文芸表現学科

「京都」でライターをするということ─特別ゲスト・天野準子

 

本日は「編集論Ⅲ」の授業をレポートします。

「編集論Ⅲ」は京阪神エルマガジン社で書籍や別冊ムックの編集を担当し

入社以来、数々の「京都本」を編集されてきた村瀬彩子先生の授業です。

 

編集の現場で大切な基本や、京都という都市の魅力や京都ブランドを学びながら

未来の「京都本」の可能性について考えます。

 

今回はゲストで、ライターの天野準子さんがお越しくださいました!

 

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写真左が村瀬先生、右が天野さん。

 

 

天野さんは以前は京阪神エルマガジン社で『SAVVY』などの編集を担当し、

現在は京都を中心にライターのお仕事をされています。

 

いろんな地方に取材に行ったことはありますが、

やはり「京都」という地での取材は特殊だと話す天野さん。

 

京都生まれ京都育ちという生粋の京都人である天野さんでも知らなかった

取材をするうえでの京都ならではのルールというものがあるそうです。

 

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例えば京都のごはん屋さんでの取材の場合、味だけに着目してはならないそうです。

その料理が盛りつけられている器や、かかっている掛け軸や内装にも着目し

それを褒めることが礼儀だとか。

 

取材先の情報だけではなく、お茶のお作法や着物のこと、器の知識など

勉強していかなければ、相手にされないこともあるそうです。

 

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学生たちも京都ならではのルールに驚いていました。

 

事前に勉強しなければならないことも多く、大変ではありますが

そういった知識を身につけることで、自分を高めていくだけではなく

更に京都の魅力や京都という土地ならではの文化が見えてくる。

 

知れば知るほど「京都」という地での取材はおもしろいと

天野さんも村瀬先生も話されていました。

 

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私も天野さんと同じ生粋の京都人ではありますが

今回のお話を聞いて自分の知らなかった京都、そして新たな京都の魅力を感じました。

 

学生たちも「京都」でライターをするということや、

取材をするうえでの心得や知識を聞けて

刺激をたくさんもらったのではないでしょうか。

 

天野さん、ありがとうございました!

 

 

(スタッフ・鈴木真美)

 

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