- 2015年11月12日
- ニュース
《ぶげまる15’》第8弾公開!!!
「今週末から卒業制作公演が始まります。
2015年度も舞台芸術学科の授業発表公演を1ヶ月限定でまるまる見せちゃおう企画」
略して
第8弾公開です。
.
今回は
2014年度 2回生 寺田みさこクラス ダンス公演
(2015年1月24〜25日 studio21)
です。
(公開期間12月12日まで)
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mimicry ミミクリー=〔人の声や表情などの〕まね、模写《動物》
〔動植物の〕擬態
このパフォーマンスは(振付、音響、照明などすべてにおいて)
およそ5割が予め決められたものであり、残りの5割は即興によるものである。
「上手く踊る」ことに、ダンスの本当の喜びがあるのだろうか?
私はそうは思わない。ダンスの現場で未知なる自分も含めた〈他者〉に
出会うことがなければ、私は到底こんなに長くダンスを続けることは
出来なかったと思う。
決まった振りを踊るとき、ダンサーは何ヶ月もの時間をかけて
それを繰返し練習するのだけれど、誰しもまずは上手く踊ろうとする。
それは間違いなく歓迎すべき態度である。
しかし「上手く踊る」ことは最終目的なのではなく、プロセスであり手段である。
そのたゆまぬ反復の先に、満を持して現れる身体こそが目的である。
言ってみれば、そんな身体こそ出会うべき〈他者〉なのだ。
即興で踊るとき、ダンサーは自分の身体だけを道具としてフロアに放り出され、
刹那の選択を迫られる。
衝動的に、あるいは迷いを無理矢理振り切って手を、足を動かしてみる。
届かないかもしれないところまでリーチを伸ばそうとした時、
ふいに何かがスルンと剥がれ落ち、見たことのない身体が現れたりする。
振付と即興、その方法は違えども、恐れを抱きつつ未知の場所へと向かう意思を
持った身体に出会うこと、それは正しく私にとってのダンスの喜びなのだ。
演出・振付 寺田みさこ
(当日パンフレットより)
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どうぞ、ご覧下さい。