- 2024年4月10日
- 日常風景
主演舞台終了後の上松咲和さんにインタビューしました!【学生ブログライターによる執筆】
こんにちは、文芸表現学科です!
学生ブログライター新2年生の大杉晴輝です。
文芸表現学科 新2年生・上松咲和さんが2023年7月20~23日の3日間、大阪府大阪市ABCホールで上演されていた『トム・ソーヤの大冒険~呪いの幽霊屋敷』にて、主人公のトム・ソーヤ役を務められました。
3日間の主演公演を終えた上松さんに演じた感想や経験したことなどについて、お話を伺いました。
★このインタビューは公演後の2023年8月24日に行ったものです。少し期間は空いてしまいましたが、上松さんの活動をご紹介していきます。
公演前にもインタビューを行っていますのでそちらもぜひご覧ください。
2023年5月16日公開:1年生・上松咲和さんがファミリーミュージカル『トム・ソーヤの大冒険〜呪いの幽霊屋敷〜』にて主演決定!!
――まずは舞台の感想から聞かせていただいてもよろしいですか?
日が経てば経つほど本当にあったかなと思うくらい夢みたいで、ありがたい経験をさせてもらってすごく楽しかったし、写真を見返してちゃんとやったんだ思えるくらいまぶしい日々でした。
見に来て下さったお客さんも支援してくださった皆さんも共演者の皆さんにも感謝を伝えたい気持ちでいっぱいです。
――すごくいい経験になったんですね。大変そうだなとも思ったんですが大丈夫でしたか?
めっちゃ疲れてたはずなんですけど、公演が終わってから疲れが来た感じで、それまではトムマインドになってて早く明日の(公演を)やりたいって感じで楽しかったです。
▲トム・ソーヤ役を演じる上松咲和さん。
――本番で練習が活きたなと思う場面を教えてください。
物語のクライマックスのシーンで、20人近くがステージに出てほぼ全員にセリフがあるようなところがありました。特にそこは稽古を何回もして行き詰ったときは皆で輪になって、これってどういう気持ちだろうって話しながら練習していました。
(演者のなかには)小学生の子や大人も居たし、年齢の違いなどもあって、皆で一つの感情の波を作るのがなかなか難しかったんです。でも練習を重ねた甲斐があってどんどん良くなっていって、本番中にもよくなっていくのを感じたくらい練習が活きたなと感じました。
――大勢での掛け合いのシーンが練習がすごく大変そうですね。その練度が本番中でも上がっていくのが分かるのはとても楽しそうですね。上松さんが演じていて好きなシーンはどこですか?
全部好きなんですけど、トムソーヤ冒険団が幽霊屋敷に行って、出会った仲間たちと作戦会議をするシーンが特に好きです。そのシーンは、建物の2階で進んでいて、下では別の物語が進行していました。だからお客さんからはあまり見えなかったかもしれません。みんなでアドリブみたいな感じで話していたのでたまに素の笑いが出たりして、とても楽しかったです。そのシーンを通してみんな仲良くなっていきました。
――楽しそう! お芝居中に素で笑えるシーンなんて少ないですもんね。見ている側もそういうアドリブシーンに気づけたら面白そうですね。
――稽古と本番の違いはどんなところにありますか?
稽古のときは目の前に演出陣の方々が居て下さって、厳しい目で見て下さいます。でも劇場に入るとお客さんがいらっしゃって笑い声やすすり泣く声、子どもたちの応援してくれる声が耳に入ります。お客さんの自然なリアクションから、稽古場とは違い、ここが面白いんだという傾向がつかめます。お芝居が乗っていって一気に進む感じがあるので、本番と稽古ではだいぶ違うなと思いました。
――その場でのリアクションや反応は本番じゃないと感じられないんですね。でもそのぶん緊張したり、演出陣の方々が前にいらっしゃらないことの不安はありませんでしたか?
長い稽古期間があったので、自信をもって本番に臨めました。一番厳しい目で見ていただいていましたし、稽古ごとに毎回演出が変わることもあって、一番いいと思えるものを与えて下さっているなと感じていました。その気持ちのまま台に上がりました。
――練習期間の長さや演出陣の方々の指導が、直接自信につながったんですね。大きな舞台で主役のプレッシャーもあるのにすごいですね。思うようにいかなかったことなどはありませんでしたか?
トムを演じながら、トムをうまく掴めていないなと感じることが多々ありました。演出陣の方々や周りの役者さんたちに支えてもらってやっとトムになれた気がしています。これからはもっと自立して、自分自身が人を支えたいです。
そうなるためためには、もっと経験を積むのもそうだし、私生活でもっと人間力を鍛えないといけない。真ん中に立つには、一番欠けてはいけない部分だと思いました。
――支えられる側でいるだけではなく、自分から人を支えていきたいというのは本当に主人公みたいですね。そのためには私生活からも変えていく必要があるんですね。
――ところで、文芸表現学科で学んだことのうち、演劇に活用できたことはありますか?
台本を読んでいくときに、先生から教えていただいた脚本の構成の仕方を思い出して専門的な角度からの発見がありました。自分の役柄からだけでなく少し引いたところから物語を見れるようになったことは大きかったです。
――物語の中で広い視野が持てるようになったり、専門知識がついたりするのはこの学科ならではですね。それが実践できちんと活かされているんですね。
脚本以外で興味のある学科の学びは何ですか?
全部繋がっているんだなと思います。小説だったら主人公のモノローグがずっと続いているみたいなお話が書けたら面白そうだなと思うし、詩なら心のうちの、言葉に出す次元にまで達していない概念の部分を出してみたいなとか。
――人間の内面や深い部分が書きたいということなんですね。
そうですね。例えば役になりきって演じてる状態で作品を書いたらどうなるんだろうとか思います。
――今後はどんなことを頑張っていきたいですか?
役者って、すでに決められたことを演じるわけですけど、お客さんには、いまここでその人物が考えたり動いたりしているって感じてもらえるような、臨場感のある演技をしていきたいです。ミュージカルならお芝居から自然にダンスや歌に移ったりとか。
――楽しみにしています。上松さんお話ありがとうございました。
なんと、今年の夏にも、同舞台の続編が上演予定され、上松さんが主人公トム・ソーヤ役を続演されることが決定しました!
そのほかミュージカルや舞台公演など様々な機会がございますので、ぜひ彼女の活躍を直接ご覧ください。
(学生ブログライター/新2年生・大杉晴輝 芥川高等学校出身)
トム・ソーヤの大冒険 2024年夏公演情報
2024年7月12日(金)〜15日(月・祝)全6公演
7/12(金)19:00〜
7/13(土)12:00〜/16:00〜
7/14(日)12:00〜/16:00〜
7/15(月・祝)13:00〜
※7/13(土)16:00〜配信用撮影を予定
●会場
ABCホール
〒553-0003 大阪市福島区福島1-1-30
●チケット料金
特別冒険席:10,000円
SS席:前売8,500円/当日9,000円
S席:前売6,500円/当日7,000円
A席:前売5,000円/当日5,500円
B席:前売3,500円
※未就学児、膝上鑑賞無料
※後日、配信公演予定
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