- 2015年10月16日
- 日常風景
1回生フィールドワーク&花が咲きました!
1回生の造形基礎Ⅰの授業で、フィールドワークを行いました。
若い学生の皆さんは、フィールドワーク?と言う感じですが。
造形基礎の授業テーマは、「植物を介した芸術により五感を養い創造性を身につける」です。
植物は有機的ですでに芸術であると言えます。生き物としての生と美を内在している身近な植物から、様々なことを学ぶことが出来、何かを表現すること、造形の基礎の獲得はもとより、これから生きていく上での大切なヒントがあると考えます。今授業では、足を使い、街中の身近な植物をフィールドワークすることから、地域社会とコミュニケーションを図り、自然の中での自身の視点の獲得を目指します。そこから表現の根底や、生きている現実を見つめ、自身にとっての作品を創造探求して行きます。これらの実践により、未来に向けての制作や活動の基礎を学びます。
第一回目は、大学から高野川までの街を、各自ばらばらに歩きフィールドワークしていきます。
と思いきや、公園で遊んでいます。遊ぶことも大切です、いいんです。
高野川に到着です。大学から歩いて20分から30分で来ることが出ます。いいですね、こんな奇麗な川が近くにあって。お題として3点。水に触れること、植物の匂いを嗅ぐこと、地に寝ることをやってもらいました。水も季節によって温度も違いますし、草の香りも全然違います。地べたに寝て空を見ると、こんなに広いんだと感じると思いますし、風の音、地の手触りなどは寝てみないと感じられないことです。五感と同時に、幼少期の記憶も呼び覚まされるようです。
今日のお気に入りの1枚。ズボンの濡れた跡が水面の高さを感じさせ、染みた水が淡い感じもいいですね。
最後にパチリ。フィールドワークは、目に見えて形になるものではないのです。街に出た時に素直に感じる心の純度が大切です。自然の中で、五感を研ぎすまして、心と体で感じ学ぶことが重要です。今回見て感じたことはきっと何処かで生きてくると思います。一人でも、常に電波をはって街を歩くなかで、多くを学べると考えることが出来れば、自身の独自の視点の獲得や感性が養っていきます。
さて、打って変わってここは京都の都市部、四条烏丸です。人も車も店も多いですね。
第二回目のフィールドワークは、街と自然をテーマに歩いてもらいました。
はい、出発です。土面がなく緑も見えない環境で何を感じるのでしょうか?
2回行ったフィールドワークの発表会を来週行います。何を見て感じて来たのか、楽しみです。
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花が咲きました!
6月の体験授業で、「植木鉢に未来を描き育てる」を行いました。授業内容は、空の植木鉢に絵など自由に造形し、土と種をお渡しして家で植物を育てるところ までが授業としていました。こども芸術学科でも、在学生に鉢に絵など描いてもらい、種も蒔いてもらいました。こども芸術学科のアトリエなどがある地心館の皆が見えるところに置いてあります。梅雨時に蒔いた種でしたので、なかなか大きくならなくて心配していました が、本日10月16日に咲いているのを確認しました。(コスモスの花)栄養剤や肥料もあげていないので、自然に育ちました。良く見ると小さい方が先に花をつけまし て、生命力の強さを感じさせますね。こどもと重なりますね、小さくても意志があり強い、でもけなげで。
体験授業に来ていただいた皆さん、花咲きましたか? どこかで咲いて、鉢と共に作品は完成していると思います。植物の成長を見て行くといろんなことを考えさせられ、様々学びました。
(教員・村山)