津上みゆきさん、洋画で教えていた押江千衣子さんの作品もありました。
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他にも、子どもたちにお馴染みのクレヨンを日本で普及させた山本鼎の油彩「サーシャ」があったり、マチスの娘の絵は、描かれた娘のお気に入りだったため、娘が売られると知り、泣いて怒ったという逸話や、熊谷守一の「陽の死んだ日」は、幼い息子の死に際しても描いてしまう、作家の心の葛藤があったり..
こども芸術学科の学生にも伝えたいと思う話がたくさんある美術館です。
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作品がたくさんあるので見応えも十分ですが、こういう美術館は何度来ても、発見があるのが面白いです。
倉敷の商店街も前に訪れたときに比べてとても活気がありました。
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また、ゼミのときに、この度の2日目の制作進捗や感想などを聞いてみたいと思いました。そして、またいつかゼミ生達が卒業してからも、尾道や大原美術館を訪れて欲しいな..と願いながら帰路につきました。
(森本玄:教員)

 

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