- 2016年3月1日
- 日常風景
2月29日 卒展ツアー
今日で2月も終わり、明日からは3月になります。
卒業や進級の日がどんどんと近づいてきています。
そんな今日は朝の時間に子どもたちと一緒にお雛様を床の間に飾りました。
そして今年も京都造形芸術大学の卒業制作展が始まりました。
そこで、今日は年長と年中年少の2チームに分かれて学生さんの作品を見に行きました。
今回は年長チームの様子をお伝えしたいと思います。
まずは年長の子どもたちはオーブで展示されている作品を見に行きました。
ワークショップのブースがあることを知り、「やってみたい」「今はできないの?」など会話をしながら見ていきます。
オーブには大きな作品がたくさん飾られていて、子どもたちも見入っていました。
こちらの青い絵は絵の具が厚く塗られていて、少しキラキラとラメが光っていました。
その絵を見て「スターウォーズみたい」「ボコボコしてる。触ってみたい。」などと子どもたちは話していました。
そしてその後はピロティの作品を見て、至誠館に展示されてあるこども芸術学科の作品を見に行かせてもらいました。
今日は実際に学生さんがお出迎えをしてくれ、子どもたちと学生さんが対話をする時間を設けました。
まず、山にいる生き物を表現している作品。
そこで、ある女の子が学生さんに尋ねました。
「本当にこの子はお山にいるの?」と聞き、「いるかもしれないよ」と学生さんからの言葉に「そしたら瓜生山にもいるのかな」と言っていました。
「もしかしたら出会うかもしれないから、もう一度ちゃんと覚えておこう」とスタッフと話し、「紫色のお鼻で目は黄色で・・・」と。
今度瓜生山で遊ぶ時には、もしかしたら出会うかもしれませんね。
そして、他の学生さんの作品を見ていると、なんと動物園がありました。
飼育員のお兄さんがいて、3人ずつ動物園に入っていきます。
ふわふわとした綺麗な色の動物たちを優しく撫でて、楽しかったようです。
最後はこちらの作品。
「目がいっぱいあって、少し怖い」と言った声も聞こえましたが、学生さんに質問をしたり、「ここにも目があるよ」と子どもの目線から気づいたことを教えてくれました。
今回はスタッフが中心ではなく、子どもたちと学生さんの対話する時間を大切にしました。
普段、作品を見ることはあっても制作者の方とお話する機会はあまりありません。
今日はこども芸術学科の先生方、学生さんたちの協力がありこのような時間を過ごすことができました。
まだまだ卒業制作展は続きます。
いろいろな作品を見て、子どもたちがどのように感じたのか、子どもの声を拾っていきたいです。
こども芸術学科のみなさん、ありがとうございました。
(小林織香)